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ルドヴィコ・エイナウディ、TikTokで最も再生された作曲家の1人に 新作「Underwater」も各国でチャート1位を獲得

アーティスト

©Ray Tarantino

20年振りとなるソロ・ピアノ・アルバム「Underwater」を先月リリースした映画音楽の巨匠でありピアニストのルドヴィコ・エイナウディ。史上最もストリーミングで再生されているクラシックのピアニストであるエイナウディだが、そんな彼が2013年に発表した楽曲「経験を重ねて」(原題:Experience)がSNSで大きな話題となり、世界的なヒットを記録している。

元々はタイやベトナム、ラオスなどの国で「経験を重ねて」を用いた動画がSNSに投稿されるようになったことがきっかけ。それ以降世界中で700万を超える動画がTikTokに投稿され、それらの再生数は現在合計150億回を超える。各国TikTokチャートでもトップ10入りを果たし、グローバルTikTokチャートでも最高14位にランクイン。TikTokで最も再生された作曲家のひとりとなっている。クラシック・アーティストの楽曲がこれほどの再生数や順位を記録するのは極めて異例だ。「経験を重ねて」は、米国では2021年最もストリーミングで再生されたクラシックの楽曲となっている。

また、新作「Underwater」も米国、英国、オーストラリア、カナダといった各国でクラシック・チャート1位を獲得するなどのヒットを記録している。

本作は、2021年6月にリリースされた映画音楽のコンピレーション「Cinema」以来となるリリース。コロナ禍のロックダウンで生まれた時間をピアノと向き合う時間に費やし、実に20年振りとなるソロ・ピアノ・アルバムに仕上げたという特別な作品だ。アルバムには先行配信された「Luminous」「Atoms」「Natural Light」「Rolling Like a Ball」を含む12曲を収録しているが、いずれもエイナウディらしく美しい世界観を映し出す珠玉の仕上がりとなっている。印象的なジャケットの写真はエイナウディ自らが撮影したものだ。

本作について、エイナウディは「このアルバムは、これまでのどの作品よりも自然に生まれたものです。自分自身を捨て去って、これまでと異なる形で音楽が浮かんでいるような自由さを感じました。ピアノから奏でられた音と私との間にフィルターは無く、極めてピュアな状態でした。アルバム・タイトルの「Underwater」は、外部からの干渉無しに流動的なものを表現するというメタファーになっています」と語っている。

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