広告・取材掲載

広告・取材掲載

韓国の6人組ボーイズグループASTRO、日本公演で4万人を動員 最大キャパの観客を前にメンバーたちも感無量

アーティスト

韓国のボーイズグループ ASTROが、約4年ぶりの日本単独ライブ「ASTRO 2022 JAPAN CONCERT<The 3rd ASTROAD to JAPAN [STARGAZER]>」を千葉・幕張メッセで開催し、2日間で約4万人を集めた。

ASTROはMJ(エムジェイ)、JINJIN(ジンジン)、CHA EUN-WOO(チャウヌ)、MOON BIN(ムンビン)、ROCKY(ラキ)、YOON SAN-HA(ユンサナ)からなる6人組で、今年2月に韓国でデビュー6周年を迎えた。前回の単独ライブ「2018-19 ASTRO Live Tour “ASTROAD II” in Japan」東京公演がZepp Tokyoだったことからも、今回のライブでASTROの人気が着実に広がっていることがわかる。

ASTROは、スペイン語で「天体」を意味するだけに、今回のライブテーマは「STARGAZER(天文学者)」。6人が天文学者となり、星を見つけるという映画のように美しい映像がサイドストーリーとしてライブを彩った。

セットリストは「All Yours」(2021年)、「Drive to the Starry Road」(2022年)の近作アルバムを中心に「これまでの会いたかった気持ちのすべてを詰め込んだ」(ユンサナ)という構成で、ダンサブルな曲、キュートな曲からバラードまで、ASTROの多彩な魅力を凝縮。さらにはユニット曲やソロ曲など各人の存在も光るものに。5月末にソウルで行われた同タイトルの公演とほぼ同じ構成で、メンバーのMJが今年5月に入隊し、今回は5人での来日となったが、映像や演出の随所にMJの不在を感じさせないファンへの優しさが見て取れた。

「ONE」「Moonwalk」「MY ZONE」というダンスチューンで華やかにオープニングを飾ると、「ファンの皆さんが一番好きなステージ」(ラキ)と言ってキュートな「When You Call My Name」「All Good」へ。「Cat’s Eye(韓国語原題:長靴をはいた猫)」ではステージに巨大な長靴に入った猫のオブジェが登場し、メンバーたちが猫耳と肉球手袋を付けてかわいらしさ全開でファンサービスを繰り広げたが、高いダンススキルを見せた後に、こういうかわいらしさを見せてくれるギャップもASTROの魅力だ。

振り幅という点で注目したいのが、ソロとユニットのコーナーだ。5月にリリースされた最新アルバム「Drive to the Starry Road」に収録された各人のソロ曲を日替わりで披露したが、初日はムンビンのセクシーで情熱的な「Let’s go ride」と、インターンから大金持ちに昇り詰める男を楽しいパフォーマンスと共に見せたジンジンの「All Day」。2日目はユンサナが「24 Hours」でアコースティックギターの弾き語りを披露し、チャウヌは「First Love」で高校生に扮してドキドキの告白。ラキは「S#1.」で、恋人との幸せの絶頂から別れのどん底までを感情たっぷりにパフォーマンスして各人の魅力をアピール。また不在のMJは、両日VTRでソロ曲「Story」を聴かせてくれた。

ユニットコーナーではムンビン& ユンサナがASTROとは一味異なるダークでセクシーな「WHO」を見せたかと思えば、ラッパーユニットのジンジン & ラキはファンキーなパーティーチューン「Just Breath」で会場を一気に盛り上げた。チャウヌはMJのソロ曲「Get Set Yo」をユンサナと一緒に歌ったが、チャウヌがトロットを歌うのはなかなか見られない光景かもしれない。

「Like stars」でファンにバラの花をプレゼントすると、「ファンというたくさんの星の光が届き、星の中で唯一輝くASTROになった」という天文学者たちのサイドストーリーのエンディング映像から最新活動曲「Candy Sugar Pop」、そして「After Midnight」で本編を締めくくると、大きなアンコールの拍手に応えて「Every Minute」「You Smile」「Confession」のメドレーで会場を駆け抜ける。そして、MJも映像で登場した「Call Out」の楽しい一体感でフィナーレを迎えた。

コロナ禍前にファンミーティングは行っていたが、ライブとなると4年ぶり。しかも日本公演としては今までにない最大キャパシティの観客を前にメンバーたちも感無量で、ムンビンは「こんなに大きな会場でコンサートができることは嬉しいけれど、もっと皆さんに近づきたい。近づける状況になったら、皆さんとたくさん話をして、目を合わせたいです。僕は今25歳ですが、25歳でこんなに良い記憶を与えてくださって、ありがとうございます」、チャウヌは「デビューの頃からメンバーたちと『2万人を埋められるグループになれるかな?』と話していたので、感慨深いです。『会いたかった!』という皆さんの感情が伝わりました。こんな幸運を与えてくださって、ありがとうございます」、ユンサナは「公演中、ずっと幸せでしたが、皆さんが声を出せなかったことが心残りです。次の来日公演はまだ決まっていませんが、もっと大きな会場で会えるように頑張ります」、ラキは「今までは僕たちがファンの皆さんから力をもらってきました。成長したこれからは、皆さんに力を届け、原動力になり、恩返ししていきたいです」とファンに感謝を伝えると、最後にリーダーのジンジンが「すごく幸せでした。僕たちがステージで走り回れる原動力になってくださって、本当にありがとうございます。これからも頑張って努力するASTROになります。いつかMJさんも一緒に、ドームで会いましょう!」と、これからファンとともに向かっていく大きな夢を語った。

関連タグ