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中川翔子、12/2開催「渡辺宙明 追悼コンサート」に出演決定「あらゆる感情を宙明先生の音楽から教わっています」

アーティスト

中川翔子

12月2日に東京・NHKホールで開催される「渡辺宙明 追悼コンサート」に、歌手でタレントの中川翔子の出演が決定した。

渡辺宙明は少年時代から映画音楽の作曲家になることを目指しており、東京大学文学部在学中に團伊玖磨、諸井三郎に師事。のちにジャズの理論を渡辺貞夫から学び、1953年中部日本放送(CBC)のラジオドラマ「アトムボーイ」の音楽を手掛け、作曲家としてのキャリアをスタートさせている。

1956年公開の「人形佐七捕物帖 妖艶六死美人」で初めて映画音楽を担当したのをきっかけに、新東宝の作品など多くの映画音楽を手掛けるようになり、70年代以降は、今年50周年を迎えた「マジンガーZ」をはじめ、「グレートマジンガー」「鋼鉄ジーグ」「サザエさん」「野球狂の詩」などのアニメ作品の作曲を担当したほか、「秘密戦隊ゴレンジャー」から「機界戦隊ゼンカイジャー」までおよそ半世紀にわたる“スーパー戦隊シリーズ”、「宇宙刑事ギャバン」などの“メタルヒーローシリーズ”、世界的な人気を誇り、今年50周年となる「人造人間キカイダー」などの音楽も生み出してきた。

ジャズ、ロックを子供番組の音楽に取り入れ、哀愁漂う旋律とパンチのあるリズムで人気となった。その作風は、「宙明節」「宙明サウンド」と呼ばれ、独特なサウンド/メロディーとなっている。今年の6月23日、96歳で亡くなり、5月12日放送のNHK「クラシックTV」が最後のテレビ出演となった。

12月2日に開催される「渡辺宙明 追悼コンサート」には、「太陽戦隊サンバルカン」「宇宙刑事ギャバン」などの主題歌を歌った串田アキラ、バンバラバンのスキャットで知られる「秘密戦隊ゴレンジャー」のエンディング曲を歌ったささきいさお、「野球狂の詩」などを歌った堀江美都子が出演。渡辺宙明の長男で作曲家の渡辺俊幸が指揮を務める。

新たに出演者として発表された中川翔子は、アニソンや特撮ソングをこよなく愛し、NHK-FMで「アニソン・アカデミー」という番組のパーソナリティーも務めている。2017年に中川翔子が作詞(あべあきらと共作)、渡辺宙明が作曲、歌唱をささきいさおと水木一郎という組み合わせで同番組の校歌「アニソンアカデミー校歌」をリリースしている。

中川翔子コメント

私は幼い頃から宙明サウンドを聴いて育ってきました。「愛」「勇気」「希望」「哀愁」など、あらゆる感情を宙明先生の音楽から教わっています。
今回、このような機会をいただけてとても光栄に思います。宙明先生が残してくださった素晴らしい楽曲の数々を、皆さんと一緒に肌で感じていきたいです。

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