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最高のライブに新たなウマ娘やまさかのゲストも登場し、その興奮はGⅠ級「ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!!」横浜公演DAY2レポート

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「ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!!」横浜公演DAY2出走者

「ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!!」横浜公演DAY2出走者 (C) Cygames, Inc.

アニメやゲームにそしてライブと人気拡大中のクロスメディアコンテンツ『ウマ娘 プリティーダービー』。ゲームアプリサービス開始1周年を記念してスタートした『ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!!』が、3月の東京公演に続いて5月4~5日に横浜・ぴあアリーナMMでの第二弾公演が開催された。『ウマ娘』史上最大規模の会場で最高の盛り上がりを見せたDAY1に続いて、それを上回る盛り上がりを見せたDAY2公演の内容をレポートでお送りしよう。


■まさかの競馬界からのゲスト登場! DAY2はスタート最高の盛り上がり!

前日に続いて晴天に恵まれた横浜・ぴあアリーナMMにて開催の「4thイベント横浜公演DAY2」。前日に続いて場内はスタンド4階席まで埋まる超満員状態。ファンの期待はライブ本編はもちろん、開演直前に登場するMC担当のシークレットゲストだが…現れたのは何と元JRAの女性ジョッキーでホース・コラボレーターの細江純子! 競馬番組などでもおなじみなのに加え、『ウマ娘』でもトゥインクルシリーズ解説者として登場。DAY1ではゲーム内にもキャラクターとして登場することが告知されたばかりだけに、まさかの本人降臨に早くも場内が盛り上がる。

あと20歳若かったら『ウマ娘』にブエナビスタ(2008~2010年に活躍したスペシャルウィークの娘にあたる牝馬)で出演したかったなど、軽妙なトークを交えながらステージへと上がり、注意事項や協賛企業をアナウンス。感染対策で声が出せない代わりの拍手やコンサートライトでの練習を挟んで場を和ませながら、出走を宣言しステージの幕が上がった。

M-01. We are DREAMERS!!/ウマ娘

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スクリーンにはまばゆい煌めきと共に本日出走のウマ娘達のシルエットが映し出され、まばゆいライティングがウマ娘ダンサーズの迫力のダンスを照らし出す。そしてステージ最上段に出演メンバー総勢24名がせり上がりながら登場。全員による力強いハーモニーと共に始まったオープニングナンバーはもちろん、ゲーム1周年を記念した楽曲「We are DREAMERS!!」だ。出演陣の大部分がDAY1から入れ替わっている中、数少ない両日出演のキタサンブラック役の矢野妃菜喜が今日も最高のステージをお見せしますねと意気込みを語り、スペシャルウィーク役の和氣あず未が最後まで応援よろしくお願いしますとのメッセージと共に、一緒に『ウマ娘』を盛り上げてきたみんなへの感謝とこれからも一緒に走ろうという熱いメッセージが唄い上げられた。

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曲を終えてのあいさつでは、メンバーそれぞれが演じるウマ娘のキャラクターを活して意気込みを披露。久々の姉妹共演となったナリタブライアン役の衣川里佳とビワハヤヒデ役の近藤唯がエールを送り合い、今や『ウマ娘』以外の場でも目にするようになったマチカネタンホイザの「えい、えい、むん!」を遠野ひかるが生で披露すると大きな拍手が湧き上がり、佐伯伊織は現在開催中のゲーム内イベント&ガチャに登場する応援団長モードのキングヘイローを意識した挨拶と髪型&新たなウマ耳飾りを披露。先程の曲の間奏でも一流のエールを送る権利をあげるわと応援団長流のゲキを飛ばして客席を沸かせていた。

二日目では唯一のナンバリングイベント初出走となるマンハッタンカフェ役の小倉唯も、たくさんのファンを前にドキドキしているけど、楽しんでパフォーマンスを披露したいと意気込みを語った。

細江純子との共演経験のあるゴールドシップ役の上田瞳から、競馬関係者の中で『ウマ娘』を楽しんでいる方はいるかとの質問に、細江からはたくさんいるとの嬉しい答えが。特に馬のゴールドシップの担当厩務員だった今浪隆利厩務員が大ファンで、『ウマ娘』のアクリルスタンドガチャを回しまくっていたとのエピソードも明かされて上田も感激する一幕も。

そして衣装披露ではウイニングチケット役・渡部優衣の発案で、端から順に回りながらウエーブを起こすという新たな見せ方で場内を沸かせたり、配信で見ているファンにタイキシャトル役の大坪由佳が画面を通してのリモートハグをするなどして盛り上がる中、いよいよライブパートの本格スタートとなった。

M-02.奇跡を信じて!/大坪由佳(タイキシャトル役)、前田玲奈(グラスワンダー役)、衣川里佳(ナリタブライアン役)

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今回のライブでは企画スタート当初に展開したCDシリーズ「STARTING GATE」の曲を現在のパフォーマンスで披露するというのがコンセプトのひとつとなっている。この曲も2017年に発売されたナンバーで、ライブで披露するのは今回が5年ぶり・3度目とのこと。オリジナルメンバーの一人・ヒシアマゾンが今回はいないので、代わりに彼女のライバルであるナリタブライアンが加わったレアなメンバーでのパフォーマンスとなった。

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カラフルなライティングを浴びながら、未来に向けて走るウマ娘達の感じる喜びを三人は可愛くポップに熱唱。普段は勇ましい曲が多いナリタブライアンも全力の応援をファンに煽りながらも可愛く唄い上げて見せた。

M-03.ぴょいっと♪はれるや!/和氣あず未(スペシャルウィーク役)、前田玲奈(グラスワンダー役)、髙橋ミナミ(エルコンドルパサー役)、星谷美緒(マヤノトップガン役)、佐伯伊織(キングヘイロー役)

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続いてハイスパートなイントロと共にスタートしたのは、アニメ『うまよん』テーマソングの「ぴょいっと♪はれるや!」。TVアニメ第1期で活躍したスペシャルウィークら黄金世代の5人が、仲間と一緒にレースと青春の日々を全力で楽しむ様を唄ったナンバーだが、今回はセイウンスカイに代わってマヤノトップガン役の星谷美緒が加わってのステージに。

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ハイスピードなメロディと韻を踏んだリリックで四季折々のウマ娘の日々が紡がれ、そしてスペシャルウィーク役の和氣あず未やエルコンドルパサー役・髙橋ミナミからのエールを求めるゲキに応える様に、ファンもターフの色の緑に輝くコンサートライトを激しく振りまくる! 最後はまるでレースの最終直線の競り合いかのように、ステージと客席が一体となってゴールへと飛び込むように畳み掛ける、楽しくも熱いステージとなった。

M-04. WINnin' 5 -ウイニング☆ファイヴ-/大坪由佳(タイキシャトル役)、徳井青空(テイエムオペラオー役)、近藤唯(ビワハヤヒデ役)、新田ひより(マチカネフクキタル役)、野口瑠璃子(サクラチヨノオー役)

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DAY1ではゲーム内「アオハル杯~輝け、チームの絆~」でライバルとなったオリジナルウマ娘・リトルココンとビターグラッセが熱い歌声を響かせた「WINnin' 5 -ウイニング☆ファイヴ-」。今回はゲームシナリオ内でのメインキャラを務めたタイキシャトル役の大坪由佳&マチカネフクキタル役の新田ひよりに、テイエムオペラオー役の徳井青空・ビワハヤヒデ役の近藤唯・サクラチヨノオー役の野口瑠璃子ら個性派ウマ娘が加わってのステージに。

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競い合う素晴らしさを力強く唄い上げながら、寮の同室コンビのオペラオー&ハヤヒデなど、お互いの関係性や個性を活かした掛け合いが挟み込まれ、DAY1とは違ったこの5人だからこその濃厚かつ爽やかなパフォーマンスが繰り広げられた。

M-05.RUN×RUN!/和氣あず未(スペシャルウィーク役)、星谷美緒(マヤノトップガン役)、香坂さき(ゴールドシチー役)、大和田仁美(スマートファルコン役)、鈴木絵理(トーセンジョーダン役)、渡部恵子(ナリタタイシン役)、遠野ひかる(マチカネタンホイザ役)

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DAY1でライブ初披露となったゲーム版ウイニングライブの幻の一曲「RUN×RUN!」。自分と一緒いてくれる大切な人・トレーナーへの想いを情感たっぷりに唄ったこのナンバーを、DAY2ではオリジナルシンガーのスペシャルウィーク役の和氣あず未を中心に個性派ウマ娘7人が熱唱。それぞれの個性があふれたパフォーマンスも織り込まれながら、トレーナーへの恋のような暖かな想いを唄い上げて、場内を暖かな空気で満たしていった。

M-06.グロウアップ・シャイン!/大橋彩香(ウオッカ役)、木村千咲(ダイワスカーレット役)、大坪由佳(タイキシャトル役)、渡部優衣(ウイニングチケット役)、佐伯伊織(キングヘイロー役)、日原あゆみ(ヤエノムテキ役)

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オリジナル版ではチーム<スピカ>の面々が唄ったTVアニメ第1期エンディングテーマを、今回はウオッカ役の大橋彩香&ダイワスカーレット役・木村千咲のオリジナルシンガーに、4人の個性派ウマ娘が加わってのステージに。ゴンドラに乗り込む際や間奏での応援合戦でもウオッカとスカーレットが仲良くケンカするというファンには嬉しいパフォーマンスも組み込まれ、間に入れずに起こるキングやいつものノリでズバババー! と吠えるウイニングチケット役の渡部優衣など、キャラの個性をたっぷり盛り込まれファンもヒートアップ。そんなファンの熱気を間近で感じとりながら、メンバーの歌声にも力が入るテンションの高いひとときとなった。

ライブ前半戦を終えてのMCタイムでは、DAY1でも熱い戦いが繰り広げられたカメラアピールもりあげ対決がスタート。本日の対戦は、東京公演での雪辱を果たそうとする新生・チーム<ゴールドシップ>(ゴールドシップ・トーセンジョーダン・ウオッカ・タイキシャトル・マヤノトップガン・キタサンブラック)VSチーム<ナリタブライアン>(ナリタブライアン・ビワハヤヒデ・ウイニングチケット・ナリタタイシン・サクラチヨノオー・ヤエノムテキ)。

先行の新生・チーム<ゴールドシップ>はみんなで指で数字の「5・6・4(ゴルシ)」を作りながら,ラストは全員でゴルシの「1着のポーズ」を決めて、すっかり勝ちを確信。

対するチーム<ナリタブライアン>はそれぞれのキャラクターで勝負。同期のチヨノオーとヤエノムテキは互いの得意ポーズを決め、BNWはこういうのをやりたがらないタイシンを引きずり出して3人でポーズ。そしてラストは姉アピールしまくりのハヤヒデと引き気味ながらも覚悟を決めたブライアンの姉妹の熱いハグを披露というエモいパフォーマンスを決めてみせる。

場内のファンの判定ではチーム<ナリタブライアン>が優勢で、実況役・明坂聡美は「564ウイークだけどブライアン勝利」と決定! 両チームのパフォーマンスに盛り上がる中、ライブは中盤戦へと突入する。

■ウマ娘の「戦い」を体現する熱きステージの饗宴

M-07.武名疾走!/日原あゆみ(ヤエノムテキ役)

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ライブ初披露の曲という紹介で始まったのは、武道の精神を秘めたウマ娘、ヤエノムテキ役・日原あゆみのソロナンバー。レースをライバルと自分自身との「闘い」と捉える彼女の勇ましい精神が綴られたリリックが、力強いロックのメロディとボーカル、そして蹴りや正拳突きの動きを取り込んだ勇猛な舞いと共に紡がれていく。

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ライティングとコンサートライトで真紅と黒のコントラストでステージが染め上げられ。スクリーンや配信でのAR演出では「武」をイメージさせる様々な文字が飛び交うなど、『ウマ娘』の戦いの側面を熱く際だたせた唯一無二の曲とステージにファンも強く惹きつけた。

M-08.winning the soul/大橋彩香(ウオッカ役)、近藤唯(ビワハヤヒデ役)、新田ひより(マチカネフクキタル役)、矢野妃菜喜(キタサンブラック役)、野口瑠璃子(サクラチヨノオー役)
 
「武名疾走!」の興奮を引き継ぐように始まったのは、DAY1でも盛り上がったナンバー「winning the soul」。DAY1ではトウカイテイオーと彼女に憧れるキタサンブラックのデュエットというドラマ性を強調したステージだったが、DAY2ではクラシック三冠路線の激闘を勝利した5人のウマ娘が唄うまったく異なるステージに。

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勝利を求める思いの丈をぶつけるように唄う、5人の力強いボーカルが奏でるハーモニーはまるでゴールに向けて全てを出し切って走るレースそのもののような激しさで、会場のボルテージを最高潮にまで引き上げていった。

M-09.NEXT FRONTIER/上田瞳(ゴールドシップ役)、衣川里佳(ナリタブライアン役)、日原あゆみ(ヤエノムテキ役)

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真紅に染まったステージは熱さをそのままに今度は青へと染まっていく。そして始まったナンバーは「天皇賞」「有馬記念」というシニア戦線の頂点を制したウマ娘だけが唄える「NEXT FRONTIER」。ゴールドシップ、ナリタブライアン、ヤエノムテキ、そして「世紀末覇王」と呼ばれ全てを制したテイエムオペラオーを解説席に迎えて、クールな強さにあふれるステージが幕を開ける。

ステージではギャグ的な役回りの多いゴールドシップが、ファンに目に焼き付けておけと言いながらクールで力強い歌声を披露し、ナリタブライアンとヤエノムテキも負けじと力のこもったボーカルでステージのボルテージを上げていく。そしてサビのパートでは三人の声が重なり合ってステージも赤と炎で染まり熱を放ち、正に頂点に立つ王者の歌に相応しいパフォーマンスが繰り広げられた。

M-10.Never Looking Back/大和田仁美(スマートファルコン役)、鈴木絵理(トーセンジョーダン役)、渡新田ひより(マチカネフクキタル役)、佐伯伊織(キングヘイロー役)、遠野ひかる(マチカネタンホイザ役)

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立て続けに続いた熱い戦いの歌からクールダウンするように響く静かなメロディ。だが、そこに秘められた勝負に挑む熱さだけは変わらないナンバー「Never Looking Back」。DAY1と同様に様々な困難や壁にぶつかっても、けっして戦いは知ることをやめなかった不屈の魂を持つ5人のウマ娘が登場。上方へとせり上がり、降り注ぐ雨のような青に染まったステージにたった5人は、絶対に諦めないという「決意」の気持ちを歌声に込めて、歌を聴いてくれているすべてのファンへと、戦う勇気を伝えるように声を振り絞り、場内へと響かせていった。。

M-11.BLOW my GALE/和氣あず未(スペシャルウィーク役)、木村千咲(ダイワスカーレット役)、前田玲奈(グラスワンダー役)、徳井青空(テイエムオペラオー役)、衣川里佳(ナリタブライアン役)、渡部恵子(ナリタタイシン役)

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静寂から一転して、激しいロックのビートと噴き出す炎と共にスタートした「BLOW my GALE」が場内を熱く燃え上がらせる。DAY1に続いて唄うテイエムオペラオーとナリタブライアンに加え、劇中でも鎬を削り合ったスペシャルウィーク役の和氣あず未とグラスワンダー役の前田玲奈、そしてDAY1では似たタイプのリトルココンが唄ったことを意識していたと後のMCで語ったナリタタイシン役の渡部恵子と、DAY2でも勝負にこだわるウマ娘達が勢ぞろい。

5人の熱い熱唱と間奏ではブライアンがファンにさらなる応援を煽り、それに応えて真っ赤に輝くコンサートライトを全力で振りまくるファン達。ステージと客席が一体となって、二つの「火」が「炎」となるかのような盛り上がりを見せた。

M-12.UNLIMITED IMPACT/高柳知葉(オグリキャップ役)、大坪由佳(タイキシャトル役)、髙橋ミナミ(エルコンドルパサー役)、香坂さき(ゴールドシチー役)、日原あゆみ(ヤエノムテキ役)

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スクリーンにはモノトーンのビル街のシルエットが映り、ノイズ混じりの寂しげなビアノのイントロからの激しいメロディと共に始まったのは、ダート戦線で競い勝利したウマ娘だけが唄える「UNLIMITED IMPACT」。登場した5人のウマ娘もダートレースを走り、勝利した強豪ウマ娘ばかりだ。
 
砂埃や泥にまみれても臆せず、ただ勝利を目指して全力で走り抜く決意の歌を、5人は力強いボーカルとハーモニーで熱唱。解説で登場したダートの絶対王者・スマートファルコンも負けたくないと闘志を燃やすほどの熱いライブと共に、様々な戦いの歌が紡がれたライブ中盤戦は幕を閉じた。

■突然のオペラにコラボ案件? ライブ後半戦はバラエティ感満載

<スペシャルコンテンツ>オペラ劇場・『嗚呼それが我が宿命』4th Ver
徳井青空(テイエムオペラオー役)、大和田仁美(スマートファルコン役)
髙橋ミナミ(エルコンドルパサー役)、佐伯伊織(キングヘイロー役)

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ライブを終えて静まりかえった場内に突如として響き渡るテイエムオペラオー役の徳井青空の高笑い! そして照らし出されたステージ華麗なライティングとスクリーンに映し出された優美な幕飾りで彩られ、その最上段にはポーズを決めたテイエムオペラオーとスマートファルコン役の大和田仁美の姿が。そして突如始まったのはオペラオーによる華麗なオペラ! アニメ『うまよん』でも演じられた彼女の舞台をリアルで再現したのだ。

場内は万雷の拍手で包まれたが、不満な様子のオペラオーはさらなる力強い拍手を求めて客席にアピールし、ファンもそれに応えて力強い拍手をオペラオーに捧げた。そしてよくわからないまま巻き込まれたエルコンドルパサー役の髙橋ミナミとキングヘイロー役の佐伯伊織も登場し、四人によるオペラはさらなる盛り上がりと共に幕を閉じた。

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オペラオーが他のウマ娘メンバーを呼び込んでスタートしたMCパートは、再び登場し「ウマおばさん」を自称する細江純子の進行でスタート。直前に演じられたオペラでは全員がやりがいがあったと嬉しそうに語り、細江純子からも同期の和田竜二騎手(競走馬・テイエムオペラオーの主戦騎手として共に戦ったパートナー)に見せたかったと絶賛されて徳井が喜ぶ一幕も。

東京公演の感想を訪ねられた新田ひよりと遠野ひかるのマチカネシスターズは、身振り手振りを交えてキャラそのもののようなハイテンションで感想を語り、和氣は初の横浜公演について満場のファンに感動し、これまで関東を転々と攻略してきたので今後は大阪・名古屋・北海道など色々な地方でもライブがしたいと意気込みを語った。

そしてダイワスカーレット役の木村千咲は回を重ねる毎に広くなるステージにいつも驚いていることや、オグリキャップ役の高柳知葉はアリーナ外周にコースが作られて走ったりした幕張での2ndイベントが思い出深いことなどを語った。

実際の競馬にもハマっているグラスワンダー役の前田玲奈は、細江純子から春のGⅠレースについて尋ねられ、スペシャルウィークやグラスワンダーの血統を受け継ぐ馬が出走するNHKマイルカップが気になっていることや、競馬番組での細江のパドック予想をいつも頼りにしていると競馬談義で盛り上がった。

そして現在展開中のゴルシウィークキャンペーンの「564万円の純金製・黄金の船(ゴールドシップ)」にちなんで、馬券で564万円当てたらどうするかという質問に、ゴールドシチー役の香坂さきは全額ガチャに使うと話して会場をどよめかせ、マンハッタンカフェ役の小倉唯は土地を買ってコーヒー豆を栽培して運用したいとキャラに絡めた使い方で客席を沸かせたところで、いよいよライブも後半戦がスタート。

M-13.GIRLS' LEGEND U/小倉唯(マンハッタンカフェ役)、渡部優衣(ウイニングチケット役)、香坂さき(ゴールドシチー役)、鈴木絵理(トーセンジョーダン役)、渡部恵子(ナリタタイシン役)、遠野ひかる(マチカネタンホイザ役)

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場内に鳴り響くファンファーレと手拍子、そしてウマ娘達の可愛くも力強いウォークライと共に始まった後半戦オープニングナンバーは、ファンが待ちに待っていたゲームアプリリリースを彩った曲として鮮烈に刻み込まれたメインテーマ「GIRLS' LEGEND U」。今回初出走のマンハッタンカフェ役の小倉唯をはじめ個性派ウマ娘メンバーがそろった、初出走組メインだったDAY1とはまた違ったステージとなった。

それぞれの個性が色濃く出たボーカルが奏でるハーモニーはパワフルで高揚感に満ちていて、間奏で小倉がコメントしたようにトレーナーと一緒に天まで昇っていけそうなステージで、見事に後半戦のスタートを決めて見せた。

M-14.Make debut!/和氣あず未(スペシャルウィーク役)、高柳知葉(オグリキャップ役)、前田玲奈(グラスワンダー役)、髙橋ミナミ(エルコンドルパサー役)、佐伯伊織(キングヘイロー役)
 
次の曲も印象深い『ウマ娘』始まりの曲…TVアニメ第1期オープニングテーマ「Make debut!」。DAY1は初出走組がメインだったが、今回はアニメの物語の中心となったスペシャルウィークら黄金世代の四人に、コミック『ウマ娘 シンデレラグレイ』の主人公としてコンテンツの顔の一人となっているオグリキャップ役の高柳知葉がゴンドラに乗り込んでファンの間近で歌を送り届けた。

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スペシャルウィークとエルコンドルパサーが間奏でお願いしたたくさんの笑顔と世界最強の応援を近くから送られて、メンバーも笑顔で手を振り返しながらそれに応えながら熱唱をすべてのファンへと送っていった。

M-15.Goal To My SHIP/上田瞳(ゴールドシップ役)
 
「Make debut!」が終わると、スクリーンでは突然の『ぱかチューブっ!』がスタート。ステージ裏で疲労困憊のゴールドシップが、これ見よがしにサントリーBOSSのブラックコーヒーを飲んで疲れを吹き飛ばし、さらに思いきり速く走れるようになりそうな「加速スキル付きBOSSジャン」を見つけ、それを着込んでステージへと向かうことに…。

そうして始まったライブステージでは、ゴールドシップ役の上田瞳がトレセン学園ジャージと同じデザイン&カラーリングのBOSSジャンを着て登場。

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唄う曲はライブでの披露は約3年ぶりとなるソロナンバー「Goal To My SHIP」だ。破天荒キャラばかりが目立ちがちなゴルシだが、そんな彼女の乙女な一面も交えながらパワフルかつアップテンポに唄うナンバーを、ド派手でスタイリッシュなタイポグラフィ演出と共に熱唱。間奏では赤のコンサートライトを思いきり回しての応援をゴルシが要求してファンが即応えるなど、最高潮の盛り上がりに。

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そして曲が終わると、ゴルシが着ている加速スキル付きBOSSジャンが当たるサントリーBOSSとのコラボキャンペーンの発表が! 『ウマ娘』の止まらぬ勢いを示すようなこのキャンペーンは5月16日に詳細が発表されるとのことなので、ぜひとも見逃さないように。

M-16.ひたむきマイノート/野口瑠璃子(サクラチヨノオー役)

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続いてもソロナンバーが登場。最近ゲームに実装されて、そのひたむきに前向きにがんばるキャラクターで人気上昇中のサクラチヨノオー役・野口瑠璃子の「ひたむきマイノート」だ。
 
オリジナルの格言をノートに書き留めるのが好きな彼女らしい可愛らしいリリックとラップを明るく唄い上げ、ピンクのコンサートライトの輝きが場内を埋めつくす中、AR演出では彼女の名前にちなんだ桜吹雪が舞い散るなど、ポジティブな癒し満載のパフォーマンスが繰り広げられた。

M-17.ユメヲカケル!/高柳知葉(オグリキャップ役)、上田瞳(ゴールドシップ役)、木村千咲(ダイワスカーレット役)、近藤唯(ビワハヤヒデ役)、星谷美緒(マヤノトップガン役)、新田ひより(マチカネフクキタル役)、矢野妃菜喜(キタサンブラック役)

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ライブではメンバー同士の関係性などをどう歌や振り付けに盛り込むかでファンに注目されているTVアニメ第2期オープニングテーマの「ユメヲカケル!」。DAY2では各世代の代表格を務める個性派ウマ娘7人が登場し、解説のスペシャルウィークがファンと共に日本一の応援を送る中でそれぞれのらしさを発揮したボーカルとハーモニーを披露。そして後半の「友達以上、仲間でライバル」のはパートは7人全員で唄ってみせるなど、今までにないパターンでファンを沸かせてみせた。

M-18.Enjoy and Join/大橋彩香(ウオッカ役)、徳井青空(テイエムオペラオー役)、渡部優衣(ウイニングチケット役)、香坂さき(ゴールドシチー役)、鈴木絵理(トーセンジョーダン役)、遠野ひかる(マチカネタンホイザ役)

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DAY1では個性とフレッシュさに満ちたメンバーが唄ったOVA『BNWの誓い』のテーマソング「Enjoy and Join」。本日はキャラも走りも際だつ個性派6人が勢ぞろいしてゴンドラに乗り込み、アリーナや目線が合うスタンド席などのファンへの全力アピールを交えながら熱唱。共に喜びを分かち合う劇中のウイニングライブのように、ファンとメンバーがひとつになって盛り上がっていった。

ライブ後半戦を終えて、細江純子がメンバーとファンの双方に語りかけながら場を盛り上げつつ、ここまでの曲を振り返るトークタイムがスタート。

企画スタート時の懐かしい曲を大会場で唄えたことの楽しさや、DAY1では踊るのに精一杯だった曲を今日はちゃんとやりきれたことへの嬉しさ、初めてのソロ曲や以前から唄いたかったナンバーを唄えた喜びなどが語られる中、いよいよライブもクライマックスへと突入する。

■エモーショナルな感情あふれるナンバーで盛り上がるクライマックス…そして予想外の新ウマ娘の発表も!

M-19.Go This Way/髙橋ミナミ(エルコンドルパサー役)、小倉唯(マンハッタンカフェ役)、野口瑠璃子(サクラチヨノオー役)

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DAY1での久々のライブ披露で盛り上がった「Go This Way」。今回はオリジナルシンガーのマンハッタンカフェ役の小倉唯と、エルコンドルパサー役の髙橋ミナミ&サクラチヨノオー役の野口瑠璃子というメンバーで情感たっぷりに、くじけず前へと進み続けるウマ娘達の前向きな気持ちをしっとりと唄い上げた。

M-20.Find My Only Way/和氣あず未(スペシャルウィーク役)、高柳知葉(オグリキャップ役)、上田瞳(ゴールドシップ役)、大橋彩香(ウオッカ役)、木村千咲(ダイワスカーレット役)

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静かなメロディが場内に流れ、スポットライトがステージの階段に座ったスペシャルウィークらチーム<スピカ>の面々とオグリキャップを照らし出す。曲はTVアニメ第1期でスペシャルウィークが「日本一のウマ娘」になるという夢を果たした第12話のエンディングを飾った「Find My Only Way」だ。

抱き続けた夢を叶えるべく歩み続けた日々を振り返りながら、大切な仲間との出会いの末に辿り着けた喜びを静かにしっとりと唄い上げていく。そしてラストではスポットライトが場内の天井に星空(スピカ)を描き出し、ファンも歌に聴き入りながらアニメの思い出に浸った。

M-21.春空BLUE/近藤唯(ビワハヤヒデ役)、渡部優衣(ウイニングチケット役)、渡部恵子(ナリタタイシン役)

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DAY2のトリを飾るのは、この日3人全員が揃ったビワハヤヒデ役の近藤唯・ナリタタイシン役の渡部恵子・ウイニングチケット役の渡部優衣ら「BNW」の面々。そんな三人が唄うのは、2018年発売のCD『STARTING GATE 11』収録の「春空BLUE」だ。
 
卒業を間近に控えて離ればなれになる友達同士の切ない思いを、複雑に絡み合うハーモニーや互いを見つめ合うなどの仕草を交えたパフォーマンスで情感たっぷりに唄いあげていく。

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そして最後の「絆は消えない」というフレーズは、ぶつかり合いながらも友としてライバルとして同じ時間を過ごしてきたBNWの姿と重なるようで、この三人だからこそ唄い紡げる世界を見事に創り上げたステージとなった。そんなエモーショナルさに心打たれた場内のファンも、ただ静かにコンサートライトを振りながら聴き入っていた。

M-22.大好きのタカラバコ/ウマ娘

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3時間近く続いたライブもいよいよフィナーレへ。最後の曲は東京公演から昨日DAY1まで続く「大好きのタカラバコ」だ。長い間信じて待っていてくれたファンがいたからこそ、コンテンツを作り上げてきたスタッフやウマ娘に命を吹き込むメンバー達にもたらされた宝物の数々。それを大事に胸にしまって、次へと進むパワーにしようというメッセージが、スクリーンとライティングで描き出されるマジックアワーの空と共に唄い紡がれていく。

今日という日が特別な夢のステージになったと感謝の言葉を送るスペシャルウィークの言葉と全員のハーモニーが紡ぐ歌は大きく広がっていき、「世界中を大好きで満たそう」というリリックと場内に掛かるARの虹と共に宝箱の蓋が閉じられ、場内には静けさが広がっていった。

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そして世紀末覇王が宣言するゴールインの言葉と共に、ライブの幕は静かに降ろされた…。

間髪入れずに場内にはアンコールを求めるファンの熱い手拍子で満たされていく。そんなファンの情熱に応える様にステージに登場した細江純子から、最新情報の数々が公開されていった。

新作フィギュアや東京公演で発表されたサクラローレルを主人公にした新作コミックの続報に加え、何と新たなウマ娘と彼女達が登場する新作ショートアニメ『うまゆる』が今年秋にスタートというビッグニュースが!

2003年に様々なGⅠ連覇記録を達成し近年の様々な強豪馬に血統が受け継がれたシンボリクリスエスに、ウオッカの父であり引退後もユニークな暴れっぷりで競馬ファンを楽しませているタニノギムレットがウマ娘になるというニュースは当日夜のTwitterでもトレンド入りする程の大反響となったので、今後の展開が楽しみなニュースとなった。

そしていよいよ待望のアンコールライブがスタートする!

M-23.走れウマ娘/ウマ娘

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アンコールの幕開けはDAY1同様に名曲「走れコータロー」のカバーバージョン「走れウマ娘」。ステージ全体に二台のゴンドラまでも駆使して、ノリの良いメロディで場内の熱を一気に最高潮へと上げていく。そして曲の合間にはウオッカとダイワスカーレットによるケンカという名のイチャつきパフォーマンスに、各ウマ娘達の一言あいさつが続いていく。エルコンドルパサーが語ったように、世界で一番楽しい場所はこの瞬間の横浜だと誰もが思う熱狂のステージが繰り広げられた。
 
曲を終えての最後のMCでは、グラスワンダー役の前田玲奈が「う・ま・む・す・め」に引っかけた作文大喜利でライブの感想とファンへの感謝を語り、スペシャルウィーク役の和氣あず未はファンをもっと楽しませるために成長する姿を見せていきたいと決意を語った。

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さらに話題のハリウッド映画『トップガン マーヴェリック』の宣伝担当パイロットになったマヤノトップガン役の星谷美緒からは、何と世界最速でのトム・クルーズ来日のニュースが発表され、同映画のジャパンプレミアイベントに『ウマ娘』招待されているとの驚きの告知が。もはや社会現象級の盛り上がりを見せる『ウマ娘』はどこまで大きくなるのか?

M-24.うまぴょい伝説/ウマ娘

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連日最高の盛り上がりを見せた「ウマ娘 プリティーダービー 4th EVENT SPECIAL DREAMERS!!」横浜公演の最後を飾るのは、やはり「うまぴょい伝説」しかない! キタサンブラックからの最後の最後まで一緒に駆け抜けて下さいとのメッセージと共にスタートしたステージではDAY1以上の力強いパフォーマンスが繰り広げられ、見事にウマ娘とトレーナー全員揃ってのゴールインとなった。
 
ファンの声援に込められた熱い想いへの感謝と、次のレース(イベント)での再開を約束して大団円となった今回の横浜公演。次に待っているのは最大規模会場となる埼玉・ベルーナドームでの11月5~6日の追加公演。その日まで『ウマ娘』がどこまでパワーアップしていくのか…気になる人はぜひアプリをプレイしたり、この公演のアーカイブ配信をチェックして、『ウマ娘』のあふれるパワーを体感してほしい。

取材・文=斉藤直樹

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