(上段左から)クリスティーン・ガーキー(ソプラノ)、ジョイス・ディドナート(メゾソプラノ)、ブランドン・ジョヴァノヴィッチ(テノール)、エリック・オーウェンズ(バス・バリトン)(下段)MET オーケストラと音楽監督ヤニック・ネゼ=セガン
2022年6月、東京・兵庫にて、『ヤニック・ネゼ=セガン指揮 METオーケストラ来日公演』の開催が決定した。
ニューヨーク・メトロポリタン歌劇場(通称:MET)は、1883年に創立。リンカーンセンターへ移転後、劇場を支える“METオーケストラ”は、当初オペラやバレエの演奏に限られていたが、1972年初代音楽監督となったラファエル・クーベリックの時代を経て、76年ジェイムズ・レヴァインが音楽監督に就いて以降、シンフォニー・コンサートも積極的に開催。オペラ界屈指のオーケストラと合唱団の地位を築き上げ、世界最高の歌手が集まる歌劇場として名声轟かせ、新人アーティストの発掘と育成にも尽力する最高峰のオーケストラとして、世界中のファンを魅了し続けている。
近年では最新シーズン・オペラを上演からわずか数週間後に日本語字幕付きで楽しむことができる「METライブビューイング」の上映も行われており、こうした取り組みからも、オーケストラの優れた演奏を体感でき、日本のファンから絶大な支持を得ている。
今回の来日公演の指揮を手掛けるのは、2018年に若干43歳にして音楽監督に就任した当代随一の人気を誇る指揮者ヤニック・ネゼ=セガン。海外の名門オーケストラとの日本公演でも、多くの聴衆から好評を得ており、日本で待望のオペラ作品の指揮に期待が膨らむ。
そして最注目は、METの常連であり、世界中の有名歌劇場で活躍を続ける錚々たる人気歌手、クリスティーン・ガーキー(ソプラノ)、ジョイス・ディドナート(メゾソプラノ)、ブランドン・ジョヴァノヴィッチ(テノール)、エリック・オーウェンズ(バス・バリトン)による不朽の名作オペラの歌唱。<プログラムA>では、ワーグナーの楽劇『ワルキューレ』より第1幕を、<プログラムB>は、ベルリオーズの歌劇『トロイアの人々』の名場面を演奏会形式で披露する。
本公演は、2022年6月25日(土)と26日(日)兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール、6月28日(火)~30日(木)サントリーホール 大ホールにて開催される。