@onefive
MOMO・SOYO・KANO・GUMIからなる現役高校3年生4人組ガールズユニット@onefive(ワンファイブ)。今年3月に満を持しての開催となった初めての有観客ライブの模様を余すところなく収録した、ライブBlu-ray『@onefive 1st LIVE -1518- at SHIBUYA CLUB QUATTRO』を8月31日発売する。最新の@onefiveが詰まった作品のリリースを前に、メンバー4人にあの日のライブを振り返ってもらった。
――あれ? 4人ともビジュアルがすごく変わってませんか?
全員:そうなんです!
MOMO:髪短い。
SOYO:髪染め。
GUMI:前髪。
KANO:前髪無し。
――それは4人で話し合ったんですか?
GUMI:ドラマのお仕事で変える機会があって。
――ああ! みなさんがアイドル役として出演する「推しが武道館いってくれたら死ぬ」ですね!
全員:はい!
――すごい変わり方ですね。びっくりしました。撮影はもう始まっているんですか?
MOMO:はい、もう始まっています。岡山での撮影もあります。
――ああ、ちゃんと原作の舞台にまで!
MOMO:楽しみ!
SOYO:ね!
――原作はご存知だったんですか?
MOMO:私はアニメを観てたし、原作も読んだことがありました。
GUMI
――8月31日には1stライブを収めた映像作品『@onefive 1st LIVE -1518- at SHIBUYA CLUB QUATTRO』がリリースされます。あれから半年近くが経ったということで、あのライブを改めて振り返ってもらえますか?
MOMO:念願の初ライブでした。デビューしてからコロナの影響で延期になったりしてようやくできたライブだったので、本当にうれしかったという気持ちが一番大きいです。あと、ずっとお待たせしてたというのもあるし、本当に初めてのライブだったからとっても緊張してて、今改めて映像を観ると「まだまだだな」って思うけどすごく楽しかったし、それをひとつの記録として残せるというのはとてもいいなと思います。「はじめのいーっぽ!」っていう感じの大事な思い出になったと思ってます。
――メイキング映像も観ましたけど、GUMIさんとKANOさんは本当に緊張してましたね。
全員:あはは!
KANO:MCなんて本当に緊張したし、最初のほうの曲でも歌とか表情が緊張してて。うれしいのにちゃんと笑えてなかった。
GUMI:メイキング映像を見返したら顔がめっちゃ強張ってる自分たちが映ってて「こんなに緊張してたっけ!?」って思いました。やっぱり、ライブ前ってすっごく緊張して自分が自分じゃなくなるよね。
KANO:わかる。
――緊張してる組としてない組ではっきり分かれてました。
MOMO:少しはしてましたよ!
GUMI:でも、そんなにしない組じゃない?
SOYO:ピアノ弾くときはもう、ガチガチ! 「間違えたらこの世の終わりだ!」って思いながら弾いてたから。
――ピアノは緊張しますよね。
SOYO:最初の音を出すのも怖くて。目の前に人がたくさんいるし。
MOMO:初めてあんなにいっぱい人がいて。
SOYO:じゃがいもだと思って弾いてました(笑)。
――あはは!
KANO:私はレッスン場を思い出しながら踊った! まっすぐ前を見るときはレッスン場を思い浮かべて「よしっ」ってなってからお客さんとアイコンタクトを取る。
MOMO:わかる。
KANO
――ようやく有観客でライブを行うことができて、グループとして得たものはありますか?
GUMI:初めての有観客ライブであたふたしたり、お客さんとの接し方も忘れている部分も少しあったり、レッスンのときよりも本番だとできなくてグチャっとなったりもしたけど、ステージを重ねるうちにお互いの思ってることがアイコンタクトだけでもわかるようになったし、後ろにいても「いま、こういうふうに思ってるんだろうな」っていうのが感じられるようになったので、4人の団結力が強くなったと思ってます。
――たしかに、アイコンタクトはかなり多かったですよね。
GUMI:緊張してるときはアイコンタクトをとることで心を落ち着かせました。私はステージに立ってるときに不安になることが多いので、そういうときにアイコンタクトをとってニコッてしてくれるとちょっと落ち着く。
SOYO:わかるぅ! ヤバいよね。
MOMO:ニコッてしてもらえると元気になるし、自分からも「一緒に頑張ろうね」っていう気持ちを込めてニコッとします。そうやってお互いに高めあってパフォーマンスできてると思います。
SOYO:「Lalala Lucky」でGUMIちゃんと変顔するところがあるんですけど、1回目は返してくれなくて、最後は返してくれたから「ああ、緊張が解けたんだな」って。
――素人からすると、アイコンタクトがお互いにどう作用するかよくわからないんですよ。なので、そのあたりについてもうちょっと説明してもらえますか?
MOMO:(アイコンタクトを)するタイミングは本当にいつでもって感じで、移動中にちょっとすれ違うときとか、向かい合うときとか、ほんの一瞬だけでもパワーを共有しあえるっていうか。ノッてるときはもっと楽しくなるし、緊張しているときにもらうパワーは特にえげつないと思う。
GUMI:ここからテンション的な山場を迎えそうっていうときにみんなと目が合うと、同じぐらいのテンション感で踊れるようになったりします。
MOMO:波を作りやすくなるよね。
GUMI:私たち4人しかステージに立ってないから一緒に立ち向かってる感があるし、仲間というのを一番感じられる場所がステージだから、そういう場で目が合うと余計に意気投合感を感じます。ライブとレッスンでアイコンタクトを取るときの表情が違うんですよ。
MOMO
――すごくベーシックなことを聞きますけど、あれだけのダンスをして、それと同時に生歌をしっかり届けるって相当大変なことじゃないですか?
MOMO:頑張った!
SOYO:このときのライブを踏まえて夏のフェスに向けての練習ではもっと工夫しました。練習ごとに改善点を見出せたので今はもうちょっと上手に歌えるんじゃないかと思います。
――完璧に見えたライブですけど、しっかり反省点はあったんですね。
MOMO:ライブが終わってすぐは達成感があったし、「私、頑張った! すごく頑張った!」って思ってたけど、改めて振り返ってみると「いや、ここはもっとこうできた」っていう反省点がいっぱい出てきて。だから、もっともっと伸びしろのあるグループだと思ってます!
――前回お話を伺ったときはライブ前でしたけど、ライブを観たあとだと「雫」や「Underground」のダンスが大変だというのがよくわかりました。
MOMO:ですよねぇ(笑)。
SOYO:「アングラ」(Underground)、「雫」って続くと本当にしんどくて。
GUMI:体力勝負だもんね。
MOMO:でも、カッコいいステージを届けたいから敢えて曲をつなげました。
――ああいう激しいダンスだと、全編にわたって力を入れていると体力がもたなかったりするわけですよね。となると、上手く力を抜く場面も必要になるんですか?
KANO:そうですね。力強く見せたい場面の前は敢えておしとやかにしたり、わざと強弱をつけて大きく見せるという工夫はしてます。
SOYO:力を抜く部分もみんなで話し合って決めたり。
――そこに関しても4人でしっかり共有してるんですね。@onefiveはダンスを100見せないといけないし、歌も100聴かせないといけないグループだと思うんですが、パフォーマンスを見せる上で最も大事にしているものは何ですか?
GUMI:4人の息を合わせること。一人だけ突っ走っても合わないし、アイコンタクトもそうなんですけど、隣にいるメンバーの空気感を感じ取ってパフォーマンスすることを一番心掛けています。
SOYO:ライブ中に誰かが歌い方とか踊り方を変えているのを感じたらみんなでそれに付いていくっていうこともよくあったりします。
――本番中に感じた変化に対して臨機応変に対応していくこともあるんですね。
GUMI:だんだんできるようになってきました。最初は「やっていいのかな?」って思ってて。前に立った人のダンスの仕方で後ろも変わらない?
MOMO:わかる。
――以前はちょっと変えたいと思っても、「付いてきてくれるかな?」っていう不安もあった。
GUMI:自分はテンションが上がってるけど、それをそのまま出してみんなと合わなくなったらどうしようって。でも、今はそれに対してみんなが合わせてくれるし、同じ気持ちでできるようになった気がします。
――調和が大事。
MOMO:@onefiveの楽曲ってそれぞれ世界観も違っていて、「Underground」と「Lalala Lucky」でも全然違うじゃないですか。そういう違いもしっかり伝えるためにはみんなが揃って同じものを表現しないとダメだと思って、つながりを感じながら踊ってます。
SOYO
――さらに、みなさんの場合はほぼ自己プロデュースに近い状態でステージに立っているわけですよね。となると、パフォーマンスだけに責任を持てばいいというわけではなくて、衣装、照明、振り付け、グッズといった様々なところにこだわったと思うんです。これらは事前に考えていたように上手くハマったんですか?
MOMO:グッズに関して言うと、ライブロゴがグッズにプリントされているんですけど、ロゴのデザインを決めるのにけっこう時間がかかって。私たちがこだわりすぎたせいで大晦日にまでZoomでミーティングしたんですよ。マネージャーさんたちには実家からつないでもらって(笑)。
――それはすごい!
MOMO:衣装も、ファーストライブだけどいろんな魅力を見せたいという思いがあったから、「じゃあ、ここのセトリをこう変えて、このタイミングで着替えよう」みたいに細かく考えました。
GUMI:最初は『1518』のカラフルな衣装だけの予定だったんですけど、私たちが「どうしても」って。
MOMO:ね。「『アングラ』と『雫』をこの衣装で見せるのはアカン!」って(笑)。「Lalala Lucky」を2回やるっていうアイデアももともとはなくて、「曲数少ないし、いいんじゃない?」っていう意見をもらって、「じゃあ、やっちゃおっか!」って。
KANO:セトリも近々に決まったくない?
SOYO:あと、弾き語りの曲も2、3日前にダンスを付けました。でも、本番直前でまた変わって。
――自分たちがやりたかったこととはいえ、よく直前の変更で対応できましたね。
SOYO:気合(笑)。
MOMO:私たちもすごいって思いました(笑)。
@onefive
――僕は東京の昼公演を拝見したので今回収録されている夜公演と内容は異なってしまいますが、パフォーマンスの細かいポイントについて伺いたいと思います。まず、オープニングで4人が全く迷うことなく各々のポジションに付いていたことがけっこう衝撃で。普通はちょっと足元を確認して微調整するものなのかなと思っていたんですけど。
SOYO:番号を横目でチラッと見るよね(笑)。あとは、位置に最初の一人がちゃんと付いてくれたら大丈夫です。
MOMO:今回は私が最初にステージへ出て行ったんですけど、目がひっくり返るぐらいの勢いで番号を確認して、あとは自分を信じて「私はここにいるから、みんな付いてきて!」っていう思いで立ちました。
KANO:だから、MOMOちゃんが間違えたらみんなズレる(笑)。
――続く「まだ見ぬ世界」ではMOMOさんのマイクの不具合がありました。でも、まったく戸惑うことなくスタッフさんと連携をとってスッと新しいものと交換していたのが印象的で。
MOMO:途中で「あれ? 私の声、聞こえないなあ」と思ってたら、1番のサビが終わったあとの移動のときに後ろからスタッフさんがマイクを差し出してくれていて、それを私が見落とさなかったんです! そのおかげでスムーズに受け取ることができました。あのときが一番アドレナリン出てました(笑)。
――あれは相当カッコよかったです。思わぬトラブルをカッコよく処理するのって最高ですよね。
MOMO:ありがとうございます(笑)。
SOYO
――あと、「Just for you」も素晴らしかったです。鳴っているのはSOYOさんによるピアノ演奏と4人の歌のみで、なおかつ演奏に合わせて3人が踊るという。
MOMO:あれは当日に最終的な立ち位置を決めたんですけど、素敵に見せられてよかった。
――あれはSOYOさんの演奏のテンポが狂ったらダンスも狂ってしまうわけじゃないですか。
SOYO:(肩をすくめながら)ふい~! めっちゃ怖かったです。
MOMO:でも、私たちは音に身を任せるだけだから。
GUMI:そこも信頼だよね。でも、SOYOは当日もめっちゃ練習してたよね。
MOMO:「ステージで練習してきていいですか?」って休憩時間にひとりで練習しに行ったりして頑張ってたと思います。
SOYO:ありがとう、怖かった……。曲の最後で私以外の3人がピアノを弾いてるフリをするんですけど、そのタイミングが本当に難しくて、横をちょっと見ながら、「ここだっ!」って音を鳴らしました。
GUMI:合わせてくれてたんだ!
MOMO:私はSOYOちゃんの指が一番見やすい位置だったんですよ。だから、手元を目の端っこで一生懸命見ながら合わせてました。
――GUMIさんとKANOさんはどうしていたんですか?
GUMI:私は自分がSOYOに合わせてると思ってたから、SOYOが合わせてくれてたって知らなかった(笑)。お互いに意識してたからできたことなんだろうね。
SOYO:「ここで来そう!」って(笑)。
GUMI:そう、「ここで来そう!」で合わせてた(笑)。
MOMO:みんな感覚が一緒だったんだね。
KANO:初知りだね(笑)。
――「Let Me Go」はKANOさんが振付をしたダンスナンバーですが、オーディオコメンタリーで<KANOっぽい振付>という表現がありました。具体的にはどういうものなんでしょう。
GUMI:パワフルだけど細かい動きもある感じ。
MOMO:あと、KANOちゃんの振付には蹴りとか特定の動きがよく入ってるんですよ。そういうのがいろんなところに散りばめられているので、オーディオコメンタリーでも「KANOっぽい」って言いました。
SOYO:私たち3人のダンスがしなやかな感じだから、アクセントがあってパキパキしたダンスはKANOらしくてパワフルだと思います。
KANO
――KANOさん、どうですか?
KANO:いやぁ~、うれしいですねえ。サビとか4人で踊るところは私の好きなようにつくらせていただいたんですけど、一人ひとりが踊るパートはそれぞれの個性を活かしたダンスにしたかったので、みんなのフリVを見ながら「こうすればキレイになる」っていうポイントを探し求めて、鏡の前で明け方まで時間をかけてつくりました。なので、初めてみんなに見せたときの「すごーい!」っていう反応が本当にうれしくて、つくった甲斐があったなと思いました。
――3人が最も輝く動きを取り入れたんですね。
KANO:一人ひとり、よく見るとダンスの仕方も違うので。
GUMI:自分のソロを踊ってるときに、「このフリ、たしかに得意だな」って思いました。あと、SOYOとMOMOちゃんも2人が絶対にキレイに見えるフリが入ってたので、「よく見てるな」と。
――「Let Me Go」はボーカルがないぶん、少しはパフォーマンスが楽だったりするんですか?
GUMI:歌がないのは強いよね。
SOYO:軽やかに踊れる。
MOMO:普段はマイクを持ったまま踊ってるんですけど、マイクって意外と重いんですよ。だから、マイクがないと逆に突然腕が軽くなった感じがして飛んでいっちゃいそうでした(笑)。
GUMI:しかも、クセで(普段マイクを持つ)左手をずっとグーにしちゃうんですよ。
MOMO:もしかしたら、この映像でもグーパーグーパーしてるかもしれない(笑)。
――気を抜くと左手を握ってしまうと(笑)。序盤と終盤で2度披露した「Lalala Lucky」も歌を含めてパフォーマンスが大変そうです。
MOMO:これには秘密があって、サビのアルファベットはひとりだと言い切れなくて。だから、2人ずつ歌い分けしてるんですよ。
SOYO:声も若干だけど変わるんだよね。
MOMO:そうそう。だから、映像を観ながら歌にも注目してもらえるとわかるかもしれないです。
GUMI:「アングラ」も普通に歌うだけでも苦しいよね。
全員:あはは!
MOMO:フリ、入れすぎちゃったよね。
GUMI:最初は絶対に無理だって思ったけど、いろいろやっていくうちにイケるようになったよね。でも、私たちが40歳ぐらいになったらたぶんできない(笑)。
SOYO:超ゆっくりにしてもらおう(笑)。
――あと、このライブは衣装には秘密があるとオーディオコメンタリーで話していましたが。
MOMO:「Let Me Go」の早着替えのために、GUMIちゃんの襟がトップスにくっついてたり、私はシャツワンピースの下に『1518』の衣装を一部着てたり、重ね着スタイルで臨みました。
SOYO:私もけっこう着込んでたんですけど、回を重ねるたびに着替えのスピードが早くなって、最終的には余裕がありすぎて裏でめっちゃノッてからステージに出るっていう(笑)。
GUMI:ずっとノッてられたもんね。マネージャーさんとも着替えの連携についてはめっちゃ話し合って、「ここでこう動くんで、こうしてください!」みたいな。
GUMI
――GUMIさんは今回が初のヒールだったそうですね。
GUMI:しかもけっこう重めのヒールなんです。前にKANOとかMOMOちゃんが「アングラ」のときに「ヒールじゃ踊れない! 足上げるの大変!」って言ってたのを聞いてて、そのときは「そうなんだぁ~」って思ってたけど、今回やっとわかりました。重くて上がらないし、バランスも取りづらい!
――やっぱり、足元が違うと全然違いますか。
GUMI:全然違う! レッスン靴、最高!
SOYO:しかも、会場によって床が全然違って、滑りやすかったり、全然滑らなかったり。滑るところは本当にヤバいよね。
GUMI:変な筋肉使うからめっちゃ筋肉痛になる。
SOYO:だから靴の裏に滑り止めを貼ったりしていました。
――それは現場対応なんですね。
全員:そうです。
SOYO:大阪のライブは昼公演で靴の底がバキッと割れてしまって、夜公演はアロンアルファでくっつけて出ました(笑)。
――このライブ以降、みなさんはアイドルフェスやサーキットイベントに出演しています。ワンマンとは全然雰囲気が違うこういったライブでどんなことを学んでいますか?
SOYO:全部! 私たちのことを知ってくれている人もいるけど知らない人のほうが多いから、反応が返ってこなかったりすることもあって。なので、会場によってみなさんが興味を持ってくれそうなことをみんなで考えたりして、いろいろ勉強になりました。
MOMO:ほかのグループの方は自分たちの見せたいポイントが私たちと全然違ってたり、ライブに対する思いがすごく熱くて、フェスへの挑み方ってこうなんだっていうことをたくさん学びました。
――僕は大阪で開催された<SUPER MAWA LOOP OSAKA 2022>でのライブを観ました。
全員:(うめき声を上げながら頭を抱える)
GUMI:あれは初めてのフェスだったから!
MOMO:ね! 初めてだから!
GUMI:そうだよ、そう! あそこから「改善するところいっぱいあるね」ってなったから。
SOYO:あそこから変わったよね!
――反省点の多いステージだったと。
GUMI:一番大きなステージでけっこうアウェイな感じで。
KANO:しかも久しぶりのライブだったので、私たちのことを知ってる方々もめっちゃ緊張してて遠慮気味に踊ってたんです。「もっと出していいんだよ……!」って思ったけど、それを私たちが引き出さないといけなかったんだよね。
MOMO:あのとき、私たちはワンマンライブと同じぐらいのテンションでいっちゃったんですよ。フェスを知らなすぎたなと。でも、その経験があったからこそいろいろ気づけたし成長しつつあるから、いいステージだったと思います。
MOMO
――やっぱり、ひとつひとつ重ねていくしかないんですよね。では、冒頭でも少しお話していただきましたが、みなさんが出演するドラマ「推しが武道館いってくれたら死ぬ」についてもう少し聞かせてください。どんなドラマになりそうですか。
MOMO:私みたいに原作を知っている方は「あ、こうきたか!」って感じで楽しめると思うし、初めて観る方でもわかりやすいと思います。あと、アイドル文化を知ってる人でも知らない人でも楽しめるようにつくってくださってるので、みんなに観てもらいたいですね。
――役作りはどうしますか。
GUMI:衣装が強いんですよ! ヘアメイクをやってもらったときに、「あ! 役だ!」って。
MOMO:わかる! 自分の姿を見て「あ、(松山)空音ちゃんだ!」って言っちゃいました(笑)。
KANO:私はセクシー担当の伯方眞妃役なんですけど、自分と真逆すぎて! 最初に役を聞いたときに、みんなが「KANOがセクシー担当!?」って(笑)。
GUMI:でも、最近板についてきたよね。
KANO:よかった! それはうれしい。最初は喋り方もわからなくて、全然KANOのままだったんですけど、最近は眞妃という子のことがわかるようになってきたので、だんだん眞妃になれてきてるんじゃないかなって思います!
MOMO:KANOちゃん、最近みんなから「セクシーイエロー」って呼ばれてるんですよ(笑)。
KANO:そう、みんなからセクシーについてめっちゃ言われる! 「本当にセクシーできるの?」って。
GUMI:KANOのママも大爆笑。
KANO:そう! お父さんも爆笑。「KANOが? セクシー?」って。
――今の話も踏まえて、オンエアを楽しみにしています!
KANO:楽しみにしていてください!
取材・文=阿刀"DA"大志 撮影=大橋祐希
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