スティング、5年ぶりアルバム「ザ・ブリッジ」本日発売「また日本の皆さんの元を訪れることを楽しみにしています」
グラミー賞受賞17回を誇るスティングのニュー・アルバム「ザ・ブリッジ」が本日リリースされた。オリジナル・アルバムとしては「ニューヨーク9番街57丁目」(2016)以来5年ぶりの新作である。
ロックなオープニング・ナンバー「ラッシング・ウォーター」、ポップなラヴソング「イフ・イッツ・ラヴ」、そしてジャズ、クラシック、フォークなど40年以上に亘るキャリアを通じて探求されてきた様々なスタイルやジャンルを反映した、スティングの真髄といえるサウンドが展開され、作曲家としての多才で多様な能力が最大限に示されている。
世界的規模のパンデミックによるロックダウン中に制作/録音、その多くをリモートで行った「ザ・ブリッジ」のテーマは“離れ離れになった人々の間に橋を架けること”。スティングはスタジオに信頼を寄せるミュージシャンたちをリモートで集め、作業を進めた。メンバーはドミニク・ミラー(G)、ジョシュ・フリーズ(Ds)、ブランフォード・マルサリス(Sax)、マヌ・カッチェ(Ds)、バック・ヴォーカリストのメリッサ・ムジーク、ジーン・ノーブル、ジョー・ローリー、ライラ・ビアリなど。プロデュースはスティングとマーティン・キーゼンバウムが手掛けた(「ラヴィング・ユー」のみ、スティング、マヤ・ジェーン・コールズ、マーティン・キーゼンバウム)。
セシル・シャープの「イギリス民謡集」に収録されたフォーク・バラッドの謎多き起源についての考察から、J. ロバート・オッペンハイマー、ノーザンブリアのローマ史、イエスの使徒の聖トマスまで、「ザ・ブリッジ」を作り上げる影響は多岐に亘る。アルバムに掲載されたスティング本人によるライナーノーツや、日本盤デラックスのDVDに収録されたインタビューと共に、アルバムを聴き込むことができるだろう。
スティングはライヴを再開した9月末から、毎週、公式サイトで週間web TVシリーズ「On The Bridge」を公開していた。アルバムのプロモーション、公演、リハーサル中の様子を見られる2〜3分間の動画で、最新エピソードでは10月29日の「マイ・ソングス:ザ・ラスベガス・レジデンシー」初日公演の様子が紹介されている。
スティングから日本へのメッセージ
日本の皆さんこんにちは、スティングです。古くからのミュージシャンの友人たちとリモートでレコーディングしたニュー・アルバム「ザ・ブリッジ」がリリースされました。皆さんに聴いて、楽しんでいただけたら嬉しいです。また皆さんの元を訪れることを楽しみにしています。