ジョージ・ハリスンが愛したフェンダーの名機がシグネイチャーモデルとして登場、「GEORGE HARRISON “ROCKEY” STRATOCASTER」世界同時販売
フェンダー ミュージカル インストゥルメンツ コーポレーションは、ロック史に名を残す偉大なギタリスト、ジョージ・ハリスンの新シグネイチャーギター「George Harrison “Rocky” Stratocaster」を発表し、7月27日よりフェンダー公式オンラインショップにて販売を開始する。
「George Harrison “Rocky” Stratocaster」は、アルダーボディに手作業で丁寧に施したジョージ・ハリスンの有名なサイケデリックペイントを蘇らせたモデル。ピックガードやプラスチックパーツのアートから、ヘッドストック裏の「Grimwoods」のデカールに至る細部まで全てのディテールが忠実に再現されている。
3基の60s Vintage-Style Stratocasterピックアップは、フェンダーの黄金期を彷彿とさせるダイナミックで鮮明なトーンを実現。60年代半ばのCシェイプのメイプルネックに、7.25インチラジアスのスラブ貼りのローズウッド指板と21本のヴィンテージスタイルフレットを備え、馴染みやすいネックシェイプと快適な演奏製を提供する。また、ヴィンテージスタイルのシンクロナイズドトレモロとチューニングマシンにより、フェンダーの伝統的なルックスとフィールをもたらす。
音楽の境界線を押し広げ続けていたジョージ・ハリスンは、音楽界に絶大な影響を与えた。ザ・ビートルズの時代から輝かしいソロ活動まで、彼は世代を定義した音楽を作り上げ、その卓越したギターの演奏技術が後に続く無数のミュージシャンにインスピレーションを与え続けた。
ジョージは、キャリアを通じて様々な象徴的なギターを使用したが、「Rocky」という愛称で親しまれたサイケデリックなデイグローカラーでハンドペイントされた61年製ソニックブルーのストラトキャスターギターが彼の一番印象的な一本と言える。このギターは、音楽界で最も有名なギターのひとつとされている。
1965年初頭、アルバム「Help!」の制作が始まった際に、ジョージとジョン・レノンからそれぞれにストラトキャスターギターを購入してほしいとの依頼でローディーのマル・エヴァンズは、二人にお揃いのソニックブルーのストラトキャスターギター を入手した。ローリングストーン誌「歴代最高のアルバム500」に選ばれた「Help!」のアルバムは、ビートルズの音楽にストラトキャスターが初めて登場した作品となる。
1967年に、ジョージは自身のストラトキャスターを多彩なサイケデリック柄に塗装し、オリジナリティを吹き込んだ。67年のテレビ映画『マジカル・ミステリー・ツアー』の「I am the Walrus」のシーンに大きく登場したこのギターは彼のお気に入りであり、1969年12月までにアッパーボディに「Bebopalula」、ピックガードに「Go Cat Go」、そして愛称ともなった「Rocky」とうい文字がヘッドストックに追加された。
2020年にはFender Custom Shopより細部まで忠実に再現した「Rocky」モデルを数量限定で発売し、世界中のファンにこのアイコニックなギターのサウンドと歴史を楽しめる機会を提供した。そして、今回待望のシグネイチャー最新モデルが登場となる。