『マウストラップ~ねずみとり』
2022年1月12日(水)~23日(日)俳優座劇場にて上演される、 舞台『マウストラップ~ねずみとり』のゲネプロ・フォトセッション取材会が行われ、 椿泰我(IMPACTors/ジャニーズJr.)、 富田麻帆、 鷲尾修斗、 反橋宗一郎、 伽代子、 松田将希、 河合我聞、 釈由美子が登壇した。
本作は、 “ミステリーの女王”と呼ばれるアガサ・クリスティの短編小説を原作に、世界中で上演され続けている名作。
舞台は、モリー(富田)とジャイルズ(椿)の若夫婦が経営する、山荘のゲストハウス。ロンドンで起こった殺人事件の犯人が逃走中であるとのニュースや大雪に関する気象情報がラジオから流れる中、かねてからの予約客4名が次々に到着した。さらにそこに外国人風の男性が現れ、車がスリップしたから泊めて欲しいという。
翌日ロンドンで起きた殺人事件の捜査のために、山荘をトロッター刑事が訪れる。そして犯人は、童謡「三匹の盲目のネズミ」の楽譜で次の殺人事件を予告していると説明し、犯人探しのための協力を要請する。そんな中、宿泊客の1人、ボイル夫人が何者かに殺害されてしまう。
ストレートプレイ初挑戦の椿は、今回、ゲストハウスを経営するジャイルズ役で出演。ゲネプロ開幕前には、椿が一人で登壇し、前説を行なった。上演中の注意などを述べた後、今回、初の既婚者役を演じるために付けていた結婚指輪を報道陣に披露する場面も。開演前から会場を大いに盛り上げた。
アガサ・クリスティといえば密室殺人劇の印象が強いが、本作はまさに彼女が得意とする物語だ。ゲストハウスにやってくる人物たちは皆、個性豊か。全員に疑わしい行動や過去があり、誰もが怪しく見えてくる。それゆえ互いに疑心暗鬼になっていくが、刑事が推理を進めていくと、少しずつ彼らの本音や過去が明らかになっていく。
ゲネプロでは、出演者たちの熱のこもった演技が客席にまで伝わってきて、まるで自分もそのゲストハウスにいるかのような臨場感を味わえた。はたして殺人犯は誰なのか。そしてその動機とは…? ぜひ物語の行方を劇場で確認してもらいたい。
【椿泰我コメント】
イギリスで2万2千回以上公演を重ねてきて、ストレートプレイとしてのギネス記録も持っている作品に、僕たちが携われることをすごく嬉しく思います。僕たちは、この舞台に真摯に向き合って、今日まで稽古を重ねてきたので、僕たちの作り上げた作品を楽しんでいただけたらと思います。
広告・取材掲載