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『ラピュタ』主題歌やアニソンの名曲「God Knows…」の意外なクラシックアレンジに拍手喝采、『音楽に恋してmeets平野綾』リハで得た自信

アーティスト

SPICE

林はるか(チェロ)と林そよか(ピアノ)

林はるか(チェロ)と林そよか(ピアノ)

11月23日(水・祝)にサンケイホールブリーゼ(大阪)で開催されるクラシックコンサート『はるかそよかの音楽に恋してmeets平野綾』のリハーサルが関西テレビ内のスタジオでおこなわれ、姉妹音楽家の林はるか(チェロ)、林そよか(ピアノ)が参加した。同公演は、はるか、そよかがゲストボーカルを招いて開催するもの。2022年2月にひらかれた第1弾では元宝塚歌劇団月組トップスターの龍真咲が登場して話題に。そして今回は、女優、声優、歌手として活躍中の平野綾がボーカルをつとめる。

林はるか

林はるか

番組スタッフが思わず拍手、「God Knows」のギター演奏をチェロで再現

見どころのひとつは、平野が出演したミュージカル『モーツァルト!』で披露された楽曲「ダンスはやめられない」と、声優を担当した『涼宮ハルヒの憂鬱』の劇中歌「God Knows」の演奏である。

SPICEによる平野、林姉妹のインタビューの際には、はるかが「「God Knows」のギターの旋律をチェロで再現したい」と話していた。ただ同曲はロック調のサウンドであり、ギターも激しい展開が続くだけに、「どんな演奏になるのか」と実感がつかめなかった。しかしリハーサルでそのベールがはがされ、「God Knows」のスリリングな冒頭演奏をはるかがチェロで弾いたとき、度肝を抜かされた。クラシックコンサートの概念を壊すような、強烈なアクション。「God Knows」の冒頭部のリハーサルが終わった途端、スタジオにいた番組スタッフから思わず、驚きと感嘆の拍手が起きたほどだ。

リハーサル後、はるかは自身の演奏について「ちょっと緊張していました。本来はギターで演奏される曲。どういうふうに認めてもらえるのか心配していましたが、拍手を聞いて「これで大丈夫だ」と自信が持てました」と胸をなでおろした。

平野綾と綿密な相談、ジブリメドレーの見どころは「曲と曲のつなぎ方」

林そよか

林そよか

同公演では、スタジオジブリの製作映画に使用された楽曲のメドレーを聴くことができるところもポイントだ。

リハーサルでは、『天空の城ラピュタ』の主題歌として知られる「君をのせて」が演奏された。映画のなかの名場面が脳裏に浮かんできそうな音色で、聴いているその場所がテレビ局内のスタジオであることを忘れるほど、うっとりさせられた。本番のサンケイホールブリーゼでは、間違いなくその何倍も楽曲に酔いしれることができるだろう。

そよかは「「God Knows」とのギャップを狙っています。今回、10曲のジブリメドレーがあるのですが、曲が切り替わっていくところを楽しんで聴いてもらえると思います」と語った。曲の選定などは平野と相談を重ねたそうで、「ジブリには膨大に良い曲があるので、綾さんと一緒に曲をどれにするか考えました。あと、どんな曲を、どのように使ったり、切り取ったりするかも綿密に話し合いました。「このフレーズを次の曲のここでつなげてみよう」とか。曲順も含めてかなり細かく、綾さんと作業していきました」と振り返った。

この日は2人だけでリハーサルがおこなわれたが、はるか、そよかは「この演奏に綾さんの声がのることを想像したら……、鳥肌が立ちそうです。コンサートではその瞬間を自分たちでも味わいたい」と、本番が待ちきれないといった様子だった。

『はるかそよかの音楽に恋してmeets平野綾』は11月23日(水・祝)にサンケイホールブリーゼ(大阪)にて開催。

取材・文=田辺ユウキ

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