加山雄三、年内でのコンサート活動終了とラストコンサート開催を発表
加山雄三が、年内でのコンサート活動終了と、ラストコンサート開催を発表した。
1960年東宝より映画『男対男』でデビューした加山雄三。翌年、映画『大学の若大将』に主演し、その後「若大将シリーズ」がスタート。映画の中で歌った「君といつまでも」「夜空の星」「旅人よ」をはじめ数々曲が大ヒットし、名実共に日本を代表するアーティストとなった。
80歳を超えてたくさんの試練にみまわれ、2018年愛艇「光進丸」の焼失。2019年トレーニング中に腰の圧迫骨折をしたがツアーを予定通り決行、ツアー中に脳梗塞発症。2020年誤嚥からの脳内出血を発症し活動休止をしたが日々のリハビリを経てコンサート復帰するなどその度に奇跡的な復活を成し遂げて来た。
しかしながら今年4月に85歳を迎え今と向き合い、歳を取ることで様々なことを続けていくことの大変さを実感すると共に、アーティストとして100%満足いくコンサートを提供し続けていけるのか、本人、家族、スタッフで模索し、たくさんの葛藤を経て、「歌えなくなってやめるのではなく、まだ歌えるうちにやめたい。最後までいつも通り歌う。それが一番なんだ」との思いで、今年の12月をもって、長年続けてきたコンサート活動から引退することを決断。
一般のコンサートとしては9月9日 東京・東京国際フォーラム ホールAでの「加山雄三ラストショー〜永遠の若大将〜」、12月の豪華客船飛鳥Ⅱでの船上ライブ(若大将クルーズ)が最後のコンサートとなる。
加山雄三コメント
みなさん、長きにわたる応援本当にありがとうございます。
感謝しております。
活動を始めて60年もの間、音楽を作り歌い続けてきました。
そしてたくさんの人との出会いと、幸せをいただきました。
歳をとることで様々なことを続けていくことの大変さを実感しております。
しかしながら、その時々で精一杯目の前のことに真摯に向き合ってきました。
コンサート活動は年内をもってケジメをつけようと思いますが、これからも音楽は親友であり大切にしていきたいと思います。
最後のライブ、みなさんで楽しみましょう!