「ニュークラシックプロジェクト」
日本のクラシックを牽引する4人の指揮者、藤岡幸夫、山田和樹、鈴木優人、原田慶太楼が協力し、オーケストラの新作を生み出す場を創るプロジェクト「ニュークラシックプロジェクト」がスタートすることが発表された。
近年、オーケストラの定期演奏会などでも、積極的に新しい作品を取り上げる動きが出てきているクラシックの世界。本プロジェクトは、山田和樹、鈴木優人、原田慶太楼が「The Three Conductors」として行なっている配信トーク番組に藤岡幸夫がゲストで参加したことがきっかけで誕生した。
第一弾として、2023年春に、4人が一堂に会するコンサートを予定。そこで演奏する新作オーケストラ作品の募集が、2022年4月1日(金)より開始される。また、日本コロムビア株式会社DENONレーベルが当プロジェクトを全面的にバックアップし、コンサートを収録。CDと配信によるリリースも行われることが決定している。プロジェクト開始にあたり、コメントが到着した。
The Three Conductors/山田和樹、鈴木優人、原田慶太楼
私たちは今世紀に活動する指揮者として、現代に生きる作曲家の作品を演奏することをとても重要に考えています。日頃から、そのための機会をより多く創出し、より良い形で聴衆にお届けするべく、試行錯誤を続けています。
今回のこのプロジェクトでは、作曲家は年齢や学歴に関係なく参加することができます。より多くの作曲家と出会えることを心から楽しみにすると同時に、こういった新曲初演の活動にさらに光が当たるようになればと思っています。この新しいプロジェクトを、我々だけでなく、聴衆の皆さまと分かちあえることに、今からエキサイティングな気持ちを抑えられないでいます。ご期待ください!
藤岡幸夫
定期演奏会で普通に過去の作品と並べてメインで演奏される、多くの人々に愛され何度も再演される作品がこの50年間生まれていません。僕はこれは大変な問題だと危惧しています。
クラシックは永久に不滅だと信じていますが、その一方で新しい多くの人達に愛される作品が生まれてこなければ、オーケストラ界は衰退すると考えます。
先ずは、30分を超える作品を発表するチャンスを作る事がとても大切だと考え4人で企画を発表する事にしました。オーケストラ界に新しい歴史を!!
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