ピンク・フロイド、「狂気」50周年記念盤より1974年ライヴ音源&帯付ジャケ写公開
ピンク・フロイドの不滅の名盤「狂気」のリリース50周年を記念した限定デラックス・ボックス・セットが3月24日にリリースされることが発表されているが、1974年11月のウィンター・ツアーでの英ウェンブリー・アリーナ公演での「狂気」全曲演奏を収録したライヴ盤「狂気:ライヴ・アット・ウェンブリー1974」より、「アス・アンド・ゼム」のライヴ音源が公開された。
「狂気:ライヴ・アット・ウェンブリー1974」(The Dark Side Of The Moon – Live At Wembley Empire Pool, London, 1974)はアルバム「狂気」発売後、“完成形”となった「狂気」をライヴ演奏で体感できるもので、最高のライヴ・パフォーマンスとして語り継がれている名演中の名演。デラックス・ボックスに収録されるほか、今回初めて単体のアルバムとしてもリリースされる。音源としては2011年のボックスセットなどにも収録されたことはあったが、今回新たにジョージ・ハーディーが1973年に手掛けた、「狂気」アルバム・ジャケットの原画を使用したアートワークで新装、近年のピンク・フロイド・サウンドを司るアンディ・ジャクソンによってマルチ・トラックからのミックス、2023年最新リマスターが施され、晴れてピンク・フロイドの永遠のカタログの一翼を担うことになった。日本盤はCDは日本のみ紙ジャケット仕様、LPは日本独自デザイン巻き帯付き(輸入盤国内仕様)、2枚の特典ポスターを封入。その帯デザインも今回初公開された。
「狂気」50周年を記念した限定デラックス・ボックスは、2023年最新リマスターCDとLP(+オリジナルLPの2種類のポスターと2種類のステッカー復刻)、「狂気:ライヴ・アット・ウェンブリー1974」CDとLP(+2種類のポスター封入)、7インチ・シングル2枚「マネー/望みの色を」と「アス・アンド・ゼム/タイム」をHarvestオリジナル・スリーブに入れて復刻、史上初の「狂気」Atmosミックス、及び5.1ch&HDオーディオを収録したBlu-rayとDVD、「狂気」オリジナル盤の76ページ楽譜集と1973年にロンドン・プラネタリウムで行われた「狂気」試聴会パンフレットおよび招待状のレプリカ復刻、そして、1972年―1975年の全英・全米ツアーからレア・未発表写真を収録した160ページ・ハードカバー本をLPサイズの豪華ボックスに収録。50周年を記念してピンク・フロイドが総力を傾ける、「狂気」の進化した最新型、そして、パッケージとしては最終型ともいえる、重量感溢れる究極の豪華デラックス・ボックス・セットとなっている。
また、「狂気」50周年記念として、日本のファンのためだけの奇跡のスペシャル企画も実現。「原子心母(箱根アフロディーテ50周年記念盤)」に続く、日本独自企画盤として「狂気ー50周年記念SACDマルチ・ハイブリッド・エディション(7インチ紙ジャケット仕様)」が2023年4月19日に発売される。2021年に海外Analogue Productionsからリリースされた「狂気」のSACD Hybrid Multi Channelのマスターを使用した初の日本盤で、7インチ紙ジャケットに1972年の2度目の来日公演時のフォトブックや貴重な復刻アイテム含む「15大特典」が封入される。