Mia REGINA
アニメ『アイカツ!』の歌唱担当、STAR☆ANISとして活動していた霧島若歌、上花楓裏、ささかまリス子の3人で結成されたMia REGINA。8月に結成5周年を迎えた今年、TVアニメ『逆転世界ノ電池少女』OP主題歌「Fever Dreamer」をリリース。懐かしさと力強さを感じる楽曲の聴きどころやアーティスト写真で着ているメイド服の理由、5周年を迎えての変化やこれからやりたいことなど、じっくり訊いてきた。
秋葉原ディアステージで、長く務めていた3人
――SPICE初登場ということで簡単に3人の関係性や略歴からお聞きかせください。もともと『アイカツ!』の歌唱担当、STAR☆ANISとして活動しているなかで結成されたMia REGINAですが、どういった経緯があってこの3人になったのでしょうか。
霧島若歌:『アイカツ!』のアニメ本編で後輩の子たちが活躍しはじめて、STAR☆ANISの活動がだいぶ落ち着いてきた頃にこの3人が選ばれて、改めてランティスさんからデビューしませんかというお話でした。
――当時から仲が良かったとか、一緒に歌いたいという話が出ていたとかは。
ささかまリス子:STAR☆ANISは全員が秋葉原ディアステージというお店で働いていたので、10年近く全員一緒にいたんですね。そのなかで長く務めていた3人なので、たしかにより仲は良いかもしれないですね。関わりは、他のメンバーが8年だとしたら10年くらいいるので(笑)。時は経っています。
――そういった長い時間一緒にいるなかで、3人の中でプライベートや音楽活動で役割分担みたいなものはできていたりしますか?
リス子:音楽に関しての役割分担が分かってきたのは最近な気がするんですけど、人間的な役割分担でいうと、若歌様はライブを盛り上げるとか地図を読むとか、そういう特攻隊長的なところがあって。楓裏さんはどっしりと落ち着いているんですよ。しゃべらないですけど、あまり。でも安心感があるかなという感じですかね。
若歌:二人が慌てていても、楓裏さんが落ち着いてくれているとちょっと安心できるというか。全員が慌てちゃうとバタついてしまうけど、そういう安心感があります。
リス子:あとは、ゲームが得意だったりとか。私達が知らない文化を黙々と一人で開拓しているので、なんかすごいびっくりします。
若歌:リス子がライブのアイデア出しだったりとか企画系でかなり率先して動いてくれるブレイン的な感じで動いてくれるので、すごく助かっています。
――楓裏さんから見ていかがですか?
上花楓裏:同じ感じなんですけど(笑)。
――一つのことを突き詰めてビックリすると言われていましたけど、「これは驚かれたなあ」と記憶にあるものはありますか?
楓裏:気になったものを楽しんでいるので。私的には、興味があったものをやっているので。
――自分では普通のことだけど、なぜか驚かれるみたいな。
楓裏:そうそう。
若歌:突き詰める感じがけっこうオタク気質というか。しっかり下調べをしたりとか、実際に足を運んでみたりとか。あとは好きでいる期間も長くて。どっしり好きなものをどんどん掘り下げていく力がすごいと思います。
――こんな深入りしたのか! みたいな。
若歌:ありますね(笑)。
霧島若歌
アニソンシーンのなかでの存在感…「出せてるといいんですけど」
――Mia REGINAというユニット名は「私の女王」という意味の造語ですが自分たちで「女王」を名乗るのってけっこう勇気が必要だったりしたのかなと。
リス子:『アイカツ!』からだったので、プリンセスじゃなくてクイーンみたいな。年齢感を上げたかったというか、落ち着きを出したかったので「女王で行きましょう」と(笑)。
若歌:『アイカツ!』でけっこう明るいアイドルというイメージがあったと思うんですけど、実際の私達はけっこう大人だったりとか、性格もそんなにキャピキャピしていないタイプの3人だったので。アイドルらしさみたいなものを求められるのは違うよねという話になって。そういうイメージを持たれないためにはMia REGINAという女王を名乗って。カッコよく行こうじゃないかという狙いもありました。
――8月に結成5周年を迎えましたが、女王の名前がよりしっくりくりようになったという感覚はありますか?
リス子:最初の頃よりは女王らしい落ち着きは出てきたかなぁ? Mia REGINAのMiaは「私の」という意味なので、身近な女王ではあります!
――キャリア的に考えるとSTAR☆ANIS時代を除いても5年も経つとけっこうアニソンシーンの中でも存在感が出てくると思うのですが。
若歌:どうなんですかね、出せてるといいんですけど。
――長く活動していて、受け入れられ方の変化みたいなものを感じることはありますか?
リス子:今、アイドルの子たちも「声優になりたい」とか「アニメが好き」という子が増えてきている気がします。その面で、同じ夢を掲げている人は多くなったかもしれないですね。
――たしかに。ディアステージでもランティスでも後輩にあたるARCANA PROJECTの皆さんもアイドルでありつつアニソンシンガーでありつつみたいなところがありますよね。
リス子:たしかに、それぞれ目指すものがアイドルだったりアニソンシンガーだったり、バラバラな気もしますけどそれが変じゃなくなった世の中になったんですかね(笑)。
――ディアステージらしさが浸透していったというか、好きなものを突き詰めていく姿勢が受け入れられやすい世の中になってきたと言えるかもしれませんね。
リス子:そうですね。
上花楓裏
「Fever Dreamer」初披露はクラブイベント「みんな踊っててビックリした」
――ここからは、TVアニメ『逆転世界ノ電池少女』OP主題歌「Fever Dreamer」についてお聞きしていこうと思います。第1話では、すごく良いところでかかっていましたが、ご覧になっていかがでしたか?
リス子:熱いですよね。ストーリーの内容は文面では読んでいたんですけど、第1話らしい1話というか。作品のなかでも言っていた「巻き込まれ系」のロボアニメ主人公の話だなと思ったのと、私は『マクロス』とか『ガンダムSEED DESTINY』で育っているので、劇中で曲が流れるというのが本当に嬉しくて感動しました。
楓裏:けっこうロボットっていうイメージが強くて、カッコいいなと思って観ていました。曲が流れたときは、尺がピッタリ入っていてすごいなと思いました。
――アガりますよね。
楓裏:ふふ(笑)カッコよかったです。
若歌:ロボットアニメですけど、ロボットの造形、デザインがSDに寄っている感じで、ちょっとかわいらしさもありつつカッコいいみたいな。アニメの内容もオタクくささを前面に出してみた感じで。それが今回の「Fever Dreamer」も“少し前の流行のアニメソング”というイメージで制作していたのがピッタリハマったなと思いました。(アニメの)オープニングでもあるし、戦闘シーンで流れてもハマる、いい曲ができたんじゃないかと思います。すごい嬉しかったです、「ここで流れるんだ!」みたいな。
――録画で観たんですが、もしかしてうまく録れてなかったのかなと少し不安だったんですけど、本編が長いスペシャルな構成だったという。
若歌:最近流行りの、第1話はエンディングでオープニングが流れるパターンかと思いきや。
――それとも少し変えてきた感じで驚きました。皆さん、曲をもらったときの第一印象はどうでしたか?
リス子:間奏が無いなと思いました(笑)。間奏がなくてずっと歌で、全部サビかな?っていうくらいインパクトがある曲になっているので。歌詞の文字データで見た時、サビが長いのが印象的でしたね。それが、アニメの映像と合わさったときにサビが印象的になるのが想像しやすいみたいな。
楓裏:カッコいい曲だなと。早いので難しい曲かなと思いました。
――レコーディングはいかがでしたか?
楓裏:ギリギリ大丈夫でした(笑)。
若歌:リス子と同じで、ずっとサビだなって思いました(笑)。キャッチーというか。早い曲だから一瞬で通り過ぎてしまうんですけど、終わってからもずっと頭の中でサビがループしちゃうというか。どことなく耳に残る曲調だったりフレーズだなって。
――Aメロ:Bメロ:サビが、2:2:10くらいの、かなり偏った割合ですよね。この構成はなにか話し合って決めたんですか?
リス子:そこまでの話はしていないと思うんですけど、1回プロデューサーの方から「これ、AメロとBメロ短すぎるかな?」って言われて(笑)。心配そうに意見を求められたことはあるんですけど、そのままで良いと思いますと。たぶん、みんな同じ気持ちだったんじゃないかな。
若歌:ロボットアニメはサビがカッコいい! みたいな。
――サビ頭の「We are ready!」が「ミアレジ」って聴こえたのは、狙っているんですか?
リス子:聴こえますよね(笑)。レコーディングの時はぜんぜん意識していなかったんですけど、MVを観たときに思いました。
若歌:あ、聴こえるなって思いました(笑)。
――秋葉原MOGRAで行われた『かっこいいアニソンがかかるイベント』で初披露されました。人前で一発勝負で歌ってみてレコーディングと印象が違ったところはありました?
リス子:ダンスがなかったので、今回は歌に集中して行こうみたいな作戦でした。
――本来だったらダンスもつくと。大変ですよね。
リス子:そうなんですよ。リリースイベントは大変なんじゃないかなって思います。
楓裏:みんな踊っててビックリした。すでにMVで予習してきてくれてたんだなと思って。
リス子:楽しいイベントでした。
ささかまリス子
「ドンドンドンと攻めていく感じになっているのがいいな」
――歌詞に関しては皆さんどういった印象がありました?
リス子:「夢をなくすな」というようなテーマの作品なので、劇中のちょうどいいところで「無謀なほど夢を 巻き起こせ」と流れて感動しました。サビでは攻めるぞという感じなんですけど、AメロBメロでは情感たっぷりで歌える歌詞だなと。
若歌:往年のザ・アニメソングという印象で作ってもらった曲だったので、サビの最後の「誰も邪魔させないから 君の今を生きろ」っていうところで熱いメッセージがガン!と詰められている気がして。
リス子:林原(めぐみ)さん感がある。
若歌:そうそう。『スレイヤーズ』とか思い出して熱い気持ちになりましたね。
――たしかに「Give a reason」とかそうですよね。
若歌:本当に、メッセージ性みたいなものをそこまで感じさせないんだけども、この1行に込められている気がして。歌うときもめちゃめちゃガンガン行きます。
――1体に複数人乗り込むタイプのロボットという部分で、3人で歌うMia REGINAと重なる部分もあるのかなと思いました。3人いるからできる表現と感じているところはありますか?
楓裏:けっこうサビがたくさんあることもあって、ドンドンドンと攻めていく感じになっているのがいいなと思いました。
――息継ぎの心配とかもせずに。
若歌:3人で歌っている部分って英語の部分と、最後の「君の今を生きろ」だけなんですけど、それ以外の部分をソロで分け合っているところも、3人がどんどん攻めていく感じがします。より言葉が伝わりやすいというか、意思が伝わりやすいなって思いました。それはたぶん3人で歌っているからこそなのかなと。たぶん、一人で全部歌っていたら、なんかサラーっとしちゃうのかなと思うんですけど、そこにメッセージを込められる気がします。
リス子:フレーズを短く割り振られているところもあるので、全体の流れで。私はけっこうミュージカルが好きなので、ストーリーみたいな感じで歌を作りたくなるんですけど。この曲は、ここを割り振られたから、ここに情熱を注ぐぞみたいな。どこを切り取られても違う見え方ができる曲になったかなと思います。ここだけだとこう聞こえる、みたいな可能性が増えた感じがしました。
Mia REGINA「Fever Dreamer」アニメ盤
MVは「新しさもありつつ、平成の良さも取り入れつつ」
――楽曲ではそういった熱さを出す一方で、衣装がメイド服というのは面白い組み合わせですね。
若歌:作品が、秋葉原が舞台というか。オタク文化をフィーチャーした作品だと聞いて。それでMia REGINAを選んでいただいた部分もあるのかなと思いました。秋葉原といえばなんだろうと考えたときに、やっぱりメイド喫茶?と、なり。作品的には荒廃した世界観だったりもするので、光沢のある素材などでカッコいい戦うメイドさん風にしました。
リス子:アーティスト写真を見たファンの方からも言われました。メイド服っぽい衣装だからどんな曲だろうと思ってたけど、MV観たらこんな曲だったのか!と思ったって。
――MV撮影で印象に残っていることはありますか?
リス子:ハコの中で踊るよとなっていたので、練習のときと違って本番では上に枠があるから当たらないように気をつけて踊りました。壊したら大変だから、ビクビクして踊っている部分があったなと思いました。
――いつ頃撮影だったんですか?
リス子:それ聞きます?ビックリするほど昔です。
若歌:2月。
――2月!? それはビックリしました。
リス子:クリスマスくらいから作っていたので。
若歌:MVのイメージもちょっと前のJ-PopのMVとかを参考にしたりしたんですけど、昔のMVってけっこうハコに入ってるんですよ。
――ああー! たしかに。MVじゃなくてPV(プロモーションビデオ)と呼ばれていた頃ですね。
若歌:ハコ、もしくは天井が低い。みたいな(笑)。あとはけっこうアオリ。下から脚をなめるようにグワァッと撮るカットが多くて。下からのアオリの映像を作ろうみたいに言われたんですけど、下からできれいに撮られる自信がないので、控えめにしてもらいました(笑)。
――意見を出し合って作ったということで(笑)。映像にブラウン管のようなエフェクトがかかっていたりもしますよね。
若歌:MVの制作をしてくださったチームが、皆さん若い世代の方だったんですけど、イマドキの方が思う平成や少し昔のMVというイメージですかね。新しさもありつつ、平成の良さも取り入れつつみたいな。ちょっと不思議な感じになっています。今どきっぽいエフェクトが入っていたり。
――レトロな感じも出しつつ、動きに合わせて線が描かれたり。
若歌:動くたびに、いっぱいついてきて。言ってくれればもっと動いたのに! って(笑)。そういうあたりが見どころなのかなって。
――ちょっとディストピア感があるのが独特ですよね。
若歌:アニメっぽいですよね。
Mia REGINA「Fever Dreamer」アーティスト盤
C/w「Heartbeat again」は「交感神経が高ぶりすぎて、落ち着かせるのが大変」
――カップリングの曲「Heartbeat again」ですね。デジタルサウンドという面では「Fever Dreamer」と共通しつつ、こちらはストリングスが入って爽やかさも加わっています。こちらも『逆転世界ノ電池少女』の世界観に近かったりするのかなと思ったのですが、どういったイメージで作られたんでしょうか。
リス子:『逆転世界ノ電池少女』の世界というわけではないのですが、私達が聴いていた世代のアニソン感という意味では表題曲と同じですね。まさに恋い焦がれたアニソン、ド直球な感じの。
――ストロングスタイルですよね。歌っていていかがでしたか? まっすぐな歌詞もすごく良いですよね。
リス子:畑(亜貴)さんが私達に書いてくださるのは3曲目かな。いつも、もがいて悩んで夢に向かっている感じを描いてくださって。それが「私達ってこう見えているんだ」と思うんですけど、しっくりくるのですごいなと。
――「こう見えているんだ」というのは、どういう意外さでしょう。
リス子:思っていたとしてもツイッターとかに書いてもいないし、畑さんに「言ったっけ?」っていう感じの驚きですかね。
――見透かされているような感覚ですかね。
リス子:そうですね。
楓裏:この曲は歌っていると交感神経が高ぶりすぎて、落ち着かせるのが大変です。歌っていて「うわー!」ってなりすぎちゃうので、どうしようと。落ち着かせつつ歌っています。
――それだけ歌っていて気持ちが込められる歌詞になっていると。
若歌:最初に聴いたとき、ヤバい!と思いました。当時のアニソン感がありつつちょっとシンフォニックな感じも入れたいと話していたので、まさにこれだなと。なんか、めちゃくちゃ楽しかったです、レコーディングが。勢いが上がりすぎちゃって。より良いものを!より良いものを!みたいな(笑)。普段はサビとかも「もうちょっと落ち着いて録りましょう」みたいなやりとりがあるんですけど、勢いで進んじゃうみたいな。
――まさに歌詞にもあるとおり「高まれ Heartbeat」と。
若歌:本当に。歌い終わったあとに、腹筋がめちゃくちゃ痛くて。すごい体力を使った感じ。カロリーを使いました。あと、俊龍さんにも一度曲を書いてもらいたいと思っていたので、それもすごく嬉しかったです。
――こういう曲調は俊龍さんの十八番というイメージがありますね。
若歌:もう大得意ですよね、みたいな(笑)。
リス子:XELIKさんという方に編曲していただいたんですけど、神田ジョンさんのギターがずっと泣いていて。そこが悲哀感があっていいなと。
――今回の2曲、かなり良いものができたという手応えがありそうですね。
若歌:そうですね。アニソンだったりアニメが好きな方だったら、気に入っていただける曲にどちらもなったんじゃないかなと思います。
多くの方にアニソンアーティストとして知ってもらえる時期なのかな
――先程、振り付けを交えて披露するときは大変そうだというお話がありましたけど、これからリリースイベントやライブの予定などはあるのでしょうか?
若歌:リリースイベントも予定していますし、12月に『京(みやこ) Premium Live』に出させていただくことが決まっています。3daysあるなかで、私達が出る12日に『電池少女』のエンディングテーマを歌われている鈴木愛奈さんも出られるので、もしかしたらOP/ED両方聴けちゃうんじゃないの?と思ってわくわくしています。
――コロナ禍でイベントが思うようにできない時期も長かったと思うのですが、これからまた動き出してくというところですかね。
リス子:ようやく有観客でのライブが解禁されはじめたので。『かっこいいアニソンがかかるイベント』が久しぶりの有観客だったんですけど、こんなに楽しいかと思って驚いたので。せっかくだからパワーアップした姿を見せたいなと思うので、ぜひライブに来ていただければと思います。
楓裏:ライブが観たいという方も多いと思うので、みんなが楽しめるライブができたらなと思います。
――結成5周年を超えて、コロナも一旦落ち着きを見せている今。こういうことをやりたい、こういうところでやりたいという夢など教えていただければと。
若歌:5周年を迎えての転機というか。今年の頭に『ANIMAX MUSIX』のステージに立たせていただいて以降、ちょうどいいタイミングで『白い砂のアクアトープ』のエンディングテーマとして「月海の揺り籠」というすごく良い曲をいただいたり。今回の『Fever Dreamer』のようなカッコいい曲もいただけて、そのタイミングで『かっこいいアニソン~』や『京 Premium Live』といったライブへのお誘いが増えているのがすごく嬉しくて。Mia REGINAがようやく、より多くの方にアニソンアーティストとして知ってもらえる時期なのかなと思っていて。そのいいタイミングでこの2曲ができたので、ここで一気にライブとかで聴いていただいて「こんな良い曲あるんだ」と知っていただけたらいいなと思います。
楓裏:けっこうこのコロナ禍で、地方の方とかがオンラインでしか観てないという人が多かったので、各地に行って観ていただけたらなと思います。
リス子:2つあるんですけど、1つはアニソンフェスに出たいということ。もう1つは、コロナ禍の配信とかで自己発信でやっているアーティストさんが増えたりしたのもあって。私達もMia REGINAならではのことをやりたいと思っていて。メンバープロデュース公演とかやりたいなと思いました。
――選曲だけでなく演出とかも含めて、ささかまリス子プロデュースで。
リス子:映像を使ったりしつつ、アコースティックの演奏パートもありとか。なんでもやりたい世界観を表現できるように。配信もしたりとか。配信でコラボすることも今はできるんだなと気づいたので、可能性は広がったなと。
――楽曲の幅がすごく広いですもんね。昨年9月のアルバム『MIAUSEUM -キュレーション-』の楽曲もあまり披露する機会はなかったと思いますし。
リス子:「I got it! 」(TVアニメ『天晴爛漫!』OP)以降できていないので、ライブができるようになってくれたらいいなと思っています。
聞き手・文:藤村秀二