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指揮者・ヴァシリー・ペトレンコ、待望の来日公演 演奏時間が1時間を超えるショスタコーヴィチの大曲、交響曲第8番が体感できる演奏会が開催

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ヴァシリー・ペトレンコ

ヴァシリー・ペトレンコ (c)Svetlana Tarlova

2023年5月、東京と大阪にてヴァシリー・ペトレンコ指揮ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 ピアノ:辻井伸行』が開催される。

ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 (c) Ben Wright (1) (c) Ben Wright

ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 (c) Ben Wright (1) (c) Ben Wright

現在、イギリスの名門オーケストラのひとつロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務め、5月に同フィルとともに来日公演を行う指揮者ヴァシリー・ペトレンコ。ロシア人の父、ウクライナ人の母のもとに生まれたヴァシリー・ペトレンコは、昨年のロシアのウクライナ侵攻直後、この侵攻を今世紀最大の道徳的失敗と人道的災害のひとつだとして非難し、芸術監督を務めていたロシア国立交響楽団の芸術監督の地位を辞任した。

そんな彼が今回の来日公演プログラムのひとつとして選んだのは演奏時間が1時間を超えるショスタコーヴィチの大曲、交響曲第8番。この作品に対する想いと今この作品を演奏することの意義をペトレンコは次のように語っている。

「ショスタコーヴィチの交響曲第8番は第二次世界大戦中の1943年に作曲されました。それはちょうどスターリングラードの戦いでソ連軍がドイツ軍を破り、勝利ムードにあったときでした。しかし、人道主義的な作曲家であったショスタコーヴィチは、その勝利の影で失われた一人ひとりの命に心を寄せていました。したがってこの曲は戦時下の民衆の苦難や戦いを表しているのだと思います。最後は、それまでの楽章の暴力的な音楽を経て、静かで穏やかに締めくくられますが、そこにはわずかな希望の兆しがあります。その意味でもとても今の時代にふさわしい曲だと思います。(Webマガジン「ONTOMO」より)」

本公演は、ショスタコーヴィチの感動的な代表曲にもかかわらず、100人に近い演奏者を要する大曲である故になかなか生演奏を聴く機会が少ないこの名作を、現代最高のショスタコーヴィチ指揮者とも賞賛されるヴァシリー・ペトレンコの指揮で生体験できる貴重な演奏会となるだろう。

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