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本格始動した【9人】のLiella! が見せる新たなスクールアイドルの風景『ラブライブ!スーパースター!! Liella! 3rd LoveLive! Tour ~WE WILL!!~』 宮城公演Day.2レポート

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『ラブライブ!スーパースター!! Liella! 3rd LoveLive! Tour ~WE WILL!!~』 2022.12.4(SUN)宮城・ゼビオアリーナ仙台

ラブライブ!シリーズ初の一般公募オーディションを経て誕生し、TVアニメ『ラブライブ!スーパースター!!』の放送や全国10会場・20公演のファーストライブツアーでその実力と存在感を示したスクールアイドルグループ「Liella!」。TVアニメ第2期に登場した新メンバーを演じたキャストを加え、9人編成となったLiella!による3rdライブツアーが12月3~4日の宮城県仙台市を皮切りにスタート! 新メンバー4人の本格参加に、TVアニメ第2期の名エピソードを重ねた演出やパフォーマンスなど、見所満点の盛り上がりを見せたDay.2の様子をレポートしよう。

■新たなLiella!と対極のライバルがライブで相まみえる!

開演時間が近づいたゼビオアリーナ仙台は多くのLiella!ファンで満員御礼。仲間と想いを重ねる喜びを唄った「ユニゾン」が場内に流れる中、客席はメンバーそれぞれの色に輝いたコンサートライトの輝きで極彩色に染まり、ファンのライブへの準備は万端だ。

そしてオープニングの音楽が流れる中、スクリーンにはメンバー5人(澁谷かのん・唐 可可・嵐 千砂都・平安名すみれ・葉月 恋)の紹介ビジュアルが映し出されていく。そして新たな4つの星が天空を駆けていき、第2期メンバーの4人(桜小路きな子・米女メイ・若菜四季・鬼塚夏美)が映し出されると、新たなLiella!のライブへの期待を込めた拍手による声援が場内に響き渡り、いよいよステージの幕が上がった。

■WE WILL!! / Liella!

■スター宣言 / Liella!

ステージがスポットライトに照らし出されると、アニメ第2期オープニングと同じ衣装をまとったLiella!の9人が登場し、見事なシンクロパフォーマンスと共に主題歌「WE WILL!!」を熱唱。さらに「宮城公演Day.2、みんな盛り上がる準備できてるー?」のかけ声と共に軽快なロックナンバー「スター宣言」がスタート。9人は息の合ったダンスパフォーマンスや、ステージと客席が一体になってのクラップで盛り上がるなど、最高のスタートダッシュを決めてみせた。

拍手とコンサートライトによるファンの大きな声援に、9人全員がステージから両手を振って応えながら最初のMCコーナーがスタート。3rdライブツアーのスタートが伊達さゆり(澁谷かのん役)の地元である宮城県からスタートということで、ペイトン尚未(平安名すみれ役)も自分のメンバーカラーであるメロングリーンを今日に限ってずんだカラーと呼ぶことにしたり、冬ということもあって冷え込んではいたけど、今日はこの会場を日本一熱い会場にしたいなどとご当地ネタで盛り上がった。そして定番の自己紹介を兼ねたコール&レスポンスを経て、再びライブがスタート。

■Welcome to 僕らのセカイ / 澁谷かのん(CV.伊達さゆり)、唐 可可(CV.Liyuu)、嵐 千砂都(CV.岬 なこ)、平安名すみれ(CV.ペイトン尚未)、葉月 恋(CV.青山なぎさ)

■Butterfly Wing / ウィーン・マルガレーテ(CV.結那)

ライブパートの本格スタートとなる三曲目からは、TVアニメ第2期のストーリーを追体験していくステージが繰り広げられていく。その皮切りのナンバーは、第1話で新入生の桜小路きな子をスクールアイドル部へ勧誘した時に唄われた「Welcome to 僕らのセカイ」。劇中のポップなPVに合わせたシンクロパフォーマンスと共に、5人はLiella!ならではの楽しさが詰まった曲を明るく元気に熱唱。ラストにはステージ上に鈴原希実(桜小路きな子役)も登場し、かのんがひざまずきながらきな子に手を伸ばして彼女をLiella!へと導くシーンも再現し、場内は大きな拍手で包まれた。

そんな雰囲気から一変して、場内は暗闇とブルーのライティングに包まれ、荘厳な鐘の音が鳴り響く…そしてスモークと共にステージに登場したのは、黒いプリマドンナのような衣装をまとった、ウィーン・マルガレーテ(CV.結那)だ。

アニメではオーストリアから来日し、圧倒的な歌唱力とパフォーマンスを披露しながらも、スクールアイドルを否定するような振る舞いでかのんを挑発するライバルとして登場したマルガレーテ。ステージではスクールアイドルフェスでLiella!を下した曲「Butterfly Wing」を披露。バレエの動きを取り込んだダンスと圧倒的なボーカルで、劇中アニメとの見事なシンクロを繰り広げ、場内のファンにアニメ第3話を追体験させるようなパフォーマンスで存在感を示してみせた。

■Go!! リスタート / 澁谷かのん(CV.伊達さゆり)、唐 可可(CV.Liyuu)、嵐 千砂都(CV.岬 なこ)、平安名すみれ(CV.ペイトン尚未)、葉月 恋(CV.青山なぎさ)、桜小路きな子(CV.鈴原希実)

前曲が終わると、スクリーンにはテレビアニメ第3話のダイジェストが流れる。マルガレーテに負けて歌に対する自信が揺らぐLiella!だったが、自分達を学校の誇りだと応援してくれる結ヶ丘女子の生徒達の想いに触れて目指すべき道を見つけだす。そして「センターはここに居る全員、結ヶ丘全員!」という想いを込めたナンバー「Go!! リスタート」がスタート。

アニメからシームレスに繋がるように、劇中と同じ衣装をまとった6人がステージに登場し、ファンの声援に応えながらアリーナ中央のステージへと向かう。メンバー同士の関係性を感じさせる絡みや仕草も織り交ぜながら、アニメのライブシーンとのシンクロパフォーマンスを繰り広げ、新たなLiella!の息吹を感じさせるステージとなった。

■プライム・アドベンチャー /米女メイ(CV.薮島朱音)、若菜四季(CV.大熊和奏)、鬼塚夏美(CV.絵森 彩)

■エンドレスサーキット / 唐 可可(CV.Liyuu)、平安名すみれ(CV.ペイトン尚未)

■駆けるメリーゴーランド / 澁谷かのん(CV.伊達さゆり)、嵐 千砂都(CV.岬 なこ)

配信では会場を覆う暗闇の中に緑の光が浮かび上がり、それに呼応するようにスクリーンには可愛らしい小さなLiella!の姿が映し出される。ここから始まるのはTVアニメ放映時のミニコーナーとして人気を博した「リエラのうた」のステージだ。

ゆったりとしたメロディとと共に遊園地で遊ぶLiella!の映像が映し出され、それが終わると同時にステージに登場したのは、シックなドレスに身を包んだ米女メイ(CV.薮島朱音)、若菜四季(CV.大熊和奏)、鬼塚夏美(CV.絵森 彩)の三人。仲間との冒険のトキメキを唄った「プライム・アドベンチャー」を、アリーナステージと二台のトロッコから、ファンの間近で唄を紡ぎ届けた。

続いて登場したのは唐 可可(CV.Liyuu)、平安名すみれ(CV.ペイトン尚未)の二人。何かと競い合う二人の楽しい日々を、オールディーズ風ダンスナンバーに仕立てた「エンドレスサーキット」を、二人がトロッコに乗りながら競い合うように熱唱。トロッコ上からの掛け合いやジャンケン勝負などが繰り広げられ、そんな二人に先に唄った三人がアリーナステージから応援するかわいらしい一幕も。

そしてラストは、澁谷かのん(CV.伊達さゆり)と嵐 千砂都(CV.岬 なこ)の幼なじみコンビが、二人で過ごしてきた時間を回転木馬に例えた「駆けるメリーゴーランド」。アリーナステージに登場した二人が、互いに想いを交わすようにしっとりとしたデュエットとダンスを披露して、心が静かに暖まるような「リエラのうた」の世界を唄いきった。

 

■9人だからできる熱くてときめくパフォーマンスがここに

■ビタミンSUMMER! / Liella!

再びスクリーンにはTVアニメのダイジェストが映し出される。互いを思いやるが故にスクールアイドル部への入部に踏み切れなかった米女メイと若菜四季を描いた第4話では、四季の照れ顔や想いを確かめあうように手を繋ぐシーンではファンからの拍手が巻き起こった。そして一年生だけでの夏休み合宿や、かのんに背中を押されて鬼塚夏美がLiella!へと合流するシーンを経て、ついに9人が勢ぞろい。

そして9人そろってのカウントダウンから、再びリアルのステージへ…唄う曲はアニメでは学園祭で披露したダンスナンバー「ビタミンSUMMER!」だ。ゲームキャラのようなポップなコスチュームに身を包んだ9人が勢ぞろいし、蛍光カラーが輝くライティング演出を交えながらのシンクロパフォーマンスとキレのあるダンスで場内を盛り上げた。

■POP TALKING / Liella!

■ユートピアマジック / Liella!

■Chance Day, Chance Way! / Liella!

前曲の盛り上がりを引き継ぐように、9人でのステージはさらにヒートアップ。夏美が撮影しているかのように、スマホ画面で三分割されたスクリーン演出からスタートの「POP TALKING」ではラップの応酬からトロッコに乗り込み、続く「ユートピアマジック」までメンバー同士の絡みも見せながらアリーナを周回して、ファンの間近で歌を届けていった。

そして再びステージへと戻ると、アニメ第8話でLiella!が地元の秋祭りで唄ったお祭りソング「Chance Day, Chance Way!」がスタート。表参道の銀杏並木で繰り広げられたアニメでのライブシーンとシンクロしながら、祭りのリズムで繰り広げられる元気な唄とダンスパフォーマンスはさながらLiella!節。そして全員で行進するようにアリーナステージへと向かい、銀杏の葉型の紙吹雪が降り注ぐ中で9人でのクライマックスを決めてみせた。

二度目のMCタイムはステージをやりきった手応えからか、みんなで銀杏の葉の紙吹雪を集めたりしながらテンション高めなここまでの振り返りトークが繰り広げられる。そして全員でアリーナステージを周りながら声援に応え、最後は岬と青山が部長&生徒会長らしく場をしきって、次のライブがスタート。

■揺らぐわ / Liella!

■色づいて透明 / Liella!

真っ赤なライティングで場内が染まる中、胸の内で燃える夢とそれをなかなか叶えられないジレンマを唄った「揺らぐわ」、そして想像できない未来へと進んでいく希望を紡ぐ「色づいて透明」とテーマ繋がりの二曲をノンストップで披露。ハードなメロディに乗せて繰り広げるランウェイ上でのダンスから、メインステージに広がってのソロボーカル&ハーモニーでLiella!の想いを唄い紡ぐと、いよいよライブはクライマックスへ。

■エーデルシュタイン / ウィーン・マルガレーテ(CV.結那)

■Sing!Shine!Smile! / Liella!

スクリーンには再びラブライブ!でマルガレーテと競うことになるLiella!のストーリーが映し出される。以前のようにスクールアイドルの世界を挑発するマルガレーテと、それに負けることなく自分達が届けたい唄のために練習を重ねるLiella!。そして両者の思いはリアルのステージへと繋がっていく。

アニメの劇中ライブシーンと共に繰り広げられるマルガレーテの「エーデルシュタイン」は、前半のライブと同様に力強くクールな歌とパフォーマンスで場内の空気を凛と張り詰めさせていく。

そして、そんな空気を暖かく解きほぐすように始まったLiella!の「Sing!Shine!Smile!」は、メンバーそれぞれが想いを仲間に手渡していくようなパフォーマンスや、客席のファンへ一緒にクラップで盛り上がろうと求めて場内を熱く盛り上げていく。ライバル同士がそれぞれの信じる「歌」をぶつけ合う、まるでアニメ劇中のラブライブ!予選を生で見ているような感覚を味わえる、ファンには嬉しいステージとなった。

■名前呼びあうように / Liella!

■私のSymphony ~WE WILL!! Ver.~ / Liella!

場内を暗闇と緑のライティングが包み込み、静かな波の音だけが響き渡る…そんな中で始まったのは、大事な想いを伝え合う気持ちをしっとりと唄い上げた「名前呼びあうように」だ。9人が直立しての独唱とハーモニーを重ねていき、メンバー同士の絡みを仕草だけで表現しながら、だんだんと心の距離を詰めていくようにステージの中央へと集まっていく。

そして続いては、TVアニメ第1期でも印象深い使われ方をした名曲「私のSymphony」のスペシャルバージョンがスタート。かのんのアカベラからスタートして、ピアノのメロディだけに乗せてメンバーそれぞれの独唱が繋がっていく。そして9人を照らし出すスポットライトの光に、それぞれが手を伸ばしながらのボーカルが重なり合っていき、それがハーモニーになるのに合わせてステージも明るい光に包まれていく。そんなLiella!の歌がもたらす希望を感じさせながら、じっくりと聴かせるライブパートは幕を閉じた。

■未来の音が聴こえる / Liella!

スクリーンにはラブライブ!東京予選の結末と、それをきっかけに本音で近づいていくマルガレーテとかのん、そしてかのんにもたらされたウィーンへの留学といったTVアニメ第2期のクライマックスが映し出されていく。そしてLiella!の目標だった全国大会のステージがリアルのステージへと繋がっていく。

全国大会に出場するLiella!と同じ衣装をまとった9人で送るのは、もちろんアニメのメンバー達が全国大会で唄った「未来の音が聴こえる」だ。世界へと旅立つかのんの気持ちと重なるような希望への旅立ちの歌を、渾身のシンクロパフォーマンスと共に紡ぎ出していく。そしてクライマックスではかのんをみんなが送り出すようなパフォーマンスから、全員で手を繋いで星を創ってのラストに、場内は万雷の拍手で包まれた。

最後となるMCタイムでは、アニメの千砂都に合わせて岬がお団子ヘアを解いたことや、衣装に使われている半透明の美しい生地・オーガンジーについてのLiyuuの解説などを交えてここまでのライブを振り返った。そして次が最後の曲と告げると、場内のファンからは「もっと歌が聴きたい!」とコンサートライトでの×印が。そんな想いを笑顔で喜びながらも、いよいよライブもラストナンバーに。

■追いかける夢の先で / Liella!

最後を飾る曲はTVアニメ第2期のエンディングテーマ「追いかける夢の先で」。エンディングアニメの映像と共に、メンバーそれぞれが指をつけあって想いを繋げていきながら、夢を追いかけて未来へと進む前向きな気持ちを熱唱。そしてラストは全員で夢を撃ち抜くようなハンドサインを決めて、声は出せなくても一所懸命な声援でライブを盛り上げてくれたファンにお礼のあいさつを送り、3rdライブツアー・初回公演を見事に締めくくった。

場内の照明が落ちると同時に、場内にはアンコールを求める大きな手拍子が響き渡った。そして数分経つと、スクリーンには今日へと至るLiella!第2期メンバーの歩みが映し出された。新たに選ばれた4人のレッスンやアフレコの様子、ファンの前に初登場となったライブ&ファンミーティングのバックステージの様子。そしてCDリリースイベントでの初めての9人でのライブと、3rdライブツアーに向けてのレッスン風景から、今この時へと時間が繋がった!

■水しぶきのサイン / Liella!

■Dreaming Energy / Liella!

■Day1 / Liella!

ファンの想いに応える様に始まったアンコールステージに、ライブTシャツへと着替えた9人が登場。海辺で遊ぶ9人をイメージした振り付けやパフォーマンスが盛り込まれたサマーソング「水しぶきのサイン」からスタートし、四季の合図でトロッコに乗り込みながらの二曲目「Dreaming Energy」では、シャボン玉を客席めがけて打ち込みながら明日に向かって飛び出す楽しさを熱唱。

そして最後は、9人のLiella!の「始まりの日」である3rdライブ・初回公演にはぴったりのナンバーとして、Liella!第1期の代表曲「Day1」を9人バージョンで披露。トロッコからアリーナステージへと集まり、輪になりながらのパフォーマンスを繰り広げ、ラストは全員でランウェイを走ってメインステージへと駆け上がり、すみれをセンターにして曲を締めくくった。

アンコールを求めてくれたファンへのお礼から始まった最後のMCコーナーでは、第2期メンバーから憧れの曲だった「Dreaming Energy」「Day1」を歌えた事への喜びや、すみれが今日のライブを「ギャラクシー満点!」と採点して盛り上がる。

そして「マルガレーテさん!」「渋谷かのん!」の掛け合いと共に、ゲストとしてライブを盛り上げてくれたウィーン・マルガレーテ役・結那がステージに登場。最高のライブが楽しめたことへのLiella!とファンへのお礼を述べて、今後のツアーへの意気込みを語った。

そしてメンバーからの最後のあいさつでは、それぞれが今日の公演をやり遂げられた喜びと今後のツアー公演への意気込みを語った。さらに会場が宮城県仙台市である事にちなんで、宮城弁でそれぞれがファンに「大好きだっちゃ」と言う事になり、生声で叫んだり、スルーしようとして他のメンバーから強制されたりして笑いを誘う一幕も。特に米女メイ役・薮島の時には、メイが大好きな四季を演じる大熊が目の前にしゃがみ込んで言葉を待ち構えて、大きな拍手が巻き起こった。

■TO BE CONTINUED / Liella!

そして正真正銘のラストナンバーとなるのは、ゴールを越えてもまだまだ先を目指してがんばっていこうという、Liella!らしさのこもったメッセージソング「TO BE CONTINUED」。「ハイ!ハイ!」とリズムに乗せてのクラップから始まり、9人はステージの左右とアリーナステージへと分かれて、すべてのファンに間近で歌声を届けるべく熱唱。ラストは全員でスイングしながら一体になって盛り上がり、全員で力強いポーズを決めてライブを締めくくった。

そして最後はステージを巡りながら、3時間にわたる熱のこもった応援へのお礼を伝え、全員揃っての「ありがとうございました」の一礼と、

四季からの「仙台、また来るから、約束」のメッセージで3rdライブツアーのスタートとなる宮城公演は大団円を迎えた。

気になるラストを受けてのTVアニメ第3期も決まり、新たな3期生のオーディションも進行中のLiella!。常に進化を続ける彼女達がこの3rdライブツアーでどんなきらめきを見せてくれるのか、今後も目が離せない事を確信させてくれるツアーの幕開けとなった。

文・レポート=斉藤直樹

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