塚田僚一(A.B.C-Z)
2022年2月に東京・よみうり大手町ホール、3月に大阪・ABCホールにて、Sound Fantasy朗読劇『月世界旅行』が上演されることが決定した。
本作は、フランスの小説家ジュール・ヴェルヌが19世紀後半に発表した長編SF小説の二部作「地球から月へ」(1865年)と「月世界へ行く」(1870年)を原作にした舞台。
上演台本・演出は鈴木勝秀、そして音楽は大嶋吾郎が担当。 鈴木勝秀によって、2つの長編小説からどのような『月世界旅行』が誕生するのか。さらに大嶋吾郎が創り出す1970年代のプログレッシヴ・ロックをイメージし、静と動が混ざり合う壮大なロックミュージックに注目したい。
そして、本作の主演で月旅行の計画を立案するインピー・バービケーン役を、ジャニーズ事務所のA.B.C-Zのメンバーとして活躍する塚田僚一が務める。そのバービケーンと敵対関係にあるニコール大尉役には劇団四季を退団後、数々のミュージカルに出演する田村雄一が、月旅行を実現するフランス人、ミシェル・アルダン役には時代劇から現代劇、古典と幅広く演じる細見大輔が名を連ねた。彼ら3人の男の「月旅行」に期待しよう。
元軍人たちの集団「大砲クラブ」が、月に砲弾を撃ち込む計画を立てる。
全世界から寄付金が募られ、それを資金にしてコロンビアード砲が完成する。
アルダンは、砲弾を無人用の球体から有人用の弾丸型に変更を提案し、自らその乗員に志願する。
アルダンの仲介もあって、立案者バービケーンとライバルのニコールの三人が乗り組む。
砲弾は予定通り発射され、順調に月へ向かう。
途中、不要物の真空中への投棄、酸素酔い、地球=月の重力均衡地点における無重力状態、などのエピソード。
小天体とニアミスをして、その重力の影響で予定の軌道からずれるというアクシデントはあったが、
最終的に月から50kmの地点まで達する。
三人は、そこから月を観測。月が基本的に死の世界であると結論づけた。
逆噴射ロケットを使って、月面に着陸しようとしたが、軌道が外れ、地球へ帰還する軌道に乗ってしまう。
月面着陸は果たせなかったが、地球への帰還を果たした三人は、英雄として迎えられた。
インピー・バービケーン役:塚田僚一(A.B.C-Z) コメント
このお話をいただいた時、率直にとても嬉しかったです。
朗読劇は経験がありませんが、以前から挑戦してみたいと思っていました。
実は今年、鈴木勝秀さんが演出され、メンバーの橋本良亮が主演の朗読劇『ピース』を観劇しました。
その時、スズカツさんが作り上げる朗読劇は、朗読劇という枠を飛び超えた新しいエンターテイメントのような気がしました。今からとても楽しみです。
地球を飛び出し、一緒に月へと冒険をしましょう。
是非劇場へお越しください。
上演台本・演出:鈴木勝秀 コメント
『月世界旅行』はジュール・ヴェルヌの傑作Science Fictionである。
それをSound Fantasy朗読劇として上演する。とにかく「SF」なのである。
キャストには『Mogut』で絶妙のコンビネーションを見せた塚田・田村・細見の3名。
そして音楽はDJ GORO=大嶋吾郎。つまり、 SF=Suzukatz Favoriteなのである。