SennaRin、初の歌唱披露となった「銀河英雄伝説」舞台挨拶での思い出と共に今後は海外でも活動したいと目標を語る
5月13日より上映が開始された「銀河英雄伝説 Die Neue These 激突」第3章。本作の上映を記念し、5月29日に東京・新宿ピカデリーにて歌唱付き舞台挨拶が実施された。主題歌・テーマソングを担当しているSennaRinが登壇し、豪華、主題歌・テーマソングの2曲を生披露し、楽曲制作に関することや今後の展望について熱いトークを繰り広げた。
『銀河英雄伝説』は、遙か未来の宇宙を舞台にしたSF小説。数々のヒット作を生み出した人気作家、田中芳樹の代表作で、1982年に第1巻が刊行されて以来、本伝10巻、外伝5巻の大長篇小説として、累計1500万部のセールスを記録。今なお増刷が続いている。1988年からはアニメシリーズが展開され、さらに多くのファンを獲得した。
そして2018年4月、Production I.Gが改めて新作アニメーションとして「銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅」(全12話)を制作。そのセカンドシーズンとなる「星乱」(13話〜24話)も2019年に映画館でイベント上映され、新たな声優陣、最新の技術での艦隊戦、新たな解釈で描かれた本作は、銀河英雄伝説ファンのみならず、幅広いアニメファンに話題となった。2020年4月からはOP、EDを新たに全24話をNHK Eテレにて放送された。
本編上映終了後、SennaRinが登壇し、主題歌「dust」とテーマソング「melt」を披露した。会場は、SennaRinの透き通った歌声に包まれ、気持ちのこもった熱いパフォーマンスに圧倒された。
MCに呼びこまれ、SennaRinが再登壇。MCより歌唱を披露した気持ちを聞かれ、「以前『激突』第1章の完成披露舞台挨拶で『dust』を歌わせていただいたのが、初歌唱の場だったので、また今回の舞台挨拶でも皆様の前で歌える機会を頂けて大変嬉しく思います」と語り、デビュー後からの変化については、「デビューが決まってからラジオやライブ、テレビに出させていただき、色んな方と出会って刺激を受けたおかげで、より一層成長していきたいという意欲が高まっています」と語った。
続いてテーマソング「melt」のcAnON.と澤野弘之との共同作詞について、「あらかじめある曲のメロディーに作詞していくというのは初めてで、とても大変でしたし、悩みこんでしまうことは多々ありましたが、澤野弘之さんの曲に歌詞を乗せさせていただくという、とても貴重でやりがいのあることができることに感謝しながら、楽しんで取り組めました」と話した。また、「共同作詞をした『melt』を初めて劇場で聴いた時には、とても感動でした」と喜びの気持ちを語った。
次に「melt」のミュージックビデオ撮影について、「ミュージックビデオの撮影も今回が初めてだったのですが、美術さんがセットをとても綺麗にしてくださったので、そのセットも楽しみつつ、曲の世界観にあった素敵なミュージックビデオに仕上げることができました」と話し、光を浴びながら暗闇の中を彷徨うカットが自身のお気に入りと語った。
続いて、これまで澤野のコンサートをはじめ、福岡でのライブ、ラグビー場で歌唱した感想を、「人前で歌うことにまだ慣れていないので、これからもっと人前に出て、色々と吸収しながら成長していきたいです」と話した。
また、自身でデザインした「dust」と「melt」のジャケットやアートワークについては、「今後も引き続き絵を描いたりしながら、自分がデザインしたグッズを制作したりしたい」と語った。
また、今後予定されている10月7日のワンマンライブについて、「自分にしか作れない特別な空間・時間にしていきたい」と意気込みを語った。
最後に、「今までの人生で沢山、音楽に救われてきました。今度は私が届ける側として、多くの方の心に届く歌を歌っていきたいと思っています。澤野弘之さんのお力を借りながら、日本のみならず海外でも活躍していきますので、是非これからのSennaRinを宜しくお願い致します」と挨拶をし、会場内は温かい雰囲気のまま終了した。