広告・取材掲載

ディカペラ、3年ぶり来日公演がまもなくスタート! 新曲多数のプログラム、メンバーに見どころをきく

アーティスト

SPICE

ディカペラ

ディカペラ

ディズニー初の公式アカペラグループ「ディカペラ」が3年ぶりの日本公演を2022年8月5日(金)に東京・東急シアターオーブでスタートする。大阪、広島、福岡、鹿児島、名古屋、札幌を巡るツアーでは、大型LEDスクリーンに映し出されるディズニーのアニメーション映像とともに、ディズニーの名曲を熱唱。披露する半分以上が新曲という。歌の魔法を体現する6人に見どころを聞いた。

――2018年に結成されたディカペラは、19年に初来日し全国公演を行いましたね。夢の国に迷い込んだかのような楽しいステージで、老若男女を熱狂させました。

アントニオ・フェルナンデス(パート:ボイス・パーカッション):ありがとうございます。日本で公演する前には、「日本のお客さんは静かだから、驚かないようにね」と言われていたのですが、コンサートを行っている時に客席を見たら笑顔の人が多くて、拍手はもちろんですが、全身で「楽しい!」と表現してくれる人が多くて、逆に驚いたことを覚えています。

オーランド・ディクソン(パート:バリトン):うん。ある意味不思議な体験だったよね。日本のファンは五感を使ってコンサートを楽しんでいるということが分かる。ステージに立っている時に、客席からそれが伝わって来るのが面白かった。

ANTONIO FERNANDEZ(アントニオ・フェルナンデス)

ANTONIO FERNANDEZ(アントニオ・フェルナンデス)

JOE SANTONI(ジョー・サントーニ)

JOE SANTONI(ジョー・サントーニ)

――3年ぶりの日本公演では、半分以上が日本で初めて披露される曲と聞きました。

ケイレン・ケリー(パート:メゾソプラノ):そうなの。だからリハーサルが大変なんだけど、「日本のファンに特別なギフトを贈りたい」という気持ちで頑張っています。

――前回は、映画『3匹の子ぶた』の映像に合わせて、「狼なんかこわくない」を声だけで表現されましたね。効果音も再現には、「本当に人の声なのかな?と」鳥肌が立ちました。

ケイレン:練習がとても大変だったので、気に入ってくれたのなら、嬉しいです。

モーガン・キーン(パート:ソプラノ):歌っている私たちもワクワクしました。

ジョー・サントーニ(パート:ベース(バス)):うん。後ろの映像に合わせられるように、たくさん練習したよね。この曲はアメリカでも、日本でも1番盛り上がったよね。

RJ・ウェスナー(パート:テナー(テノール)):そうだね。歌詞がない曲をやろうと言ったのは、僕らのクリエイティブディレクターやディズニーチームのアイデアだったんだけど、過去へのオマージュの意味を込めたいと生まれたんです。変調したり、フリージャズのような要素があったり……。最初は「この曲をやって、お客さんに理解してもらえるのか」「私たちにできるのだろうか」と心配だったけど、みんなが盛り上がっている姿を見て、苦労の甲斐があったなとホッとしました。アメリカでは僕の両親も観に来てくれていたんだけど、「この曲が1番好き」と言ってくれて、本当にうれしかったです。

KALEN KELLY(ケイレン・ケリー)

KALEN KELLY(ケイレン・ケリー)

MORGAN KEENE(モーガン・キーン)

MORGAN KEENE(モーガン・キーン)

――素敵なサプライズでした。今回の公演では、映画『スター・ウォーズ』の楽曲を初披露されると聞きました。やはり“歌詞がない曲”ですよね。

ケイレン:はい。本来ならオーケストラで演奏されるこの曲を、私たち6人で再現します。それぞれが、トランペット、サクソフォンなどになって、表現します。曲を知っている人でも、初めて聴くような感覚を持ってもらえると思います。ほかに、もう1曲歌詞がない曲があるので、会場で楽しみにしていて欲しいです。

――ウェスナーさんは、ご自身がアレンジした曲が2作あると聞きました。

ウェスナー:はい。1曲は映画『ポカホンタス』の「カラー・オブ・ザ・ウインド」です。この曲は、ロックダウンになる前にレコーディングをしていた特別な思いがある曲。コロナ禍で、世の中に出すことが出来るのか不安でした。生で披露するのは、日本のステージが初めて。ライブで出来ると思っていなかったので、感慨深いです。

ORLANDO DIXON(オーランド・ディクソン)

ORLANDO DIXON(オーランド・ディクソン)

RJ WOESSNER(RJ・ウェスナー)

RJ WOESSNER(RJ・ウェスナー)

――みなさん、それぞれがソロとしてもステージに立つ実力派ですが、改めて声を合わせることの魅力はどんなところにありますか。

アントニオ:僕はビートボックスが担当なので、みんなと違ってあまり歌わないのですが、目の前にドラムセットがあると思って、そのリズムを表現しています。それぞれが高い技術を持っているから、そこに存在しないものの音を身体で表現できるのだと思っています。ショーを観た人からは、「本当に人の声なの?」と信じてもらえないこともあるけれど、100パーセント人の声だと保証します。

ケイレン:アカペラは美しいハーモニーが魅力だと思います。アカペラの歌手として舞台上で良いパフォーマンスを見せるためには、お互いを信じリスペクトし合うことが大事だと思っています。公演のために日本に来てまだ数日ですが、コロナ禍という困難な生活の中で、日本の人々が互いを信頼して暮らしていることに気が付きました。お互いの安全を守って行動するなど、対策も素晴らしいと感動しました。この夏は、日本のみなさんと大切な思い出を作りたいです。

取材・文=翡翠 撮影=荒川潤

関連タグ

関連タグはありません