水森かおり、恩人の徳間ジャパン元社長・徳間康快氏の墓前に紅白20年連続20回目の出場を報告「家族の皆さんが楽しめるようなパフォーマンスをお見せしたい」
自身初の千葉県を舞台にした最新シングル「九十九里浜」がロングヒット中のご当地ソングの女王・水森かおりが12月8日、東京・西麻布の大本山永平寺別院 長谷寺に眠る徳間ジャパンコミュニケーションズの元社長・徳間康快氏(2000年9月20日没、享年78)の墓前に「NHK紅白歌合戦」20年連続20回目の出場が決まったことを報告した。
2003年4月2日発売の「鳥取砂丘」が大ヒットし、その年の紅白に初出場が決まって以来、毎年、同墓前で徳間元社長に紅白出場報告を行い、今年で20回目。1995年9月25日に「おしろい花」で歌手デビューした水森に、ことあるごとに「いつか紅白に出られるような歌手になりなさい」と励まされながら娘のように可愛がってくれたという徳間元社長は、いわば〝育ての親〟のような存在で、一生忘れることのできない“恩人”だ。
そんな恩人の墓前に今年も花をたむけ、手を合わせながら「お陰さまで今年も紅白に出場させていただくことになりました」と報告した水森は「『紅白に出られるようなすてきな歌手になれるよう頑張れよ!』といつもやさしく励ましていただいたので、また今年も報告ができてうれしいです」と目を細めた。
紅白20回目の出場が決まったときは「夢のような回数で、自分の名前の横に(20)=カッコ20=と書かれているのを見たとき、そんな回数、(紅白の舞台に)立たせていただいているんだなという重みをすごく感じました。出場者の枠も決められていて、その中でも演歌・歌謡曲の枠が少ない中で選んでいただけるのは本当に有り難いことですし、1年間、支えていただいたファンの皆さまとスタッフの皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです」と感激もひとしお。
20年前の初出場のときは「初めての紅白の知らせは、仕事の合間に名古屋のデパートで買い物をしているときにマネジャーさんからいただきまして、そこからいろんなものが劇的に変わっていって、『紅白って、すごいなあ』と思ったのがとても印象に残っています。紅白の舞台の様子と当日の一日の出来事は、すべて覚えています」と振り返った。
今年の大みそかの紅白で着る衣装はまだ決まっていないそうだが、「桂由美先生にお願いしようと思っています」とし、「NHKの関係者の方々からは『水森さんには、今年も(視聴者の)皆さんが笑顔になっていただけるように…』と言っていただけたのがすごくうれしいので、それにこたえられるように頑張りたいですね。紅白の舞台では、家族の皆さんが楽しめるようなパフォーマンスをお見せしたい」と話していた。
またこの日、来年1月24日に新曲「日向岬(ひゅうがみさき)」(詩・かず翼、曲・弦哲也)をリリースすることを発表。「今回の歌の舞台は宮崎県でして、いままでで一番明るい歌で、聴いていてスカッとするような作品です。ステージを皆さんが見ていただいたときに、楽しいなとか、元気になったなとか、また頑張ろう!と思っていただけるような曲でして、レコーディングは昨日終わりました。失恋の歌ではあるのですが、いままでで最高に明るい雰囲気の歌です」とアピールしていた。
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