中井智彦
2023年1月4日(水)に、ミュージカル俳優・中井智彦が創作するオリジナル音楽舞台『詩人・中原中也の世界』より「サーカス」「幻影」(ライブ音源)をデジタル配信することがわかった。
東京藝術大音楽学部卒で、2007年にミュージカル『レ・ミゼラブル』でデビューした中井智彦。持ち味の艶のあるバリトンボイスを活かし、2010年に劇団四季に入団。『オペラ座の怪人』(ラウル役)と『美女と野獣』(野獣役)では、共に約500ステージを務めた。2015年12月の退団以降は、歌手、俳優、企画、構成、作曲、演出など「表現者」としての活動をスタート。サラ・ブライトマンのツアーでコーラスを務めたり、『ひめゆり』『ナイツ・テイル』『レ・ミゼラブル』『ビリー・エリオット』『メリリー・ウィー・ロール・アロング』『スワンキング』といったミュージカルに出演する傍ら、ラジオ番組のパーソナリティなど、多彩な活動を続けている。
そんな中井が昭和の詩人・中原中也の詩の世界に惚れ込み、詩に曲をつけ、歌い、演じるオリジナル創作舞台『詩人・中原中也の世界~在りし日の歌~』(2016年スタート)の上演を行っている。本舞台は、音の魔術師・エレクトーン奏者の神田将と、中井がタッグを組み、オペラでもミュージカルでもない、新たな世界に挑戦。舞台にはたったふたり。テーマは詩人・中原中也。「芸術」とともに、わずか30年という生涯を駆け抜けた名から原中也の壮絶な姿を描いている。
神田将
その活動は、中井のライフワークともいえ、今回、2020年に東京で開催した舞台『1×1=∞シリーズ 神田将・中井智彦詩人・中原中也の世界』より、「サーカス」と「幻影」のライブ音源を、初の配信でリリースする。
なお、2023年1月21日(土)吉祥寺ROCK JOINT GBにて、中井智彦コンセプトライブ『詩人・中原中也の世界~在りし日の歌~』が行われる。中井が中原中也を演じ、ダンサー米島史子が中也の見たであろう芸術世界を身体で表現。そして神田の壮大かつ繊細なエレクトーンと共におくる詩人・中原中也の物語となる。
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