OKAMOTO’Sハマ・オカモト&Rei、Fender 75th Anniversary Charity Projectスクールイベントで中学生に特別レッスン
フェンダーミュージックは、創設75周年を迎えた昨年より、日本の小学校、中学校、高校を対象にしたチャリティ・プロジェクト「Fender 75th Anniversary Charity Project – We Love Music」の活動の一環として、応募があった数ある学校の中から選ばれた福井・丸岡南中学校にて、「Fender 75th Anniversary Charity Project 〜WE Love Music〜 フェンダー・チャリティ・スクール・イベント」を開催した。
本イベントでは、フェンダーミュージック マーケティングディレクター アジア 新垣律子氏による助成金や楽器・機材の贈呈式を行い、その後OKAMOTO’S ハマ・オカモトと、シンガーソングライターReiをゲストに迎え全校生徒に向けてのスペシャルレッスンを実施した。
贈呈式では、フェンダーミュージック マーケティングディレクター アジア 新垣律子氏より、フェンダーの代名詞でもあるストラトキャスター、ジャズベースなどのギターとベース合わせて10台とアンプやアクセサリーなど150万円相当の演奏機材と助成金を同校に寄贈。生徒代表として寄贈されたストラトキャスターを手にした葛西さんは、「エレキギターを持つのは初めてで想像していたより重いという印象。弾きこなすのは難しいかもしれないが、ヒゲダン(=Official髭男dism)の曲が弾けるようになれれば」と笑顔で語った。
音楽担当の甲斐仁望教諭は、「コロナ禍のさなかに着任し、声を出さない学習指導を模索し音楽室で眠る27台のアコースティックギターに目が留まった。大半の学校でリコーダー演奏が取り入れられる中、当校の取り組みは福井県内でも異例では」と本プロジェクトへの意気込みを話した。
贈呈式後には、ロックバンドOKAMOTO’Sでベースを務めるハマ・オカモトと、シンガーソングライターでギタリストのReiがゲストで登場。体育館に集まった全校生徒300人に向け、音楽のスペシャルレッスンを実施した。
中学時代にベースを始めたというハマは「楽器を弾けるようになったことが自分の長所の発見につながった。丸岡南中が選出されたのは生徒にとっていいきっかけで、興味があれば、まずは触れてみることから始めては」と生徒たちに語り掛けた。また、ベースと出会えたことについては、「いまだに天職かは分からないけど、やりたいことを見つけられたことは幸せ」とコメントした。
4歳でギターを始めたというReiは、帰国生だった過去をことを振り返り「私にとって音楽は、日本語、英語に次ぐ第3の言語。しかも音楽は、人種、言語、年齢などの境を超える。才能は育てて手に入れるもので、最初から「音楽の才能がないから」とあきらめることなくチャレンジして」と呼びかけた。
レッスンの後半は、学校の代表バンドの演奏に2人がアドバイスするバンドクリニック。バンド演奏には2組が臨み、練習期間1カ月で舞台に立ったことに2人から驚きと感心の声も。ハマさんは「度胸がある」と拍手を送り、「失敗しても、悔しさを乗り越えた先に楽しさが見えてくる」と語った。両バンドでギターやドラムを担当した中瀬心那さんは、「プロの前での演奏は緊張もしたけど楽しい時間だった。丸岡南中が選ばれたことも私がメンバーになれたことも奇跡で、心の宝物にしたい」と目を輝かせていた。さらには、OKAMOTO’S ハマ・オカモト、Reiのプロ2人によるスペシャルセッションも。間近で見るプロの演奏に、生徒たちからは大きな拍手が沸き起った。