葉加瀬太郎コンサートツアー2022が開幕、葉加瀬の伸びやかなメロディに誘われて旅する“美しい世界”
葉加瀬太郎が、9月10日に埼玉・川口総合文化センターリリアメインホールにて、「東海東京フィナンシャル・グループ presents 葉加瀬太郎 Concert Tour 2022『BEAUTIFULWORLD』」をスタートさせた。
同ツアーは、今年ヴァイオリンと共に歩んだ50年の節目の年を迎えた葉加瀬が8月17日にリリースしたニューアルバム「BEAUTIFUL WORLD」を引っ提げて行うもので、このアルバムはテレビ朝日スペシャルドラマ「津田梅子〜お札になった留学生〜」のテーマ曲のほか、数々の企業とのタイアップ曲など、さまざまな作品を収録しており、キラキラと輝く葉加瀬サウンドを大いに楽しめる作品となっている。ツアーは12月28日・29日仙台公演まで全46公演を予定しており、10万人の動員を見込んでいる。
コンサートは、葉加瀬がステージ上段に現れて「オルクドール〜プラチナの風」からスタート。葉加瀬がつくり上げる“美しい世界”への旅立ちにふさわしい音色に、観客たちは期待感で心がときめいている様子だった。続いて「Messenger Birds」を披露し、最初のMCへ。
MCで、葉加瀬は「ようこそいらっしゃいました。葉加瀬太郎です。今年もまた9月からの秋のツアーが始まりまして、今日、初日を迎えさせていただきました。ニューアルバムを引っ提げてのツアーということになります。まずはニューアルバムの中から2曲続けてお届けいたしました」とあいさつ。
そして、「またここでニューアルバムの曲を1曲お届けしたいと思います。とても気に入っている曲です。タイトルは「CHEEKY CLUB」と付けました。CHEEKYというのは、「生意気な」という言葉です」と紹介し、「CHEEKY CLUB」「瑞風」「Feather and Leaf」の3曲を立て続けに披露。タイプの異なる3曲の伸びやかに広がるメロディが隅々まで会場を満たし、心地よい空間へ観客たちを誘った。その後、毎回恒例となっているグッズ紹介へ。葉加瀬は、いつものごとく“葉加瀬節”をさく裂させて笑いを誘いながらグッズ一つ一つを紹介していき会場を盛り上げた。
休憩後の第2部は、「風の子供たち 2022」からスタート。観客もグッズのシェーカーを振ることで“音楽”に参加できるという演出で、演奏に合わせて実際に体を使って音を楽しんでいた。そんな中、葉加瀬が「シェーカーを上げてウェーブを作ろう!」と提案し、会場の一体感は最高潮に。続く「ひまわり」では、一面のひまわり畑が目の前に浮かぶようなサウンドで魅了。
「Angel in the house」披露後、葉加瀬はピアノ兼音楽監督を務める羽毛田丈史を紹介し、2人で丁々発止のトークを展開した。羽毛田の楽曲「Fragrant Woods」に加え、「冷静と情熱のあいだ」や「情熱大陸」など代名詞とも言える楽曲を奏でてコンサートの熱も最高に上昇。
アンコールでは、硬派な応援団のような装いで「博士ちゃん」を披露し、最後は「限りない応援に一同を代表して、ここに深く深く感謝を申し上げる次第でございます。まだ予断の許さぬ毎日でございます。一日でも早く皆でマスクを取って、「情熱大陸」で“はかせんす”を振り、「博士ちゃん」で“たろちゃんタオル”をぶん回す日が来ることを心より祈って、ここに我々から熱いエールをいかせていただきます!」と宣言し、埼玉と観客に向けてエールを贈って、コンサートを締めくくった。