小沢健二、新作アートワーク公開 本人デザイン特殊仕様で当時の手書き歌詞がよみがえる
小沢健二が12月22日にリリースする新作CDのジャケットアートワークが公開された。今回発売されるのは1stアルバム「犬は吠えるがキャラバンは進む」の再発盤とニューシングル「飛行する君と僕のために / 運命、というかUFOに(ドゥイ、ドゥイ)」の2作品。歌詞カードやCD盤面も含めたアートワークはすべて小沢自身がデザインした特殊仕様で、いずれも完全生産限定盤となる。
「犬は吠えるがキャラバンは進む」再発盤のアートワークは1993年のレコーディング時に小沢が作成した手書きの歌詞カードを大胆にレイアウトしたもの。歌詞は透明シートとプラスチックCDケースに蛍光インクで印刷され、オリジナル盤に付属していたセルフライナーノーツも再録される。CD盤面には旗とギターを持つ小沢のシルエットが透明インクでプリントされる。
そしてシングル「飛行する君と僕のために / 運命、というかUFOに(ドゥイ、ドゥイ)」では、写真家の守本勝英が撮影しリソグラフにて加工した小沢のポートレートが採用された。ジャケットには髪を紫に染めた小沢の姿が淡い色彩でデザインされており、CD盤面にはニューヨークの地図と星座が描かれる。CDは2作品とも布張りのスリーブケースに収められ、鮮やかなピンクとグリーンのパッケージは店頭でひときわ目を引くことになりそうだ。
透明シートを通して幾重にも重なる文字、リソグラフならではの発色、インクの凹凸や布貼りの質感など、画像では伝わりにくいこれらのデザインは、心地よい手触りや光の反射を求めた小沢が各種アプリケーションを駆使し、コンセプトから入稿データに至るまで自身の手で作り上げたもの。すなわち楽曲だけでなくパッケージを含めたアイテムそのものが小沢渾身の最新作と言えるだろう。
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