ザ・ビートルズ、「リボルバー」スペシャル・エディションより「ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ(セカンド・ヴァージョン/アンナンバード・ミックス)」「イエロー・サブマリン(ソングライティング・ワーク・テープ/パート1)」を配信
10月28日に発売されるザ・ビートルズ「リボルバー」スペシャル・エディションから本日新たに「ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ(セカンド・ヴァージョン/アンナンバード・ミックス)」、「イエロー・サブマリン(ソングライティング・ワーク・テープ/パート1)」の2曲の配信がスタートした。
「ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ」と「イエロー・サブマリン」について(プレスリリース翻訳文から引用)
1966年4月7日、ザ・ビートルズはスタジオ・スリーに戻り、「トゥモロー・ネバー・ノウズ」のレコーディングをほとんど終わらせて、「ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ」の最初のヴァージョンに取りかかった。
スペシャル・エディションの“セッションズ・ワン”で聴けるように、この時にレコーディングしたものはリリースされたトラックとはかなり違うものとなっている。「リボルバー」のスペシャル・エディションでは、この曲が最終的な形になる前の段階のヴァージョンをあと2つフィーチャーしている。リリースされずに終わったモノラル・ミックスと3本のトランペット、2本のテナー・サックスにハイライトを当てたスペシャル・ミックスである。
「イエロー・サブマリン」は、5月26日と6月1日にそれぞれスタジオ・スリーとスタジオ・ツーでレコーディングされた。子供だったら誰もが一緒に歌った覚えがある楽しい曲であり、はつらつとした大人にも人気のこの曲も実は最初は随分雰囲気が違っていた。
スペシャル・エディションに収録の「イエロー・サブマリン」のソングライティング・ワーク・テープのパート1とパート2を聴くと、元々ジョンがアコースティック・ギターで少し寂しい感じで歌っていたものが(“僕が生まれた街は/誰も人のことなど気にしない……”)最終的にはポールとジョンが楽しくコーラスをつける歌へと進化していったのだということがわかる。
「リボルバー」のスペシャル・エディションでは、「イエロー・サブマリン」のテイク4と、そこにサウンド・エフェクト(マル・エヴァンスがシャベルで砂をすくい、ブライアン・ジョーンズがグラスを鳴らして作り出した賑やかな海上の様子)を被せたものも収められているので、リスナーはこの楽曲の進化をザ・ビートルズと共に体験することができる。
「当時は、スタジオで本当に自分たちがやりたかったことが見つかったように感じていた」とリンゴがのちに語っている。「曲がどんどん面白くなったから、エフェクトもどんどん面白くなっていった」。