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菅野よう子、Netflix「舞妓さんちのまかないさん」オリジナルサントラを来年1月リリース

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©小山愛子・小学館/STORY inc.

菅野よう子が、全編音楽を担当したNetflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」オリジナル・サウンドトラックを、ドラマの配信に合わせ2023年1月11日に菅野よう子本人のレーベル(Captain Duckling Records)からCD版、配信版、配信版 Extra Track ver.としてリリースすることが決定した。

総合演出は日本を代表する監督として世界的に活躍する是枝裕和、企画は川村元気。是枝監督とは「海街diary」以来二度目、川村元気とは初のタッグとなる。原作は、第65回小学館漫画賞を受賞し、累計発行部数270万部を超える、小山愛子による大人気コミック。2021年にはNHKでアニメ放送も始まり、幅広い層の支持を集めている。

菅野は、東日本大震災後「花は咲く」NHK連続テレビ小説「ごちそうさん」といった作品を発表しているが、コロナやウクライナ戦争といった不安定なニュースが続く中、今回は、改めて見直される「何気ない日常」をテーマにした。

是枝監督は食べることが大好きだとインタビュー等で答えているが、菅野も負けてはいない。この作品を作るにあたり、主人公が祖母と暮らした青森・十和田や、主な舞台となる京都・祇園に足を運んだという。そこで体験したそれぞれの味の違いを音で表現しながら、全体としては日本の食文化と花街での舞妓修行の様子を、和楽を異国の楽器で捉え直すような切り口で、音楽にしつらえた。

本作の監督には、是枝裕和以外に3人の若手監督、津野愛、奥山大史、佐藤快磨が参加している。それぞれの監督達と綿密に話し合い、エピソードの違いを生かしながら丁寧に作られたサウンドトラック。それは、冷蔵庫にあるものによって「いつもの味」が毎回少し違うように、身体に優しく温かな変化となって全体を彩っている。さらに、舞妓デビューに向けて練習に励む少女たちの姿を、サナギから蝶への変化になぞらえ、ハープを使って繊細な震えや初々しさを表現するサウンドが特徴。

オープニング、エンディングには、主人公キヨ役の森七菜による、「ほのぼのとしたマイペースなキヨとしての」素朴なハミングが採用された。録音で「キヨとして」の鼻歌を森に求めたところ、森の天才的な勘の良さで一発OKであったと菅野は言う。料理をしながら、お風呂に入りながら、劇中でもしじゅう鼻歌を口ずさむキヨだが、その日常のワンシーンに曲がついたような仕上がりとともに、祇園という不思議な世界に入っていくような導入となっている。

ほっこりした家庭料理とそれを囲む毎日の、奇跡と愛おしさを描いた「舞妓さんちのまかないさん」。名実ともに日本映画界を代表する映画監督である是枝裕和と、世界190以上の国と地域で2億2,300万人の有料メンバーが利用する世界最大級の動画配信サービスであるNetflixの初タッグ作品にして、京都を舞台に豪華キャスト陣を起用した本作に、世界的にも大きな注目が集まっている。

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