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近藤真彦・野村義男 盟友2人のツアーが開幕、ファン熱狂のツアー初日横浜公演をレポート

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近藤真彦 / 野村義男

近藤真彦 / 野村義男

『MasahikoとYosio ~Live Tour 2021-2022~』2021.12.09 KT Zepp Yokohama

12月9日・横浜KT Zepp Yokohamaにて、近藤真彦と野村義男のライブハウスツアー『MasahikoとYosio ~Live Tour 2021-2022~』初日公演が行われた。この日の公演から来年3月に行われる東京・豊洲PITまで、全国7箇所14公演を回るこのツアー。今年11月、中野サンプラザで行ったコンサート『ReSTART』にて、歌手としての完全復帰を宣言したマッチが、同ライブにもギタリストとして参加したヨッちゃんとの連名で開催するライブハウスツアーは熱くエネルギッシュに、そして楽しくアットホームにその幕を開けた。

フロアを埋め尽くす1,000人のファンが待ちわびる中、ギタリスト・野村義男をセンターに配置したバンドの待つステージに、近藤真彦が登場。ギラギラ輝くスターのオーラをまとった強烈な存在感で観る者を圧倒すると、力強く色気ある歌声で会場を包み込む。限りなく近いところから歌や演奏が届く臨場感も、ライブハウスならでは。「みなさんがライブに行ってたあの時、あの頃。『この曲を歌ってたな』と思うような曲をたくさん用意してきたので、楽しんでいって下さい」と始まったMCでは、「もう何年も前、長崎のハウステンボスでミニコンサート(2012年6月開催)をやったことがあって。僕はこの後、どういうことをやっていこうか? と考えた時、思い浮かんだのがあのコンサートでした。そこでヨッちゃんと北海道から九州まで1年くらいかけて、旅をしながらツアーを回りたいなと思って電話をしたら。ヨッちゃんが優しいから、「やろうよ」と言ってくれてね?」(近藤)「だって声かけてもらって嬉しいじゃない」(野村)と、ツアー開催の経緯について話したふたり。バンド演奏のみならず、近藤と野村がふたりきりでステージに立ち、野村のアコギ演奏で近藤が熱唱する曲も多数披露した。

近藤真彦 / 野村義男

近藤真彦 / 野村義男

野村の奏でる技巧的かつ、愛情溢れるギターサウンドに乗せて、近藤がたっぷり感情を込めた歌声でメロウにエネルギッシュに聴かせ、息の合ったコンビネーションで観客を魅了したふたり。野村が“漫談”と例えるMCもふたりの仲の良さが溢れてて楽しいばかりで、「旅に向けて、僕もギターをやろうと思って。ヨッちゃんに渋谷に付き合ってもらって、ギターを2本購入して。ヨッちゃんに家に来てもらって練習したの」と微笑ましいエピソードも明かした近藤。現在、練習中だという近藤のギタープレイもこのツアーで観れるかも……? また、ファンを歓喜させたのは、「せっかくだから、ヨッちゃんにも1曲歌ってもらわないと」と近藤がリクエストして、野村がエレキギターを鳴らして熱唱した、THE GOOD-BYEのデビュー曲「気まぐれONE WAY BOY」。隣で口ずさんでいた近藤がマイクを取り、一緒に歌うシーンはあまりにエモすぎてグッときてしまった。

「横浜でコンサートをやるのは約30年ぶり。横浜と言えば「ハイティーン・ブギ」の撮影を思い出す。「ブルージーンズ メモリー」も氷川丸で踊ってるからね」(近藤)「バイクでふたりで高速走って、マッチのおウチの方にも行ったよね」(野村)と、懐かしそうに話しながら、年末のこの時期ならではの季節感ある曲が続いたり、懐かしい曲が続いたりと、たくさんの魅せ場を作ったこの日。アコギ演奏、バンド演奏で「愚か者」、「アンダルシアに憧れて」、「夕焼けの歌」、「天使の休息」など、新旧織り交ぜた全20曲を披露した約2時間のライブで最も印象に残ったのは、心からステージを楽しむふたりの姿や笑顔だった。「風になろうか」で<風になろうか 時を吹き抜けて>と笑顔でいきいきと歌う近藤とダイナミックなプレイで魅せる野村に、ツアーへの期待とこれからの大きな希望が見えた。

『MasahikoとYosio ~Live Tour 2021-2022~』のチケットは現在販売中。ライブハウスならではの臨場感を味わい、40年来の親友同士の息の合ったステージや仲良しトークを楽しみ、期待と希望に満ちたマッチとヨッちゃんのポジティブなエネルギーを受け取りに、ぜひとも会場に足を運んで欲しい。

取材・文=フジジュン

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