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元宝塚歌劇団月組トップスター・龍真咲、1年9ヶ月ぶりのコンサート『はるかそよかの音楽に恋してmeets龍真咲』出演に「やっぱり日本ええわぁ」

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『はるかそよかの音楽に恋してmeets龍真咲』

『はるかそよかの音楽に恋してmeets龍真咲』

姉妹音楽家の林はるか(チェロ)と林そよか(ピアノ)、元宝塚歌劇団月組トップスター・龍真咲をゲストボーカルに迎えるクラシックコンサート『はるかそよかの音楽に恋してmeets龍真咲』が2022年2月19日(土)に大阪サンケイホールブリーゼで開催される。その記者会見が11月25日(木)におこなわれ、林姉妹と龍が登場した。

『はるかそよかの音楽に恋してmeets龍真咲』

『はるかそよかの音楽に恋してmeets龍真咲』

2001年に宝塚の舞台を初めて踏んだ龍は、2016年『NOBUNAGA<信長>―下天の夢―/Forever Love!!』での織田信長役をもって宝塚歌劇団を退団。以降はミュージカルなどで活動していた。今回の公演は、1年9ヶ月ぶりの公のコンサートの場となる。

龍真咲

龍真咲

龍は「これまでは舞台側の気持ちで(舞台を)観ることが多かったのですが、今年に入ってからお客さんとして観られるようになり、自然と心が躍ったり、感動できたりするようになったんです。そのきっかけとなったのが、9月に箕面でおこなわれた、はるかさん、そよかさんのコンサート。演奏を観て「また歌いたい」と思い、ご縁もあってそれが実現しました。宝塚は4月仕切りなので、来年2月はまだ初舞台から20周年の時期。この歌いたい気持ちを大事にしていきたいです」と経緯を説明。

林はるか

林はるか

続けて龍は、「確かに公のコンサートは1年9ヶ月ぶりなのですが、その間も小さい規模のライブやラジオのパーソナリティはやっていました。だから「なぜ空白期間と言われるんだろう」と思っていたのですが、先日、Wikipediaを見たら「活動休止中」と書かれていて。だからそう言われるんですね」と集まった記者陣を笑わせた。

林そよか

林そよか

タカラジェンヌ時代の公演を見直すこともあるそうで、「あのときの自分に「もっとこうした方が良いよ」と言いたくなるときがあります。あとトップスター時代より、2番手、3番手の頃の方が実は丁寧に歌えていたことに気が付いて、反省もしたり。「どうやってトップになったんだろう」と分析しています」とかつての自分の姿について語った。

 
龍真咲

龍真咲

『はるかそよかの音楽に恋してmeets龍真咲』は第1部が林姉妹による演奏。第2部に龍が登場し、チェロ、ピアノとの三重奏が披露される。そよかは、「龍さんと三重奏をするために、大好きな曲を新編曲しています」と現在作業に没頭中。また演奏の合間には、鉄道好きのはるかにちなんだトークや演奏のコーナーも用意。会見中、はるかから「大阪環状線も、新今宮駅ではドヴォルザークの「新世界より」が流れているんです。実はドヴォルザーク自身も鉄道好きで」と鉄道話が飛び出す一幕も。

龍は現在、日本とモナコの両方に滞在しているそうで「私にとって20周年は、これからも活動を継続していくエールみたいなもの。海外と日本の(滞在の)バランスが不定期ではあるのですが、自分の歌を聴きたいという方たちのハートをキャッチしていきたい」と話し、「やっぱり日本ええわー」と関西弁で地元に帰ってきた実感を噛み締めた。

林はるかと林そよか

林はるかと林そよか

今後の活動については「宝塚を退団するときに「一曲、作詞をしてみませんか」と言われたことがあったのですが、書いてみたら絵日記みたいになってしまった。でも20周年を節目にオリジナル曲を書いてみたいです」と作詞活動にも意欲を示した。

文=田辺ユウキ 撮影=田浦ボン

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