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ジャミロクワイ、3rdアルバム「トラベリング・ウィズアウト・ムービング」を限定イエローカラー・ヴァイナル180g重量盤で12/17発売 「コズミック・ガール」「オールライト」MVのHD版も公開

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「トラベリング・ウィズアウト・ムービング」コレクターズ限定イエローカラー・ヴァイナル 180g重量盤(2枚組)

2010年代に登場した新世代のシティ・ポップ・アーティスト群に多大な影響を与えることになる洗練された音楽性、斬新で印象的なミュージックビデオ(ミュージック・ビデオ)、先見性と鋭い洞察力に満ちたメッセージなどが話題を呼び、世界中で大ヒットを記録したジャミロクワイの「ヴァーチャル・インサニティ」。このたびリリース25周年を記念して、同曲を収録した3rdアルバム「トラベリング・ウィズアウト・ムービング」が、限定イエローカラー・ヴァイナルの180g重量盤(2枚組)で、12月17日にリリースする。

このエディションのアナログ盤は、ジャケット・デザインを2021年仕様にアップデートし、フロントマンにして制作の要でもあるジェイ・ケイの書き下ろしライナーノーツを掲載。更に「コズミック・ガール」のディミトリ・フロム・パリ・リミックス・ラジオ・エディットが追加収録される。この音源はディミトリ・フロム・パリ自身のレーベル、レディ・レコーズ(Le-Edits Records)からのごく少数のフィジカル版が入手可能だったもの。パッケージにはアルバムのダウンロード・コードも含まれる。

先日、25周年を記念して「ヴァーチャル・インサニティ」ミュージックビデオの4Kリマスター版が公開され話題を呼んだが、それに続いて、同じく3rdアルバム「トラベリング・ウィズアウト・ムービング」からの大ヒット・シングル、「コズミック・ガール」と「オールライト」ミュージックビデオのHDヴァージョンが公開になった。

これらの曲について、そして「トラベリング・ウィズアウト・ムービング」の制作についてジェイ・ケイは、2013年のデビュー20周年時に以下の様に語っている。

楽曲に息をさせたり、自由にさせたり、必要以上にややこしくさせないようにするには、自信が要った。中でも当時はより一層の自信が必要だった。ザ・プロディジーやケミカル・ブラザーズといったアーティストが、非常に力強くてヘヴィな楽曲でメガヒットを飛ばしていたからね。でも僕は、軽やかに、かつ明るく、グルーヴ自体に主張させたいと思っていたんだ。その一方で、レコード会社の干渉もあったから、自分がやっていることを守ろうと気を配ったり、他人に干渉させないようにしたり、台無しにされないようにしないといけなかった。アルバムを作るのは車の設計のようなものさ。気を散らすものや干渉には抵抗しないと。さもなければ“型にはまった作品”や、テンポが良くクセがあって圧倒的にみんなをノリノリにさせた自分のオリジナルとは似ても似つかない “平凡な作品” に終わってしまうから。とはいえ今思えば、バンドは自分たちが何をやっていたかを理解していたし、これがアルバムだっていう実感もあった。僕らには自信があったし、人生もちょっとは享受し始めていたんだ。ライブで披露すると今でも皆を熱狂させられる「コズミック・ガール」や「オールライト」の2曲では、僕が26歳で、女の子の関心の的で、さらに紫のランボルギーニを乗り回し、自分をしっかりと持っていたのがわかる。スケートボードを持ってニヤニヤしているガキは間違いなく姿を消し、抜け目がなくてファッションももっとイケてる彼の兄が彼の存在感を示してたのさ。アルバムのすべてのテイストは少しだけ引き締まり、よりクールになったってわけだ。

このバンドのサウンドは今も紛れもなくユニークであり、彼らはデュア・リパ、サンダーキャット、J・ディラ、マッドリブ、ジャスティス、タイラー・ザ・クリエイター、カルヴィン・ハリスといった現代のアーティストたちに変わらず絶大な影響を与え続けている。

「トラべリング・ウィズアウト・ムービング」は世界中でマルチ・プラチナやゴールドに認定される売り上げを博しており、アメリカではRIAA(全米レコード協会)によりプラチナに、イギリスではプラチナ×4に認定された。なかでも「ヴァーチャル・インサニティ」は、1997年度MTVビデオ・ミュージック・アワード10部門ノミネート中、Video Of The Yearを含む4部門を受賞するなど、多くの栄誉を獲得した。

 

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