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OCTPATH「僕たちのステージをみなさんの思い出に残したい」『3rd FANMEETING THme dome』夜公演をレポート

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デビュー1年目で既に数々の大規模フェスに出演し、SNSを賑わせているボーイズグループOCTPATHが3度目のファンミーティング「OCTPATH 3rd FANMEETING  THme dome」を立川ステージガーデンにて昼・夜の2公演開催。ここでは、夜公演をレポートする。


2022年の2月にメジャーデビューを果たし、デビュー1年目にも関わらず『SUMMER SONIC 2022』や『KCON 2022 JAPAN』など大きなフェスに出演するボーイズグループOCTPATH。クリスマスイヴを翌日に控えた12月23日(金)に、様々な経験を重ねた激動の1年の集大成となるファンミーティング『OCTPATH 3rd FANMEETING THme dome』を立川ステージガーデンで開催。2022年ラストのライブを見届けようと多くのTHme(ファンネーム)が集まった。

このタイトルは、“残しておきたい景色、思い出を閉じ込めておけるスノードームのように、僕たちのステージをみなさんの思い出に残したい”という意味なんだとか。そんなロマンチックな想いに相応しく、クリスマスプレゼントが積まれたかわいらしいステージが開演時間を待っていた。

クリスマスらしく、鈴の音が聴こえ、雪が降るステージには、メンバーカラーのリボンが結ばれたカラフルなクリスマスプレゼントがたくさん置かれている。クリスマスツリーとかわいらしい雪だるまが映し出されると、プレゼントボックスからそれぞれメンバーが飛び出し登場。会場からは思わず出てしまう「かわいい…」の声と久しぶりに会えた嬉しさが溢れ、カラフルに染まったペンライトが一気に揺れる。

「クリスマスを最高の1日にしましょう!」との掛け声から『Like』がスタート。嬉しそうに会場を眺めながらパフォーマンスをする姿が印象的だ。「一緒に踊りたい」とメンバーが話していた“Likeダンス”も、ペンライトを片手に踊る姿が会場中に広がり、間違いなく、多くの人たちにこの曲の楽しさが伝わっていることがわかる。さらに、“全員が主人公”という言葉がふさわしく、次々とマイクリレーによりセンターが変わるこの曲で、それぞれの個性がしっかりと際立ちながら、ダンスブレイクではしっかりとこの人数だからこそ見せられる迫力のあるパフォーマンスで魅了していく。

このファンミーティングで初めてパフォーマンスを公開した『Bump』では、赤いライトに包まれ、クールな姿を見せる。『Like』とは対極ともいえる力強いパフォーマンスでその幅広さを感じさせ、“着いてきナ”という歌詞により説得力を感じることができる。合間での海帆のアクロバットで息をのみ圧倒されている間に曲が終わると、ガラッと表情を変えたメンバーがそれぞれ「会いたかったよ~!」と無邪気な笑顔でTHmeに手を振り、コミュニケーションを取っていた。

ファンミーティング恒例のコーナーでは、四谷がMCを担当し、THmeから募集した“クリスマスでやってほしいこと”をピックアップ。倍速ダンスや、胸キュンフレーズなどのリクエストが並ぶなか、“ステージ上でチキンとケーキを食べてクリスマス感を味わって欲しい”というなんとも親心に溢れたリクエストも。なかでも、小堀が“一番嬉しかった出来事をお得意の絵で表して”というお題に答え、書いている最中に、栗田が「2月11日のファンミーティングだよね」と話し、海帆も「この景色やな」と話していると、小堀が偶然にも2月11日のファンミーティングの絵を個性豊かに書き、みんながTHmeと出会えた日を大事にしていることが伝わってくる胸が熱くなるシーンも。

続くドラマティックなバラード『Be with you』では、それぞれの歌唱力でしっかりと聴かせていく。彼らはその圧倒的なダンスパフォーマンスに注目されがちだが、彩り豊かな歌唱力でしっかりと歌を聴かせられるのも魅力のうちのひとつだ。途中で小堀と高橋がぎゅっと抱き合い、そこに太田と栗田が肩を組み、わちゃわちゃとじゃれ合う“わかっている”パフォーマンスもさすが。THmeとOCTPATHの関係性を歌っているかのようなストーリーがより感動を与え、スタイリッシュな『All Day All Night』では傘を効果的に使ったダンスで、これまでにないタイプの楽曲を歌い上げる。楽曲ごとに全く違う表情を見せていく彼らの“変幻自在な姿”はライブを重ねる度に、増えていく。

栗田のハンドベルを合図に、フードを深くかぶった太田がツリーの前に登場し、指揮を始めると、『our Good Time』のイントロが始まり、サンタの衣装に身を包んだメンバーが再登場。とってもキュートでハッピーな空間でみんなが楽しそうに踊り始めると、指揮の振り付けに合わせて同じようにペンライトが揺れ、とても幸せな空間に。かと思えばダンスブレイクで驚くほど揃ったダンスを見せ、そのギャップに夢中になる。

クリスマスのムードも最高に盛り上がった後、本編が終了し、アンコールへ。リアルタイムで『Playboy』と『IT’S A BOP』とで曲投票をし、選ばれた『Playboy』を披露。この曲は古瀬が振り付けを担当した曲でもあり、古瀬は「こんなにもこの曲が愛されていることが嬉しいです」と嬉しそうに答えるなか、海帆が『IT’S A BOP』でバク宙をすることもあり、柔軟をしていたことを明かすと、「ここでやれば⁉」と、美しすぎる年収めのバク宙を披露し、会場をより盛り上げていた。

最後にそれぞれがこの1年を締めくくるコメントして、THmeへの愛や感謝を話すなか、活動を休み、復活した高橋は言葉を詰まらせながら「何年間も悔しい想いをしてきて、胸が痛い日がたくさんあったんですが、今はそういう時にいつもTHmeに助けられています。これからもその幸せを僕らに届けてください」と話すと、会場にも涙するTHmeの姿が溢れた。対する栗田は、「来年も同じ顔ぶれで会おうね!みんなの顔覚えたからね!いつめん! LINEグループ作ろ!」と叫び笑いを誘っていた。

最後は笑顔でTHmeへの気持ちを歌った『Best Shot』を披露し、無事すべてを終え、太田を中心にメンバー全員が手を繋ぐと、太田が「また来年のクリスマス、僕たちにください!」と地声で叫び、来年の約束と共にステージを去った。

ファンミーティングやライブを重ねるごとに、キャラクターもより強くなり、パフォーマンスは成長し、幅広い楽曲を見せてくれる彼ら。デビュー2年目となる2023年も、驚くような成長と感動を与えるパフォーマンスを魅せてくれそうだ。

文/吉田可奈
撮影/河村美貴(田中聖太郎写真事務所)

【セットリスト】

M1. Like
M2. Bump ※初披露
M3. Be with you
M4. All Day All Night ※初披露
M5. our Good Time

-Encore-

M6. Playboy
M7. Best Shot

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