矢野顕子、恒例の「さとがえるコンサート」ファイナル公演にMISIAがゲスト出演でライブ初共演
デビュー以来日本を代表するアーティストとしてジャンルやカテゴリーに括られない斬新なスタイルで活躍を続ける矢野顕子。7月25日に1976年のデビューアルバム「JAPANESE GIRL」の発表から45周年を迎え、8月25日にオリジナルアルバム「音楽はおくりもの」をリリースした2021年。
そんな記念すべき年を締めくくるツアー「矢野顕子 さとがえるコンサート2021 〜音楽はおくりもの〜」が12月7日から神奈川県の関内ホールからスタート、6箇所7公演が12月19日に東京国際フォーラム ホールCにて無事ファイナル公演を迎えた。“さとがえるコンサート”は矢野顕子の年末恒例の公演だ。
今回のツアーは、矢野顕子とともに小原礼(B)、佐橋佳幸(G)、林立夫(Drs)が出演。今年8月に発表されたオリジナルアルバム「音楽はおくりもの」を一緒に作り上げたメンバーだけに、見事なアンサンブルで「愛を告げる小鳥」や「わたしがうまれる」等のアルバム収録曲を多数披露したほか、「春咲小紅」「ひとつだけ」などの自身の代表曲、さらに「Summer Breeze〜サマー・ガール」のメドレーや「Paper Doll」等のカバー曲も披露した。
さらにアンコールには、なんとMISIAがスペシャルゲストとして出演!8月25日にリリースされたアルバムの表題曲「音楽はおくりもの」にMISIAがコーラスとして参加し、スペシャルなコラボレーションが話題を呼んだが、今回ライブでの初共演が実現した。
矢野に呼び込まれてMISIAがステージに上がると、このビッグサプライズに客席からは割れんばかりの拍手。ステージに上がったMISIAが「千秋楽お疲れ様です。呼んで頂いてありがとうございます」とツアーの完走を労ってから、話はアルバムでのコラボレーションの話に。今回の共演は、アルバム制作中だった矢野がTwitterで「MISIAが歌ってくれないかな」と文字通り”つぶやいた”ことが発端だったが、「(そのつぶやきが)素晴らしい形で実となり、今日は生で聴いていただけることになりました」と矢野が感慨深く語り、「音楽はおくりもの」が披露された。
矢野自ら「4人で”The 矢野顕子”だ」と語る盤石なバンドにMISIAのボーカルが加わったスペシャルなタッグで届けられた「音楽はおくりもの」に全ての観客が引き込まれ、会場全体がえも言われぬ幸福感に包まれたままツアーは大団円を迎えた。
セットリスト
愛を告げる小鳥
Soft Landing
わたしがうまれる
なにそれ(NANISORE?)
わたしのバス(Version 2)
Summer Breeze 〜 サマー・ガール
Paper Doll
中央線
相合傘
ラーメンたべたい
春咲小紅
遠い星、光の旅。
魚肉ソーセージと人
Nothing in Tow
少し間
津軽海峡・冬景色
ひとつだけ
-Encore-
音楽はおくりもの
ごはんができたよ