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小沢健二、未公開ライブ映像とインタビューを含む映像作品「ツアーへ」を公開

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小沢健二が今日18日、1990年代から2010年代までの未公開ライブ映像の数々と最新インタビューを含む映像作品「ツアーへ」を発表した。2年越しとなる念願のツアーを6月に控え、期間限定で公開されている。

「ツアーへ」は1993年の非公開ライブで収録された「暗闇から手を伸ばせ」で始まる。続いてライブ収録は知られていても公開されることはなかった2012年の「東京の街が奏でる」コンサート、2016年の「魔法的」ツアー、2018年の「春の空気に虹をかけ」ツアーなどから多数のライブ映像を見ることができ、ライブDVDをほとんど発売しない小沢健二の、表には見えなかったライブ史を一望できる内容となっている。

この映像作品はコロナ影響による2度の延期にもかかわらず、チケットをキープし、ふたたび同じライブ空間に立てる日を待ち続けてくれたリスナーに向けてコンサート前の気持ちを伝えたいと考え、映画の「特報映像」のようなかたちで作成されたそうだ。

作品には一問一答形式のインタビューが組み込まれており、文字と小沢健二自身のナレーションで答えが語られていく。音楽家と音楽ファンをめぐる長いストーリーを感じさせる、貴重な短編映画のような仕上がりと言えるかもしれない。

ビデオでは、6月の全国公演すべての会場で(バンドセットで演奏される神戸を除く)、あのフルストリングスの大編成がよみがえることが予告されている。ゆたかに重なり合う弦楽器群が、爆音で「彗星」「流動体」はもちろんのこと「今夜はブギーバック」や「強い気持ち・強い愛」まで奏でるというのだから、ファンならずとも見逃せない公演といえるだろう。コロナで人と人との間に距離の設けられている時代だからこそ、聴き手とアーティストがライブで同じ場を分かち合う贅沢さが際立つひとときとなるに違いない。

なお、本公演は発売当初はもちろんソールドアウトとなっていたが、延期に伴うキャンセル分を今回発売するとのこと。先行発売は3月23日まで。

本公演でも、小沢健二がここ数年行ってきたようにU-25割引チケットが用意されており、6歳未満・膝上の子どもは入場無料となっている。

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