ビリー・ジョエル、新たに再編集・再ミックスした『ビリー・ジョエル:ライヴ・アット・ヤンキー・スタジアム』を全国40館にて2日間限定公開 完全版リリースも

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「ビリー・ジョエル:ライヴ・アット・ヤンキー・スタジアム」

ビリー・ジョエルのソロ・デビュー50周年を記念して、史上最も象徴的なコンサート・フィルムの1つ『ライヴ・アット・ヤンキー・スタジアム』の最新エンハンスド版となる『ビリー・ジョエル:ライヴ・アット・ヤンキー・スタジアム』が2夜にわたって全世界の劇場で上映されることが先日アナウンスされたが、日本でも東京・TOHOシネマズ日比谷ほか全国40館にて、海外と同じく10月5日と10月9日の2日間限定で劇場公開されることが決定した。

1990年6月22日・23日、ビリーのホームグラウンド=ニューヨークのアイコニックなスタジアムで開催されたコンサートは、2日間で11万人が詰めかけ、全米観客動員200万人を記録した「STORM FRONT」ツアーのハイライトとなったと同時に、旧ヤンキー・スタジアムの長い歴史の中で初めて行われたロック・コンサートでもあった。

今回の特別上映に際しては、16mmのカラー・フィルムを用いてライヴ撮影されたコンサートのオリジナルが見事な美しさの4K映像として再編集され、音声はドルビーアトモスを採用。ビリーのサウンド・エンジニアを長年務めるブライアン・ラグル監修のもと、オリジナルのマルチトラック・テープからジェイ・ヴィカリが新たにミックスを施している。

この最新エンハンスド版には、過去未公開だった「アップタウン・ガール」のパフォーマンスやビリー・ジョエルのインタビュー、さらにはこのコンサートの制作舞台裏的な映像も加えられる。ヒット曲満載のセットリストには「ピアノ・マン」「ハートにファイア」「ニューヨークの想い」「イタリアン・レストランで」なども含まれる。

更に11月4日には、この『ライヴ・アット・ヤンキー・スタジアム』の完全版が2CD+ブルーレイの3枚組、3LP、デジタル配信の3形態でリリースされる。『ライヴ・アット・ヤンキー・スタジアム』は、1990年12月にVHSで、その後2001年に一度DVDでリリースされたものの、曲数がカットされたり、一部エディットされている収録曲もあったため、全部で12曲のパフォーマンス映像という収録内容だった。

今回リリースされる3枚組のCD部分(DISC1&DISC2)には、1990年6月22日・23日の2公演から、新たにミックスされた全22曲のパフォーマンスを収録。うち「アップタウン・ガール」「アレンタウン」「若死にするのは善人だけ」など11曲がこのたび初リリースとなるなど、まさに完全版と呼ぶにふさわしい内容となっている。ブルーレイ部分(DISC3)には、このたび劇場公開される『ビリー・ジョエル:ライヴ・アット・ヤンキー・スタジアム』が収録される。

なお、ビリー・ジョエルは現在、昨秋再開され2022年いっぱい続くマディソン・スクエア・ガーデンのレジデンシー(滞在型)公演という驚異のロングラン公演の真っ最中だ。