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RAF2021-22[後期]、延べ約12万人来場で無事に閉幕

アーティスト

「Reborn-Art Festival 2021-22」[後期]

Reborn-Art Festival実行委員会とAPバンクは、今回で3回目の開催となった「Reborn-Art Festival 2021-22」は、「利他と流動性」をテーマに掲げ、地域の内側からの復興と新たな循環を生み出すという目的のもと、昨年夏の[前期]に続き、[後期]を今年8月20日から宮城県石巻市街地・牡鹿半島を舞台に開催。期間中は延べ約12万人が来場し、10月2日に無事閉幕した。

今回は、初開催からこれまで一緒に積み重ねてきた地元の皆さまや行政の方々と、リボーンアート・フェスティバルが目指してきた地域復興や振興の循環に対して、コロナ禍で今できる事を改めて共有した上での力強い後押しと協力によって、開催が実現した。

また、アート展示エリアとして復興祈念公園周辺エリア、渡波エリアが新たに加わり、和多利恵津子・和多利浩一のキュレーションにより21組のアーティストが様々な表現で希望を感じられるアート作品の展示、フードセッションリーダーズを中心に日本各地で活躍するゲストシェフと地元ホストシェフとのセッションによる食コンテンツの充実、アーティストによる音楽ライブ、食と音楽のコラボレーションなど、今回も新たな魅力を発信することが出来た。

会期を昨年と今年の2回に分け、刻々と変化する感染状況や、国・行政の方針を鑑みながら新型コロナウイルス感染防止対策を徹底し運営をすることは、コロナ禍での新しい文化・芸術イベントの在り方を示すことが出来たと言えそうだ。

また、「こうした状況下で他に先駆け開催した大規模地方型芸術祭としても、アーティスト・地域・行政などと知恵を巡らせて、会期を無事に全う出来たことは非常に価値があったと信じております」と伝えている。

次回の「Reborn-Art Festival」の開催時期については、現在調整中で後日発表される。

村井嘉浩 宮城県知事(名誉実行委員長) コメント

「Reborn-Art Festival 2021-22」は会期を分けての開催となりました。
関係者の皆様、御来場いただいた皆様の御協力により無事に会期を終えられたことにつきまて、心から感謝申し上げます。
今回の後期についても昨年の前期に続き、多くの方々に宮城県、石巻地域を訪れていただき、お楽しみいただくとともに、県内の魅力を広く発信することができました。
また、この祭典を通じてアート・音楽・食をはじめとする文化芸術の力が、新たな交流や活力をもたらしてくれたと強く感じています。今後の開催にも御期待ください。

齋藤 正美 石巻市長(実行委員長) コメント

第3回目の本祭は、前期後期ともにコロナ禍での開催となりましたが、徹底した感染対策を講じることで、東日本大震災から復興した本市の姿を多くの皆様にご覧いただくことができました。
御来場いただいた皆様や地域の皆様の御理解と御協力、また関係者やスタッフの皆様の御尽力に心より感謝申し上げます。
引き続き本市の魅力を磨き上げ、発信してまいりますので、次回本祭の開催に御期待ください。

小林 武史 氏(実行委員長) コメント

21年22年、[前期][後期]にわたって行った3回目の「リボーンアート・フェスティバル」の本祭でしたが、その構想を練りだした時から、新型コロナとともに生きなければならない時代に突入しました。
21年の3月には震災から10年と言う節目を迎え、震災や復興の記憶や経験とともに、コロナ禍で人の流動を止められた我々にとって何が利己的であり利他的なのか、様々な分断が生まれる中で、どう僕たちは共生していくのか。そして、地球環境や気候変動の問題の上に、ヨーロッパでのまさかの戦争、その後の経済への大きすぎる影響など。
その激動の時代を背景に、参加してくれたキュレーターやアーティストたちの思いは何をカバーしていたのか言い当てていたのか、明確なものではないかもしれません。(明確である必要もありません)
ただ、それらが重なり合うことで、再び前に進んでいくための(前に進むだけじゃなくても)ポジティブな思いが生まれていきます。その思いをこれからも作っていく必要がある、そしてこの地だからの必然がある、と思っています。
次はもう少し大きなグルーヴを目指しつつ、これからもこの地で続いていくことを願っています。