ミュージカル『ソーホー・シンダーズ』 撮影:岡千里
2021年11月3日(水・祝)に埼玉・東松山市民文化センターにて、ミュージカル『ソーホー・シンダーズ』が開幕した。本作は、プレビュー・埼玉公演を皮切りに、名古屋・山口・香川・大阪・神奈川、そして11月25日(木)から12月12日(日)まで、東京・紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAにて上演する。
本作の楽曲を手がけたのは、ミュージカル『メリー・ポピンズ』の追加楽曲や、日本でもたびたび上演されているミュージカル『ホンク』』などで知られる作曲家ジョージ・スタイルズと作詞家アンソニー・ドリューの名ソングライター・コンビ。2011年にコンサート版としてウエストエンドで産声を上げ、翌年にはオフ・ウエストエンドのソーホー劇場でミュージカル版として上演された。
童話「シンデレラ」を下敷きに創作された物語は、ロンドンの街・ソーホーを舞台に、今にも踊り出したくなるほどカラフルな楽曲で綴られる、現代版のシンデレラストーリー。いじわるな義理の姉妹にいじめられながら日々つましく暮らす青年・ロビーと、市長選の候補者であるジェイムズ……という、境遇も置かれた立場も全く違う2人のある恋の物語に、政治やスキャンダルといった様々な問題を織り交ぜながらも、その軸には純真な愛情が、爽やかに描き上げられている。
翻訳・訳詞は、『ビリー・エリオット』『メリー・ポピン』』など数多くのミュージカルの訳詞を手掛けてきた高橋亜子。演出は、劇団エムキチビートを主宰し、新進の演出家・脚本家として活躍する元吉庸泰。初演に続くクリエイター陣で、瑞々しい言葉でバイタリティあふれる登場人物たちが生き生きと立ち上がる。
主演の主人公・ロビー役は、前回から続投の林 翔太が演じる。そして、ロビーの恋人ジェイムズ役は、こちらも続投となる松岡 充が務める。ミュージカルからストレートプレイまで様々な作品での活躍に注目を集める林と、アーティストとして、俳優として、多彩なフィールドで唯一無二の存在として輝き続ける松岡。初演よりもさらに深めたコンビネーションで、仲睦まじい恋人同士を体現。
共演に、東山光明、綿引さやか、西川大貴、豊原江理佳、菜々香、青野紗穂、さらに、水 夏希、松村雄基といった、実力派キャストで上演する。
ミュージカル『ソーホー・シンダーズ』 撮影:岡千里
ミュージカル『ソーホー・シンダーズ』 撮影:岡千里