大滝詠一、1stソロ・アルバム「大瀧詠一」50周年記念盤のリリース決定
大滝詠一が、伝説のバンド”はっぴいえんど”在籍中の1972年11月25日に発表した、1stソロ・アルバム「大瀧詠一」発売50周年を記念して、「大瀧詠一 乗合馬車(Omnibus)50th Anniversary Edition」が、発表されてちょうど50年後の11月25日にリリースされることが決定した。
昨年発売された、「A LONG VACATION 40th Anniversary Edition」は、オリコンデイリー・アルバムランキングで1位を獲得。8月にリリースされた7インチシングル「夢で逢えたら」も、レコードとしては異例のオリコンデイリー・シングルランキングでTOP10入りするなど、時代と世代を超えて多くの音楽ファンから絶大な支持得ている大滝詠一。
彼の1stソロ・アルバムは、”日本のポップス界の巨人”のまさに原点ともいえる傑作として、数多くのミュージシャンに影響を与えてきた。特に「指切り」は、シュガー・ベイブや田島貴男在籍時のピチカート・ファイヴに歌い継がれ、そのルーツとして海外のCITY POPコンピレーション盤にも収録されている。
コンポーザー&アレンジャー&プロデューサー時や”はっぴいえんど”在籍時のアーティスト名として使われている「大瀧詠一」名義で発表された1stソロ・アルバムは、最初の企画ではシングル盤6枚を出してそれを集めた作品集として計画されており、アルバム・タイトルとして当初は「オムニバス」となる予定だった。
11月25日にリリースされる50周年記念盤は大滝の当初の構想をもとに、「大瀧詠一 乗合馬車(Omnibus)50th Anniversary Edition」として発売される。本作は10年前の40周年時、大滝本人が再発盤を企画し曲順まで決まっていたが、当時、諸事情によりリリース出来なかったもの。今回はオリジナル・マスターテープから最新マスタリングされ、アルバム曲のシングル・バージョンやインスト・バージョン、別ミックスなどの未発表音源といった貴重なコンテンツが多数収録される予定。収録楽曲情報や封入される豪華ブックレットなどの詳細は今後発表される。
また、同じく今年設立50周年を迎えるベルウッド・レコードから、はっぴいえんどのアルバムを含む36タイトルがサブスクリプション・ダウンロードにて配信開始となることも決定した。「CITY/はっぴいえんどベスト・アルバム」や、解散記念コンサートの実況録音盤である「ライブ!!はっぴいえんど」に加え、大瀧詠一の「恋の汽車ポッポ」や「五月雨」の別ヴァージョンが収録されている「シングルス・はっぴいえんど」も9月30日以降、各配信サイトで聴くことができる。