ミュージックステーション、7代目サブMCは入社1年目の鈴木新彩アナウンサー「まだ現実感がなく…」
毎週金曜21:00から放送しているテレビ朝日の看板音楽番組「ミュージックステーション」。この7代目のサブMCに、テレビ朝日の入社1年目、鈴木新彩(すずき・さらさ)アナウンサーの就任が決定した。新サブMC・鈴木アナウンサーは、10月7日の放送から登場する。
2022年4月にテレビ朝日に入社した鈴木アナウンサーは、8月29日放送の「お願い!ランキングpresentsそだてれび」(毎週月〜木 深夜0:45 ※関東ローカル)で番組デビュー。テレビ朝日社員が考案した企画を毎日放送していく同番組で進行役を務めている。
今回のサブMC就任に「とてもびっくりしました」と語る鈴木アナウンサー。小学生の頃から見ていた「ミュージックステーション」に自分も加わるということに「まだ現実感がない」と明かす。
就任にあたり、前任の並木万里菜アナウンサー、弘中綾香アナウンサーからもアドバイスをもらったそうで、「アーティストへのリスペクトを忘れずに」という言葉を胸に、10月からの初放送に臨む。
学生時代は吹奏楽部に所属し、ホルンを担当していたという鈴木アナウンサー。トランペットを演奏することでも知られるタモリとは、同じ“金管楽器奏者”として、早くも話に花を咲かせたそうだ。なお、タモリとの初対面の様子は、近日Mステ公式YouTubeで公開予定。
テレビ朝日小田隆一郎ゼネラルプロデューサーも「度胸があって機転が利く」と太鼓判を押す。これまでのサブMCとはまた一味違った魅力を持つ鈴木アナウンサーに注目だ。
番組開始当初、サブMCは中原理恵、生島ヒロシ、有賀さつきらが務めていたが、1996年4月以降、テレビ朝日の女性アナウンサーが歴任している。それぞれの担当時期と、担当開始時の入社年度は下記の通り。
- 1996年4月〜2000年3月下平さやか(テレビ朝日アナウンサー)※入社2年目
- 2000年4月〜2004年3月武内絵美(テレビ朝日アナウンサー) ※入社2年目
- 2004年4月〜2008年9月堂真理子(テレビ朝日アナウンサー) ※入社1年目
- 2008年10月〜2013年9月竹内由恵(テレビ朝日アナウンサー) ※入社1年目
- 2013年10月〜2018年9月弘中綾香(テレビ朝日アナウンサー) ※入社1年目
- 2018年10月〜2022年9月並木万里菜(テレビ朝日アナウンサー)※入社1年目
――最初に「ミュージックステーション」サブMC就任の話を聞いた時、どう思いましたか?
鈴木新彩:とにかくびっくりしました。アナウンス部長から電話をもらったのですが出られず、「緊急で内密の話があるので折り返してください」とメッセージが来たんです。「何があったのだろう」とすごくドキドキしながらかけ直したのを覚えています。部長とお話しした後は、放心状態でした…。
「ミュージックステーション」は小学生の時からずっと見ていた番組だったので、そこに自分が加わるというイメージがまるでできなくて、「10月からあなたがサブMCです」と言われても、自分の話をされているとは、とても思えませんでした。9月になり、番組の見学に行かせていただいたり、このように衣装合わせや写真撮影、インタビューなどを体験しても、まだどこか現実感がないような状況です。
――「サブMCになる」ということをまず誰に伝えたいと思いましたか?
鈴木:中学、高校の部活の顧問の先生に伝えたいと思いました。私は学生時代、吹奏楽部に所属していたのですが、そこでは毎年演奏会が開かれていたんです。その演奏会で高校3年間ずっとMCを務めさせていただいて、それが私にとっても人生で初めての“MC”でした。その経験があったからこそ今につながっている部分もあり、またこうして“音楽”に関わりながらMCをできるので、その喜びを顧問の先生にお伝えしたいです。
――「ミュージックステーション」はどんな番組だというイメージでしたか?
鈴木:とにかく眩しくてキラキラしている番組、という印象です。中学時代から乃木坂46の大ファンで、Mステに乃木坂46の皆さんが出演するという時は絶対にオンエアを見て、「今日は何番目に登場するかな」「タモリさんとどんな会話をするんだろう」ということに一喜一憂していた記憶があります。
またJUJUさんが「Hello, Again 〜昔からある場所〜」のカバーを披露されていたのと、レベッカさんが再結成時に出演された時に「フレンズ」を披露していたのがとても印象に残っています。今の曲だけではなく、カバーされた曲や昔の曲も聴けることで、幅広い世代の曲に触れることができるのも、Mステの魅力だと思います。
――サブMC就任にあたり、先輩アナウンサーからアドバイスなどはもらいましたか?
鈴木:弘中綾香さんと並木万里菜さんにお話を伺ったところ、お2人とも共通して仰っていたのが、「アーティスの方へのリスペクトを忘れずに」ということでした。Mステに出演してくださるからには、「また出演したい」と思っていただきたいですし、アーティストの方々がいらっしゃらなければ番組は成り立ちませんので、私もアーティストの方々へのリスペクトは忘れずに頑張っていきたいと思います。
――ちなみに鈴木アナの趣味はなんですか?
鈴木:フィギュアスケート観戦です!
学生時代から大会やアイスショーに足を運んでおり、入社してからはさらに現地に行く回数が増えました!最近は、ジュニアグランプリシリーズや国内大会、チャレンジャーシリーズを配信等で観戦。週末は大会をチェックするため、多忙です。(笑)また、フィギュアスケートをきっかけに曲をハマることも多いです。昨季はイギリスのアイスダンスのカップルが使用していたKISSの「I Was Made For Lovin’ You」をずっと聴いていました。
また、私は昔からけっこうオタク気質で、KARA、少女時代から入り、乃木坂46、私立恵比寿中学…とずっとアイドルが大好きなんです。高校時代の写真を見返すと、友達の写真より乃木坂46の写真のほうが多くてびっくりします(笑)。
――自分にしかないアピールポイントなどは?
鈴木:ホルンが吹けることです!タモリさんはトランペットをやられていて、私は学生時代にホルンを演奏していたので、タモリさんとお話しした時もその話題で盛り上がりました。ただ学生時代以来、しばらくホルンは吹いていないので、まずは掃除をして、少しずつ音を出す練習から始めたいと思います。
――視聴者の方々に向けて意気込みをお願いします。
鈴木:全国の皆さん、初めまして! 10月から「ミュージックステーション」サブMCとして、音楽の素晴らしさを皆さんにお伝えできるよう頑張ります。
生放送なので、何が起こるかわからないドキドキ感と緊張感を持ちつつ、毎週生放送で豪華なアーティストの方々をお迎えできる喜びを味わいながら、皆さんの魅力をお伝えすることに注力していきたいと思います。そしてMステはトークも見どころの1つですので、アーティストの知られざる一面なども引き出していけたらと思っています。
アナウンサーとしてのこれ以上ないという舞台をいただいたので、先輩方からのバトンをしっかりと引き継ぎ、責任感を持って全うしていきます!
テレビ朝日・小田隆一郎ゼネラルプロデューサー コメント
並木アナがサブMCを務めた4年間の内、およそ2年半の期間が”コロナ禍”での生放送でした。スタジオにアーティストの皆さんを呼べない時期もあり、観客入れはストップ、ディスタンス確保のためバンドやグループのパフォーマンスも難しい…そんな困難な状況下で、スタッフと一緒に手探りで番組制作に尽力してくれた並木さんに感謝です。
彼女の誠実なキャラクターは番組に安心感をもたらし、それがタモリさんやアーティストの方々の並木アナに対する信頼感にも繋がったのだと感じています。4年間、本当にお疲れ様でした!
鈴木アナに関しては、彼女を最初に見た時、“度胸がある”、“機転が効く”という第一印象を受けました。
入社前のアナウンサー面接の映像を拝見したのですが、そこで鈴木さんが「好きな番組は「激レアさん」です」と発言すると、面接官の加地倫三エグゼクティブプロデューサー(「ロンドンハーツ」「アメトーーク!」)が「ちょっと「激レアさん」の進行できる?」と無茶ぶり(笑)。すると、即興で自分のことを激レアさんに見立てて解説をやってのけたのです。その様子を見て驚いた記憶があります。
Mステは生放送なので、トークなどで予想外の展開になることも多く、彼女の“度胸”と“機転”が生かされることを楽しみにしています。
ちなみに、先日の放送後に、鈴木アナがタモリさんの楽屋を訪ねて初めてご挨拶しました。その際にタモリさんから貴重なアドバイスや趣味の話が飛び出すなど、興味深いトークが交わされました。
この「初タモリ」の模様は、近日、鈴木アナのお披露目記者会見の際に映像を公開する予定なので、ご期待頂けると幸いです。
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