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横浜の地で『ウマ娘』最大規模のライブの幕が開く! 『ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!!』横浜公演DAY1レポート

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 『ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!!』横浜公演DAY1出走者

『ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!!』横浜公演DAY1出走者 (C) Cygames, Inc.

アニメやゲームの枠を超えて日に日に人気拡大中の『ウマ娘 プリティーダービー』。ゲームアプリサービス開始1周年を迎えた今年開催の『ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!!』も、3月の東京公演に続いて5月4~5日に横浜・ぴあアリーナMMでの第二弾公演が開催された。『ウマ娘』ナンバリングイベントの中でも最大規模となる今回の公演では、どんなパフォーマンスでファンとの喜びを分かち合うのか? 気になるDAY1公演の内容をレポートでお送りしよう。


■『ウマ娘』の歴史を支えたナンバーの数々がいよいよ大舞台で!

汗ばむ程の快晴に恵まれた横浜に多くのウマ娘ファンが集結。公式物販も開演ギリギリまで賑わい、会場のぴあアリーナMMはスタンド4階席まで埋まる超満員の中で『4thイベント横浜公演DAY1』の幕が切って落とされようとしていた。
ステージへの期待が高まる中、アリーナ通路に現れたのは…

ゲームではプレイヤーの同期のライバルとして登場する桐生院葵役の岡咲美保が登場。

芝生のように場内を包む緑のコンサートライトの輝きに喜びの声を上げながら「私も負けていられません」と、葵が得意とする「パルクール(アクロバティックにあらゆる障害を駆け抜けるフリーランニングスポーツ)で解説席まで行きます!」と宣言するも、桐生院家に伝わるトレーナー白書で禁じられていたかもということで、走って解説席へと向かい、注意事項や協賛企業アナウンス。そしてちょっと噛みながらも「いよいよ出走です!」の宣言と共に、ステージの幕が上がった。

M-01. We are DREAMERS!!

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幾多もの輝きの中にウマ娘達のシルエットが映し出されるムービーと、煌びやかなライティングの中で繰り広げられるウマ娘ダンサー達の迫力のダンスによるオープニングが繰り広げられる。その終わりを飾るように、ステージ最上段へと本日出走のウマ娘達がせり上がり、全員によるハーモニーで始まったオープニングナンバーは、ゲーム1周年を記念した楽曲「We are DREAMERS!!」だ。

曲に合わせた実況の明坂聡美の「今日の意気込みをこの二人から伝えていただきましょう!」の呼びかけに合わせてキタサンブラック役の矢野妃菜喜とトウカイテイオー役のMachicoがゲキを飛ばす。
 
そんな二人のゲキとともに、一緒にがんばってここまで来てくれたトレーナー(ファン)へのウマ娘達からの感謝を込めた歌声が場内に響き渡る。それに応える様に客席はターフのような緑のコンサートライトの輝きで埋めつくされ、配信ではその上空をウマ娘の走りのような輝きが駆け抜け、色鮮やかなバルーンが舞い上がっていく。

さらに、マヤノトップガン役・星谷美緒の言葉と共に間奏で全員がステージ前面へと目一杯に広がり、いきなりクライマックスかのような想いを込めた熱唱と共に、みんなと思いを分かち合うウイニングライブのゲートが開いた。

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全員での挨拶を皮切りにオープニングMCタイムがスタート。実況/明坂聡美と桐生院葵役・岡咲美保の挨拶を経て、今回の出走メンバーが意気込みを語る。

それぞれのキャラクターらしさを交えてのメンバーのコメントにファンも大いに盛り上がる。今回もウマ娘としてのイベント初登場となるメンバーが多く、その中からアグネスデジタル役の鈴木みのりは4年前にオーディションを受かって以来、初めてファンの前で役名を名乗れた嬉しさを語り、『ウマ娘』が積み上げてきた歴史の長さを改めて感じさせた。そしてアドマイヤベガ役の咲々木瞳は「みんなと一緒に楽しみたい」と意気込みを語った。

そしてスマートファルコン役の大和田仁美による4thイベント用新衣装「ニュースターロゼ」の注目ポイント紹介と全員で回転しながらのお披露目や、配信で応援してくれているファンへのスーパークリーク役・優木かなからのメッセージを経て、いよいよライブパートが本格的にスタートする。

M-02.RUN×RUN!/Machico(トウカイテイオー役)、鈴木みのり(アグネスデジタル役)、星谷美緒(マヤノトップガン役)、大和田仁美(スマートファルコン役)、河井晴菜(ニシノフラワー役)、首藤志奈(ハルウララ役)、前田佳織里(ナイスネイチャ役)

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ライブパートの一番手となるナンバーは、先日発売されたCD「WINNING LIVE 05」に収録された「RUN×RUN!」。実は2018年当時に開発中だったゲーム版のウイニングライブPVでお披露目されて以来唄われておらず、今回がライブ初披露となるナンバーだけに、当初から応援していたファンには嬉しいセレクト。

大好きな人のためにがんばって走るウマ娘達の想いを可愛くアップテンポに唄うこの曲に、解説席に登場したスーパークリーク/優木かなもと可愛らしいパフォーマンスにご満悦なコメント。さらに間奏でハルウララ役の首藤志奈が「忍法かっこいいポーズの術!」と決めポーズを披露すると、アグネスデジタル役の鈴木みのりが「しゅき~」と昇天するパフォーマンスも披露して客席を盛り上げた。

M-03.ENDLESS DREAM!!/咲々木瞳(アドマイヤベガ役)、篠原侑(カレンチャン役)、田澤茉純(イクノディクタス役)、大西綺華(メジロブライト役)、中村カンナ(ナリタトップロード役)

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ゲームではジュニア級レースで勝利すると唄える、未来や夢への希望をファンと一緒に見続けようという気持ちを唄い上げたナンバーを、初ステージのアドマイヤベガ役・咲々木瞳とカレンチャン役・篠原侑を中心に熱唱。間奏ではカレンチャンらしいアピールも飛び出す、フレッシュでカワイイステージとなった。

M-04.青春が待ってる/橋本ちなみ(ファインモーション役)、土師亜文(メジロライアン役)、大和田仁美(スマートファルコン役)
 
企画スタート当初はCD『ウマ娘 プリティーダービー STARTING GATE』での展開がメインだったため、アニメやゲームからファンになった人には新鮮かつ珍しいキャラの組み合わせのナンバーも多い『ウマ娘』。「青春が待ってる」も2018年発売のCDからのナンバーで、オリジナルメンバーで唄うのもライブでの披露も当時のリリースイベント以来というレアな一曲。

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メンバーそれぞれのメッセージと共にトレセン学園のウマ娘達が育むと友情と青春の日々を爽やかなメロディとハーモニーで唄い上げ、解説席からはメジロブライト役の大西綺華がコンサートライトを振りながら「がんばってくださいませー」と可愛らしい声援を送るなど、青春の甘酸っぱさにあふれたステージとなった。

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M-05.PRESENT MARCH♪/衣川里佳(ナリタブライアン役)、優木かな(スーパークリーク役)、首藤志奈(ハルウララ役)

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ハルウララ役・首藤志奈の言葉と軽やかなマーチのメロディと共に始まったのは、こちらも2018年以来のライブ披露となる「PRESENT MARCH♪」。オリジナルメンバーのマチカネフクキタル役の新田ひよりが今回はDAY2出演のため、ナリタブライアン役の衣川里佳を交えてゴンドラへと乗り込みアリーナを周回。楽しく軽やかなマーチのリズムと共に三者三様のボーカルが絡み合いハーモニーを奏でていく。

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可愛らしい曲でも勇ましいナリタブライアンに、ママらしい包容力をふりまくスーパークリークと、それぞれの個性があふれるコメント共に場内の空気を暖かく盛り上げた。

M-06.Enjoy and Join/徳井青空(テイエムオペラオー役)、和多田美咲(メイショウドトウ役)、久保田ひかり(メジロドーベル役)、吉咲みゆ(ハッピーミーク役)、島田愛野(ビターグラッセ役)、白砂沙帆(リトルココン役)

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メジロドーベル役・久保田ひかりの言葉と共に2台になったゴンドラにメンバーが乗り込んで、OVA「BNWの誓い」のテーマソング「Enjoy and Join」がスタート。

さらにオペラオーの華麗なゲキとともにウマ娘達の仲間と競い合う最高の気分を紡いだ歌をゴンドラからファンの近くへ届けていく。

後半ではオペラオー達に負けじと、ゲームオリジナルウマ娘達が乗ったゴンドラからもゲキが飛び、それにみんなが「OK!」と応えながら盛り上がり、ライブ前半戦のラストを見事に締めくくった。

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そして、桐生院葵役の岡咲美保とハッピーミーク役の吉咲みゆのやりとりからMCパートがスタート。もう前半が終わりという体感時間の短さに一同が驚く中、ライブ初出走組がここまでの感想をコメント。

別作品のライブではびあアリーナMMのステージに立っていたという篠原は帰ってきた感と共にみんな暖かくて楽しいと語り、堂々とした唄いっぷりだった島田はビターグラッセと違って緊張しまくりだけど、キャラの力を借りてがんばるとコメント。そして白砂はキャラクターとして歌うのも今回が始めてだけど、ビターグラッセやハッピーミークと一緒に歌えたのが嬉しいと語った。

回を重ねる毎に会場が大きくなっているナンバリングライブで、今回が最大規模の会場であることについて、矢野と吉咲はたくさんのトレーナーさんと会えたことや、広いけれどみんなの顔もよく見れたことへの嬉しさを語った。そして初となる横浜でのライブに大坪からは素敵な会場で唄える嬉しさと、どんどん色々な所で唄って、ファンに「ウマ娘は俺が育てた」と誇りに思えるようにがんばりたいと語った。

4月頭にスマートファルコンの誕生日に合わせた様々なイベントが展開したことについて、大和田からはモーニング娘。'22とのコラボや様々な企画が楽しくて嬉しかったとのコメントが。そしてゲーム内でのファン数が桁外れの3兆5千億人となったことに「ありがとう!」とお礼を述べた。

そして現在ゲーム中で展開中のガチャに登場したチアガール衣装のナイスネイチャに合わせて、今回の前田の耳や髪型もカバー無し&ポニーテールになったことや、昨年の3rdイベントで大反響だった映画『トップガン マーヴェリック』とマヤノトップガンの宣伝コラボが本格始動した件、そしてNHKでの皐月賞中継にMachicoが副音声出演した際の裏話、そして現在展開中の「ゴルシウィーク」にちなんだ564万円の純金製の船(ゴールドシップ)プレゼントの話題などで盛り上がり、ライブは中盤戦へと突入する。

■ウマ娘の闘争本能を熱く激しく唄い上げる!

M-07.ユメヲカケル!/Machico(トウカイテイオー役)、星谷美緒(マヤノトップガン役)、前田佳織里(ナイスネイチャ役)、田澤茉純(イクノディクタス役)、矢野妃菜喜(キタサンブラック役)

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明坂聡美の実況からのネイチャとイクノのかけあいでスタートした中盤戦のオープニングは、TVアニメ第2期登場メンバーによる「ユメヲカケル!」。唄うメンバーによってそれぞれのウマ娘の想いや友情、ライバル関係などが浮き彫りにされてくる名曲を5人が感情豊かに熱唱。

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サビの掛け合いをライバルのトウカイテイオーとナイスネイチャが担当したり、テイオーと彼女に憧れるキタサンが口上を交わしたり、「友達以上、仲間でライバル」の部分でチーム<カノープス>のナイスネイチャとイクノディクタスが見つめ合って拳を合わせるなど、ファンには嬉しい演出も目白押しで、場内の空気を再び熱く燃え上がらせた。

M-08.BLOW my GALE/徳井青空(テイエムオペラオー役)、衣川里佳(ナリタブライアン役)、鈴木みのり(アグネスデジタル役)、久保田ひかり(メジロドーベル役)、島田愛野(ビターグラッセ役)、白砂沙帆(リトルココン役)

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「ユメヲカケル!」の熱さを引き継ぐように、激しいロックのビートに合わせてステージ前面から炎がふきだして始まった曲は、ウマ娘達の勝負への激しい感情がぶつかり合う「BLOW my GALE」。その熱さに応える様に、爽やかなターフの緑色に染まっていたコンサートライトの光は、一転して真紅へと染まっていく。メンバーもそれぞれに勝負へのこだわりが強いウマ娘達が勢ぞろいして力強い熱唱が繰り広げられる。

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「まだまだいくぞー!」というブライアンのゲキを合図に後半のステージはさらにヒートアップ。噴き出す炎をねじ伏せるような声量の熱唱で、ステージ上はさながらゴール前の競り合いのような激しさに包まれていった。

M-09.Never Looking Back/Machico(トウカイテイオー役)、橋本ちなみ(ファインモーション役)、土師亜文(メジロライアン役)、首藤志奈(ハルウララ役)、和多田美咲(メイショウドトウ役)

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炎の激しさから一転、静かなピアノのメロディと共に青のライティングがステージを照らし、ウマ娘達を乗せたステージが大きくせり上がっていく。そして場内のコンサートライトも赤からクールな青へと輝きを変えていった。そして始まったナンバーは、どんな困難にぶつかっても走ることをやめないウマ娘の静かな決意と熱さを唄った「Never Looking Back」。ステージのメンバーも、それぞれに様々な困難の果てに勝利を掴んだウマ娘ばかりだけあって、切なさを讃えながらも力強い歌声でファンを魅了してのけた。

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M-10.本能スピード/大坪由佳(タイキシャトル役)、篠原侑(カレンチャン役)、河井晴菜(ニシノフラワー役)、田澤茉純(イクノディクタス役)、吉咲みゆ(ハッピーミーク役)

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シンセサイザーサウンドが響き渡り、レーザーとスクリーンのグラフィックで幾何学の世界が場内に描き出される。赤とピンクのライティングとコンサートライトの輝きと共に始まったのは、ゲーム中の短距離・マイルのGⅠレースで勝利した者が唄えるナンバー「本能スピード」だ。

短距離・マイルを得意とする快足ウマ娘を演じる面々が、メロディの疾走感そのままに切れ味鋭いボーカルとダンスを披露。ラストは極彩色のライティングからそれぞれを照らす5色のスポットライトを浴びながら熱くステージを締めくくった。

M-11.Make debut!/鈴木みのり(アグネスデジタル役)、咲々木瞳(アドマイヤベガ役)、大西綺華(メジロブライト役)、島田愛野(ビターグラッセ役)、白砂沙帆(リトルココン役)

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アドマイヤベガ役・咲々木瞳のセリフから、曲のタイトル通りに今回がナンバリングライブへのメイクデビューとなる5人が、2台のゴンドラに搭乗。ファンの元へと近づきながら、初レースのトキメキを熱唱する。

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ファンの声援に応えてみんなが手を振るなどのリアクションをする中、鈴木はアグネスデジタルがするように「尊え…」と手を擦り合わせてファンへの感謝をアピールしたり、解説席に登場したメイショウドトウ役の和多田美咲がコメントを求められ、コメントが思いつかないと慌てる一幕も。戦いをテーマにしたハードな曲が連続した後だけあって、場内の空気をホッコリとさせる癒しのステージとなった。

■楽しく可愛く熱い『ウマ娘』ワールド全開!

M-12.逃げ切りっ!Fallin’ Love/大坪由佳(タイキシャトル役)、星谷美緒(マヤノトップガン役)、篠原侑(カレンチャン役)、大和田仁美(スマートファルコン役)、中村カンナ(ナリタトップロード役)

それぞれの個性豊かなファンへのアピールや、決めポーズに指ハートを盛り込んだアイドルムーブ全開で可愛さ全開の華やかなステージでライブ中盤戦のトリを盛り上げた。

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MCパート第2弾では、実況・明坂聡美の仕切りで配信で見ているファンへのカメラアピールでの盛り上げ対決がスタート。東京公演でも好評だった対決企画に今回参加するのは、テイエムオペラオー/メイショウドトウ/アドマイヤベガ/ナリタトップロード・ハルウララ/アグネスデジタルの「チーム・テイエムオペラオー」と、スーパークリーク/ファインモーション/ニシノフラワー/メジロライアン/メジロドーベル/メジロブライトの「チーム・スーパークリーク」。

息の合ったコンビネーションで完成度の高いアピールを決めたチーム・テイエムオペラオーに対し、個々の個性をアピールしながらラストは全員で画面の向こうのファンに「いい子いい子」とナデナデするという大技を決めたチーム・スーパークリーク。会場の判定はほぼ同点だったが、明坂の判定でチーム・テイエムオペラオーの勝利に。楽しく盛り上がったところで次なるスペシャルステージが始まった。

<スペシャルコンテンツ>メジロ家のよもやま話/土師亜文(メジロライアン役)、久保田ひかり(メジロドーベル役)、大西綺華(メジロブライト役)
鈴木みのり(アグネスデジタル役)、咲々木瞳(アドマイヤベガ役)、篠原侑(カレンチャン役)、河井晴菜(ニシノフラワー役)、和多田美咲(メイショウドトウ役)、吉咲みゆ(ハッピーミーク役)

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ライブ後半戦のトップバッターを務めるのはメジロライアン/メジロドーベル/メジロブライトの三人なのだが、また何を唄うか決めていなかったということで、ステージ上段にセッティングされたテーブルでお茶会しつつの相談タイムが始まってしまう。

生真面目に悩むドーベルをヨソに、会場と配信に集まったファンの姿に春の陽気のような暖かさを感じると喜ぶライアンとブライト。さらに2人に即されて会場中のコンサートライトが振られ「ドーベルの歌を聴きたい」アピールが! そして慌てるドーベルを置き去りにしながら、今年のエイプリルフール企画で話題になった「メジロ讃歌」の熱唱がスタート。

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メロディに合わせて大きな弧を描くように振られるコンサートライトに合わせて、会場が一体となってメジロを讃える時間が紡がれていった。さらにラストでは「メジロ讃歌」が近日発売予定のCD「WINNING LIVE 07」に収録決定の告知も。プレゼント企画のレコードでしか聴けないのかと不安だったファンには嬉しいニュースの後に、ライブ後半戦を飾る他のメンバーも登場。

あわや昇天するところだったっとと恍惚に浸るアグネスデジタルが昇天しないうちにと、実況・明坂聡美のアナウンスと共に今度こそのライブ後半戦スタートとなった。

M-13.GIRLS' LEGEND U/鈴木みのり(アグネスデジタル役)、土師亜文(メジロライアン役)、咲々木瞳(アドマイヤベガ役)、篠原侑(カレンチャン役)、河井晴菜(ニシノフラワー役)、和多田美咲(メイショウドトウ役)、久保田ひかり(メジロドーベル役)、大西綺華(メジロブライト役)、吉咲みゆ(ハッピーミーク役)

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9人編成で送る後半戦オープニングは、ゲームアプリのメインテーマ「GIRLS' LEGEND U」。場内に響く手拍子と共に紡がれるウマ娘のウォークライと共に始まる、愛らしさと勇ましさに満ちた熱唱に場内のテンションも一気に上がっていく。その盛り上がりに解説席の桐生院葵役・岡咲美保も「一緒に盛り上げましょうミーク!」と、コンサートライトを握りしめてステージ上のミークに声援を送り、ミークも「負けないぞ」と応えて他のメンバーと共にクライマックスのパートへと雪崩れ込んでいく。そして未来へとこれからも走り続けていく強い意志を込めた歌声で、次のメンバーへとステージを繋いでいった。

M-14.NEXT FRONTIER/衣川里佳(ナリタブライアン役)、優木かな(スーパークリーク役)、中村カンナ(ナリタトップロード役)

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続くナンバーは勝利と共に未知なる世界を目指そうとするウマ娘の決意を唄った「NEXT FRONTIER」。唄うウマ娘達はそれぞれが勝利への渇望や強力なライバルと対峙しながら道を切り開いた者達だけあって、力強いボーカルでファンの心を揺さぶっていく。その一人・ナリタトップロードと激闘を繰り広げたテイエムオペラオーも解説席からと彼女達への熱い声援を客席へとアピール。ラストはそれに応えるような三人のパワフルなハーモニーが場内に響き渡った。

M-15.winning the soul/Machico(トウカイテイオー役)、矢野妃菜喜(キタサンブラック役)

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トウカイテイオーとキタサンブラックの掛け合いと共に始まったのは、テイオーを象徴するようなナンバー「winning the soul」。東京公演ではテイオーの憧れの存在・シンボリルドルフとのデュエットが披露されたが、今回はあの時導かれたテイオーが自分に憧れるキタサンブラックを導くという、エモーショナルな関係性がファンにはたまらない演出に。

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燃え上がる炎のようなライティングとAR効果、そして客席を染め上げる赤いコンサートライトの輝きの中で、互いに負けないようにと力のこもったハーモニーとダンスを見せる両名。解説席のサトノダイヤモンド役・立花日菜からは「カッコイイよ!」と声援も飛ぶ熱いステージが繰り広げられた。

M-16. WINnin' 5 -ウイニング☆ファイヴ-/大坪由佳(タイキシャトル役)、橋本ちなみ(ファインモーション役)、優木かな(スーパークリーク役)、島田愛野(ビターグラッセ役)、白砂沙帆(リトルココン役)

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ゲームオリジナルウマ娘のリトルココンとビターグラッセに、先輩ウマ娘三人が加わって送るのは、ゲームの育成シナリオ「アオハル杯~輝け、チームの絆~」のテーマソング「WINnin' 5 -ウイニング☆ファイヴ-」。このシナリオで強力なライバルとして立ちはだかるリトルココン&ビターグラッセは間奏で力強くアピール。

そんなやる気全開で奏でられる5人のハーモニーに会場も盛り上がり、ファインモーションとスーパークリークも負けじと競い合う素晴らしさを爽やかに歌い紡いでいく。そしてラスト近くではゲーム内のライブ同様に全員でジャンプも決めて、ライバル同士の最高のハーモニーを締めくくった。

M-17.全速!前進!ウマドルパワー☆/大和田仁美(スマートファルコン役)
 
元気なかけ声と共に登場したのは、今や「3兆5千億人のアイドル」となったスマートファルコン役の大和田仁美。そのイベント企画で一躍注目を浴びたこのナンバーも、初めて世に出たのは2018年で、大規模ライブではもちろん初披露だ。

ステージ全体にハートが飛び交うポップな演出と、ピンク色に染まったコンサートライトの輝きが、ウマドルへの想いを目一杯詰め込んだナンバーと最強ウマドルとなったスマートファルコンを祝福するようにステージを盛り上げていく。

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イベントで応援してくれたファンへの感謝のアピールもバッチリな彼女のステージに、解説席のカレンチャンとアグネスデジタルもハイテンションに声援を送り、ファル子からすべてのファンに最高のカワイイを届けたウマドルステージは最高の盛り上がりでフィナーレを迎えた。

■ウマ娘が抱く様々な「想い」が歌声に

M-18.Ring Ring ダイアリー/Machico(トウカイテイオー役)、星谷美緒(マヤノトップガン役)、河井晴菜(ニシノフラワー役)、首藤志奈(ハルウララ役)、前田佳織里(ナイスネイチャ役)

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アンニュイなメロディと共にステージに登場して言葉を交わす二人から始まったのは、『ウマ娘』ナンバーとしては数少ないしっとり系の「Ring Ring ダイアリー」。いつもは走ることや勝負に燃えているウマ娘達が、一人の女の子として何でもない時間をのんびりアンニュイに過ごす様を可愛らしく唄い上げて、盛り上がり続けてきたファンにも一息ついてもらおうという癒しのステージが繰り広げられた。

いよいよ終盤戦へと向かうMCタイムでは、各曲の感想がメンバーから語られた。2018年当時のナンバーを唄った面々からは当時以来久々に唄えたのが本当に嬉しかったとのコメントが飛び出し、メジロ家の三人からは次は「メジロ讃歌」を6人全員でフルで唄いたいという夢が語られた。そして初出走組のリトルココンとビターグラッセからは、今回のライブのためにネイルを揃えて気合いを入れたという裏話も。

M-19.グロウアップ・シャイン!/大坪由佳(タイキシャトル役)、橋本ちなみ(ファインモーション役)、土師亜文(メジロライアン役)、咲々木瞳(アドマイヤベガ役)、優木かな(スーパークリーク役)、和多田美咲(メイショウドトウ役)、久保田ひかり(メジロドーベル役)、田澤茉純(イクノディクタス役)、大西綺華(メジロブライト役)、吉咲みゆ(ハッピーミーク役)

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メンバー全員の合唱からのメジロライアンとメジロブライトの掛け合いと共に、2台のゴンドラに乗り込んだ10人で送るのは、TVアニメ第1期のエンディングテーマ「グロウアップ・シャイン!」。ファンの熱気や喜びを間近に見ながらの熱唱や、さらなるエールをお願いする応援合戦も盛り上がり、ラストへ向けての盛り上がりに勢いをつけるパフォーマンスに満ちたステージとなった。

M-20.Go This Way/徳井青空(テイエムオペラオー役)、前田佳織里(ナイスネイチャ役)、中村カンナ(ナリタトップロード役)

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静かな雰囲気のイントロからしっとりしたテンポながらも力強いボーカルを重ねながらはじまったのは、こちらも2018年にリリースされた「Go This Way」。オリジナルメンバーのナイスネイチャ役・前田佳織里に、ライバル関係にあるテイエムオペラオー役の徳井青空&ナリタトップロード役の中村カンナを加えて紡がれるこのナンバーは、何があっても前へ進み続けるウマ娘の気持ちを、清廉な白のライティングと共に力強く切なく歌いあげていき、場内も静かに三人の歌声に聴き入っていた。

M-21.Ambitious World/立花日菜(サトノダイヤモンド役)、矢野妃菜喜(キタサンブラック役)

スポットライトがステージからせり上がってくるキタサンブラックとサトノダイヤモンドを照らしながら始まったのは、ゲームアプリサービス開始一周年記念アニメのテーマソングとなった二人のデュエットナンバー「Ambitious World」。

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『ウマ娘』新世代ともいうべき二人の未来への希望や憧れの先輩の後を追うときめきを、息の合ったハーモニーとダンスで熱唱。その姿はまさにトレセン学園に入学して新たな世界でがんばるキタサンブラックとサトノダイヤモンドそのものだった。

M-22.大好きのタカラバコ/ウマ娘

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場内上空をレーザーの網が包む中の壮大なイントロからステージに全員が登場し、いよいよライブもクライマックスに。そのフィナーレを飾るのは東京公演と同じ「大好きのタカラバコ」だ。ファンの応援によってもたらされた、ウマ娘達の宝箱に収まりきらないほどの夢と言う名の宝物、それを大切に抱えながらこれからも走り続けるという想いを壮大なハーモニーで唄い上げていく。

これからの『ウマ娘』もみんなの期待に応えながら走り続けることを伝える二人のメッセージと共に、世界中を大好きで満たそうというメッセージを高らかに唄い上げて、ライブは静かなギターのイントロと共にラストを迎えた。

■新作アニメなどのビッグニュースも! そして最後はやっぱり「うまびょい」!

「ありがとうございましたー!」
最後の挨拶と共にメンバーが引き上げると、間髪を入れずに場内にアンコールを求める手拍子が響き渡る。しばらくして登場した桐生院葵からの感謝と言葉と共に送られた、新たなウマ娘の登場&新作配信アニメの製作決定というビッグニュースに場内がどよめく中、待望のアンコールの幕が上がった。

M-23.走れウマ娘/ウマ娘

アンコールの開始を告げる明坂の実況と共に、ステージにはメンバー全員が登場。ステージと二台のトロッコをフルに使ってコミカルな「走れウマ娘」を熱唱。キャラの個性を出したお礼のコメントと共にファンにアンコールへの感謝を送った。

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アンコール一曲目を終えて、メンバーを代表してコメントしたのは新作アニメが決定したナリタトップロード役の中村カンナとテイエムオペラオー役の徳井青空。中村はアニメが実現したのはみんなの応援のおかげと感謝を述べ、徳井は今日のライブが本当に楽しかったとお礼を述べて、これからもたくさんのウマ娘とライブで会えるように応援ヨロシクとの感謝のメッセージを送った。

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そして最後はMachicoが明日のステージに上がるメンバーへのエールをファンのみんなと共に送って、いよいよライブは正真正銘のラストへ!

M-24.うまぴょい伝説/ウマ娘

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Machicoのゲキとともに始まった締めの一曲は、当然のごとく『うまびょい伝説』。様々なメディアでも耳にする機会が増えて、ある意味国民的ヒットナンバーになりつつある定番曲を。メンバー全員がステージ一杯に広がりながら力強いパフォーマンスで熱唱。ファンと共に喜びをわかちあうライブを見事に走りきり、また次のライブで会える日を約束し、お礼の一礼と感謝の言葉と共にDAY1の幕は下りた。

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最初から最後まで勢いに満ちたライブとなった『ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!!』横浜公演DAY1。はたしてDAY2はさらなる驚きと盛り上がりが待っているのか?

今回のライブは見逃し配信が約一週間行われているので、気になる人はぜひ視聴して『ウマ娘』の勢いを体感してほしい。

取材・文=斉藤直樹

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