L⇒R:杏里、林哲司、竹内まりや
10月22日(金)からテレビ朝日系列で放送されている相葉雅紀主演の金曜ナイトドラマ『和田家の男たち』。その主題歌「Watching Over You」を歌う謎のユニット、Peach&Apricotの正体が発表された。
ユニットの正体は、シンガーソングライターの竹内まりやと杏里。2人がユニットを組むのはもちろん初めての試みになるが、実は2人は1978年デビューの同期であり、兼ねて“2人で何か面白いことをやりたい”と話し合っていたという。
日本ポップス界のレジェンドともいえる女性シンガーソングライター同士の豪華ユニット結成は奇跡とも言えるだろう。
なお、ユニット名Peach&Apricotの“Peach“は竹内まりやの代表曲「不思議なピーチパイ」から、“Apricot“は杏里の1stアルバムのタイトル『Apricot Jam』からとられている。
今回の主題歌「Watching Over You」は作詞を竹内まりやが担当、作曲と編曲は作曲家の林哲司が手掛けている。
林哲司と言えば、竹内まりや「SEPTEMBER」、上田正樹「悲しい色やね」、杏里「悲しみがとまらない」、杉山清貴&オメガトライブ「ふたりの夏物語」など80年代の音楽シーンに数々のヒット曲を送り込んだ、言わずと知れた日本を代表するレジェンドだが、近年はジャパニーズ・シティ・ポップのリバイバル・ブームで大ヒット中の、松原みき「真夜中のドア~Stay With Me」の作曲家としても有名である。尚、林哲司と杏里のタッグは「YOU ARE NOT ALONE」以来38年ぶり、竹内まりやとは「イチゴの誘惑」以来、実に40年ぶりとなる。
ジャパニーズ・シティ・ポップ・ブームが全世界的に勢いを増す中、シーンを象徴、牽引する「プラスティック・ラブ」の竹内まりや、そして「真夜中のドア~Stay With Me」の林哲司、「キャッツ・アイ」や「悲しみがとまらない」などの大ヒット曲を連発、近年の「Remember Summer Days」の再評価もありシーンでの重要な役割を担う杏里という、奇しくもジャパニーズ・シティ・ポップを代表する豪華な3人による楽曲となった「Watching Over You」。やさしい曲調ながら、絶妙なポップ・センスを感じる、遊び心溢れる大人のシティ・ポップとなった。
「Watching Over You」は本日24時より各配信サイトにて配信される。
■竹内まりや コメント
今回ドラマ主題歌のお話が来た時、主人公役の相葉君を優しく見守る立場から歌う大人のシティ・ポップにしたいと考えました。ちょうど同期デビューの杏里と何か一緒にやろうかと電話で話していた矢先のことで、それならば作曲はぜひ林哲司さんで!とお願いしたところご快諾いただき素敵なメロディを書いて下さいました。杏里の歌声とはぴったりで、さらに山下達郎のギターも入り、めでたくPeach&Apricot構想は実現しました。不安な時代を生きるみんなを励ますような、ちょっとおしゃれなエールになればと願っています。
■杏里 コメント
このような大変な時代だからこそ、素敵な大人の遊び事を、音楽を通じてたくさんの方にお届けできたらとの気持ちで、Peach&Apricotに参加させていただきました。遊び心に溢れた曲でありながら、母のような眼差しで主人公を見守る、
まりやさんらしい優しさの中で、静かに背中を押してくれる、とても暖かく、気持ちをポジティブにしてくれる応援歌のような歌詞が、きっと皆さんの心に響くのではないでしょうか。林哲司さんのメロディも心地よく、キャッチーなフレーズ満載です。
■林哲司 コメント
僕の代表曲を歌ってくれているお二人に向けての新曲、予想もしなかった豪華な共演!その作品を書くプレッシャーは大変なものでした。が、まりやさんの明確な要望に、シティ・ポップ感溢れる作品が完成しました。
まりやさんと杏里さんの息もぴったりで、傍目から見ているこちらも思わず「ブラボー!」と叫んでしまいました(笑)。さらに山下達郎さんがギターで加わってくれて、僕もそれに応えるようにミュートギターを加えました。色々な世代の方たちに楽しんでいただければと思います。
■相葉雅紀 コメント
この曲をお聴きして、まりやさんが、ドラマの脚本を深く読み込んでくださっているのが伝わってきました。
演じている側として身を委ねたいなと思うくらい、包容力のある優しい歌詞、新しさと懐かしさが交錯する、
まさにシティ・ポップな曲調。この主題歌は、ドラマに本当にぴったりと寄り添ってくれています。
まりやさんと杏里さんのお二人の声を一緒に聴くことができる贅沢さは、本当にオンリーワンですね!
コーヒー好きな僕のために、歌詞に「カフェ・ラテ」と入れてくれて、嬉しかったです。