みゆな、新曲「夢でも」が朝井リョウ原作の青春恋愛映画『少女は卒業しない』主題歌に決定
宮崎出身のシンガーみゆなの新曲「夢でも」が、卒業式までの2日間を描いた青春恋愛映画『少女は卒業しない』の主題歌に決定した。
直木賞作家・朝井リョウの同名連作短編小説を映画化した『少女は卒業しない』は、廃校が決まり、校舎の取り壊しを目前に控えたとある地方高校を舞台に、世界のすべてだった“学校”と“恋”にさよならを告げる4人の少女たちの卒業式までの2日間が描かれた作品で、2023年2月23日より全国公開となる。
監督・脚本を手掛けたのは、短編映画『カランコエの花』が国内映画祭で13冠を受賞し話題を呼んだ中川駿。本作が初主演となる河合優実が、彼氏へのある“想い”を抱えながら卒業生代表の答辞を担当する料理部部長の主人公・山城まなみを演じている。
本作の主題歌を担当するのは、17歳で異例の「FUJI ROCK FESTIVAL’19」に出演し、YouTubeによる「Artists to Watch 2019~注目の新人~」に選出されるなど、次世代ミュージシャンとして注目されている20歳のシンガー・みゆな。学校に行けなかった10代で生まれた葛藤、未来への不安と期待、大人や世の中に対する感情から様々な楽曲を生み出してきた彼女が、20歳になったいま「私の人生に刻まれた映画」と称するほど本作に感銘を受け、新曲「夢でも」を書き下ろした。
「夢でも」は、優しくも力強い歌声と、ミドルテンポでアコースティックなサウンドが特徴的なナンバーで、繊細ながらもどこか前向きな力強さを感じる楽曲となっている。
みゆな コメント
「少女は卒業しない」
初めて拝見してから何ヶ月が経ったか。
今でもはっきりと映像を思い出せてしまうくらい私の人生に刻まれた映画です。
儚くて、繊細で、でも力強さもあって。
奇跡のような作品に携われたこと、有難く思います。
感情移入のしすぎで冷静に歌えず、レコーディングはとても苦戦しました。
初めての体験で自分の楽曲ではありますが嬉しくなりました。
好きな人には忘れられたくないものです。
恋の歌でもありますし
友の歌でもあります。
皆様の人生に触れた誰かを思い出して聴いてほしいです。
本当に素晴らしい映画です。
是非映画と共に楽曲も宜しくお願い致します。
中川駿(監督・脚本)コメント
別れの切なさを表現するだけでなく、別れの先の未来への希望をも感じられる、とても素敵な楽曲だと思います。主題歌が入る前までは、作品の後味が「別れの切なさ」の方に寄ってしまっていたように思います。監督としてそれは本意ではなく、前向きな印象で終わりたかった。「夢でも」が入ることで名実ともに作品が完成したと思っています。