『ワッツタックス スタックス・コンサート』ほか音楽映画を特集上映する「PARCO音楽映画祭」開催決定
パルコのエンタテインメント事業部・映画事業は、11月3日より東京・渋谷シネクイントにて、パルコの視点でセレクトした音楽映画を特集上映する「PARCO音楽映画祭」を開催する。
昨年公開の『アメリカン・ユートピア』は、舞台・音楽・映像を融合した新しいエンタテインメントの形として受け入れられ、また同年夏公開の『サマー・オブ・ソウル』では、レジェンド達の演奏のみならず、詰めかけた観客のファッション、文化的な背景が話題を呼び、それぞれ音楽映画の枠を超え高く評価された。
両作品を上映したパルコの映画館は満員御礼・ロングランさらには、リバイバル上映にまで繋がり、結果、全国的に見ても高い動員・興行実績を記録し、作品に大きく貢献した。
改めて昨年を振り返り、ファッション・音楽などカルチャーやエンタテインメント事業を展開するパルコの企業文化と、そこに賛同してくれる来場者がいるからこそ、音楽映画を通して音楽をはじめとした様々なカルチャーの素晴らしさを伝えられるのではないかという思いに至り、本映画祭を企画したという。
時代の中で再評価される作品を掘り起こし、感性のある若い世代にも伝えたい音楽映画をテーマに、音楽・映画・ファッションなど、多ジャンルそれぞれの経験者が作品の候補出し、選定、吟味した上で決定した。
「音楽をテーマにした作品ではありながら、音楽以外のエンタテインメント・ファッション・カルチャーからも刺激を受け楽しんで頂ける作品」を、渋谷シネクイントで楽しもう。
作品選定ポイント
画面を通して感じるとてつもない熱気とパフォーマンスから、当時のファッション含めたブラックカルチャーまで、1972年にロサンゼルス・メモリアル・コロシアムで開催された伝説の屋外フェスを捉えた『ワッツタックス スタックス・コンサート』、1969年に発表された史上初のロック・オペラ・アルバム「トミー」を映像化した、豪華キャストと斬新すぎる構成で今でもカルト的な人気でファンに支持され続けている『トミー』、1972年『ソウルの女王』アレサ・フランクリンが教会で開催したゴスペルライブを収録した作品で、観客もアーティストも我を忘れ音楽に没頭する映像は圧巻!初鑑賞したスタッフが上映を熱望した『アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン』、キューバの伝説的ミュージシャンたちにスポットを当てた音楽ドキュメンタリーで、葉巻を吸いながら音楽を語る90歳のかっこよすぎる奏者や情緒豊かなハバナの街並みが必見の『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』など、音楽やアーティストの魅力だけにとどまらず、その時代のファッションや文化、パフォーマンスのパワーや熱量が堪能できる作品となっている。
また、配信でもなかなか観ることが出来ない貴重な作品から、爆音上映で知られるboidの音響調整チームがシネクイントの機材を最大限に活かし、耳ではなく身体全体で音を聴き、感じることを目指し調整した「boidsound」で上映する作品も多数ラインナップしている。