HY、新曲をトラックステージで披露「いい知らせを届けにきたよ!」
結成22周年を迎えた沖縄出身のバンド・HYが、先月21日にリリースした通算15枚目となるニューアルバム「Kafuu」のリリースを記念して、10月1日にフリーライブ&サイン会を埼玉・イオンレイクタウンmori G駐車場屋外特設ステージにて開催した。
会場エリアは異なるが、HYが同施設でリリースイベントを開催したのは約4年ぶり。今回、会場に停められた大型トラックのコンテナ部分に作られた特設ステージでフリーライブを開催し、猛暑日にも関わらず、沢山の観客でいっぱいになった。
メンバーが登場すると、代表曲である「AM11:00」からスタートし、会場は大歓声に包まれた。新里英之(Vo&Gt)から「埼玉レイクタウンにお越しのみなさま!皆さんのおかげでHYは22年を迎えることが出来ています。そんなHYがアルバムをリリースしました。このアルバムタイトルには「いい知らせ」という意味があります。みんなにいい知らせを届けにきたよ!」と話すと、アルバムから「君のうた」を披露し、新里がトラックから降りて観客の目の前でパフォーマンスする姿も見えた。
アルバムのリード曲になっている仲宗根泉(Key&Vo)作詞作曲のバラード「スイッチ」は、娘の二次元のキャラクターへの愛を代弁した究極の片思いソングに仕上がっているが、仲宗根は「普通に現実の世界で恋する人にも当てはまると思うので、ぜひ歌詞に注目しながら聴いてみてください」と、多くの人へ送る恋愛ソングとして真心こめて披露された。仲宗根の力強い心打つ歌声に、観客はしっとりとした空気に包まれ、涙する観客の姿も。
その空気から一転、名嘉俊(Dr)が「皆さんは沖縄に行ったことありますか?大好きな沖縄への想いを込めて作りました」と、続けて披露する曲への想いを口にすると、地元である沖縄の風景や人々のことが描かれている「HAISAI」を披露し、三線の音と共に爽やかな沖縄の風を感じさせ、観客も体を横に揺らし、沖縄への想いが会場一体となった瞬間だった。
最後は、「今日は本当に皆さんありがとうございました!」と笑顔で感謝を伝え、夏にぴったりのアッパーチューン「キラリ」を披露し、約30分間で計5曲を披露したメンバーは、手拍子が鳴り止まない中、ステージを後にした。
リリースイベントを一旦終えたHYは、今年3月から開催中の全国ツアーへと戻るが、現在個々での活動も活発に行っており、10月14日には仲宗根のYouTubeチャンネル「クレームは一切受け付けません!!」にて、視聴者とリモートで繋ぎ、恋愛や育児等のテーマに特化したお悩みや質問コメントに仲宗根がズバッと答えていく、大好評企画の生配信が決定している。相談内容は10月7日23:59まで募集中。