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月詠み 新曲「花と散る」も初披露、2022年の活動を締めくくるストーリーライブ『だれかの心臓になれたなら』の公式レポート到着

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ストーリーライブ『だれかの心臓になれたなら』

ストーリーライブ『だれかの心臓になれたなら』 撮影=石原汰一

月詠みがストーリーライブ『だれかの心臓になれたなら』を、12月11日(日)に東京Veats Shibuyaで開催。本記事では同公演の公式レポートをお届けする。


本日12月11日、東京Veats Shibuyaにて月詠みがストーリーライブ『だれかの心臓になれたなら』を開催。1部2部共に満員の中、今年最後のライブパフォーマンスを行った。

ボカロPユリイ・カノンをメインコンポーザーとして物語と音楽を展開するプロジェクト「月詠み」。8月17日に1stストーリーの完結編となるセカンドミニアルバム『月が満ちる』をリリース。本公演は、『月が満ちるで』完結した1stストーリーを音楽で展開するライブであり、タイトルの「だれかの心臓になれたなら」はYouTube4,500万再生のユリイ・カノンを代表するボカロ曲、そして執筆中の物語。そこに登場する2人の音楽家ユマとリノをYueとSERRA、2人のボーカリストが表現する。

ステージ前面に巨大なスクリーン。そこに映し出される音楽家リノ、ユマそれぞれのモノローグ(独白)から始まるストーリーライブ。スクリーンの向こう側にうっすらとその姿を現す月詠み。純白の衣装を身に纏ったYue。その物語のクライマックスともいえる楽曲「月が満ちる」から始まったライブは、ユマ、リノがそれぞれの想いを独白という形で廻想していく展開。曲の間にスクリーンに映し出されるリノ、ユマの独白。2人のストーリーを描いた楽曲と共に歌詞=2人の言葉をスクリーンで客席に届ける演出で立て続けにYueが「メデ」など3曲披露。2人が最初に出会った時にユマが歌っていた曲「生きるよすが」をYueが披露すると、Yueとは対照的な漆黒の衣装のSERRAが登場。「真昼の月明かり」「或いはテトラの片隅で」など4曲を圧倒的な歌声とスクリーンから映し出される言葉で客席の心を突き刺していく。

物語が中盤に差し掛かると、YueとSERRAのツインボーカルで「絶対零度」「アメイセンソウ」とこの日でしか聴くことが出来ないパフォーマンス。中盤には新曲「花と散る」が初披露されるサプライズも。シャッフルのリズムでジャズのテイストも取り込まれている月詠みとしての新しい一面も垣間見れる楽曲だ。

ストーリーライブ『だれかの心臓になれたなら』 撮影=石原汰一

ストーリーライブ『だれかの心臓になれたなら』 撮影=石原汰一

ストーリーライブ『だれかの心臓になれたなら』 撮影=石原汰一

ストーリーライブ『だれかの心臓になれたなら』 撮影=石原汰一

新曲を挟み、本編終盤に差しかかると物語「だれかの心臓になれたなら」の中でも、ユマが永遠の別れとリノへの希望を告白する「白夜」、その事実を受け止めきれない中で前へと進もうとするリノの気持ちが描かれた「こんな命がなければ」を彼女たちの独白を挟むことでより深く届けていく。そして最後にテーマ曲ともいえる「だれかの心臓になれたなら」をYueとSERRAのツインボーカルで歌いきって1stストーリーはその幕を閉じた。

アンコールは現在までにユリイ・カノンとして発表、提供してきた数多くの楽曲の中からヒット曲を立て続けに披露。人気ゲームアプリ「プロジェクトセカイ」へ今年5月に提供・実装された「イフ」、700万回再生を越えるユリイ・カノンの代表ボカロ楽曲「スーサイドパレヱド」、THE BINARYへ初めて人間歌唱として提供、その後の月詠み誕生のきっかけとも言えるヒットナンバー「花に雨を、君に歌を」で本編の余韻をかき消すほどの熱狂のステージを作り上げていく。

最後に本公演、唯一ともいえるMCでユリイ・カノンから「来年、月詠みもユリイ・カノンの活動も続いていきます。4月にチョットしたことを用意しているので楽しみしていてください。」と告げられニコニコ動画殿堂入り、YouTube最初の投稿楽曲でもありユリイ・カノンが音楽を続けていく大きな原動力となったボカロ曲「おどりゃんせ」を客席と一体となり2022年を締めくくった。

ストーリーライブ『だれかの心臓になれたなら』 撮影=石原汰一

ストーリーライブ『だれかの心臓になれたなら』 撮影=石原汰一

ストーリーライブ『だれかの心臓になれたなら』 撮影=石原汰一

ストーリーライブ『だれかの心臓になれたなら』 撮影=石原汰一

なお本日のストーリーライブのセットリストがSpotifyとLINE MUSICにある月詠みのオフィシャルアカウントでプレイリスト『Story Live だれかの心臓になれたなら』として公開されているので、ライブに足を運んでいただいた方もそうでない方も楽しんでもらいたい。

2022年、月詠みが「物語」を「音楽」で展開してきた1stストーリー「だれかの心臓になれたなら」がこのライブを持って一つの集大成を迎えた。「こんな命がなければ」の発表から「月が満ちる」で締めくくったストーリーライブまでの軌跡。多くの方々に「月詠み」の世界を届けることが出来た1年を経て2023年は新たな月詠み、ユリイ・カノンの物語が紡がれていくだろう。本日披露された新曲「花と散る」とは?、期待を膨らませながらその活動に注目してもらいたい。

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