増田惠子(ピンク・レディー)、ソロ40周年記念アルバムの詳細発表 新曲第2弾を先行配信

アーティスト

増田惠子

ピンク・レディーとしての鮮烈なデビューから45年。ソロ・シンガーとしてのデビューから40年を迎えた増田惠子が、7月27日にリリースする記念アルバム「そして、ここから… [40th Anniversary Platinum Album]」の全収録内容を発表した。

また、収録曲の中から、新曲「Et j’aime la vie(エ・ジェム・ラ・ヴィ)~今が好き」(作詞:鮎川めぐみ、作曲:上田知華)を、4月27日に配信した「Del Sole」に続いて、本日5月25日アルバムに先駆けて配信リリースした。

アルバム「そして、ここから…」は、増田惠子のソロ活動を集大成した2枚組CD。タイトルには、これまでの歩みを振り返るとともに、これからの歌手人生への想いが込められている。

Disc1は、ピンク・レディー時代のソロ歌唱曲に始まり、ソロ名義で発表したシングル表題曲がすべて収録される。大ヒットしたソロ・デビュー曲「すずめ」(作詞・作曲:中島みゆき)を筆頭に、「ためらい」(作詞・作曲:松任谷由実)、「らせん階段」(作詞・作曲:竹内まりや)、「女優」(作詞:桑田佳祐、作曲:桑田佳祐・神山暁雄)等、豪華アーティストから提供された作品を収録。

ピンク・レディー時代のソロ曲は、阿久悠(作詞)、都倉俊一(作曲)のコンビが、初めて“ケイ”のために書き下ろした「インスピレーション」の他、ライブ録音(8曲)も網羅。「ホテル・カリフォルニア」(Live at 田園コロシアム)、「朝日のあたる家」(Live at ラスベガス・トロピカーナホテル)など、ケイのハスキーでソウルフルな声質をいかした選曲で、ビッグバンドの演奏とともに、エモーショナルに歌い上げている。

Disc2には、新曲5曲と、2021年11月に開催された「40thアニバーサリー配信LIVE」の音源が収録。なお、限定盤には、DVDとして「40thアニバーサリー配信LIVE」の映像を収録される。

今回新たにレコーディングされたのは、先行配信中の「Del Sole」(デル・ソーレ)(作詞:森 由里子、作曲:津田ケイ)、恩師・阿久悠の未発表詞に都倉俊一が作曲した「向日葵はうつむかない」、同じく阿久悠の未発表詞に宇崎竜童が作曲した「観覧車」、イタリア人ピアニスト、アルベルト・ピッツォ作曲、松井五郎の作詞による「こもれびの椅子」、そして、本日配信リリースされた「Et j’aime la vie~今が好き」(作詞:鮎川めぐみ、作曲:上田知華)の5曲。

「Et j’aime la vie~今が好き」は、シャンソンを学ぶためにパリに渡り、1989年にフランスでもデビューを遂げた彼女のお気に入りの曲。フランス映画のサウンドトラックのような優美なアレンジで、「日暮れ前が いちばん綺麗」と、ありのままに年齢を重ねた今を愛おしむ気持ちが歌われている。残念ながら、昨年亡くなっていたことが先日報じられた上田知華(作曲)が提供した、最後の作品となった。

CDとDVD(限定盤)にも収録される「40thアニバーサリー配信LIVE」は、昨年11月28日のソロ・デビュー40周年記念日に、都内のレコーディングスタジオから無観客で配信されたもの。ピンク・レディー時代も含めた増田惠子45年間の歩みと、アルバムに収録する新曲2曲もいち早く披露した。Disc1のライブ音源と比べても、歌声の魅力は変わらず、さらに深みを増しているので、CD音源だけでも聴きごたえがある。ピアノ、ギター、チェロ、パーカッションに女声コーラスが加わるアコースティック編成で、「すずめ」「哀色の印象 -Avec Le Feu」等のソロとしての代表曲を中心に収録。アンプラグド編成にも関わらず、「渚のシンドバッド」「UFO」といったピンク・レディーの大ヒット曲も、迫力ある演奏と歌唱で原曲の魅力を伝えている。

このアルバムのリリースを記念して、6月23日に、第2回目のオンライントークイベントが開催される。ゲストに、音楽プロデューサーの西澤雅巳を招き、昨年の配信ライブに始まる40周年プロジェクトの経緯や新曲レコーディングのエピソードなどを聞く予定。DVDに収録されるスタジオ配信ライブ映像の一部も特別に公開する。なお、参加費は無料となっている。

増田惠子のソロ作品が、ピンク・レディー時代に在籍した古巣のビクターからリリースされるのは実は初めてのこと。ビクターでは、今年から来年にかけて、「ピンク・レディー45周年PLUS」プロジェクトとして、様々な情報発信やリリースを予定している。

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