s-ken、新ユニット「s-ken & far east sessions」結成 5/14に東京・東上野で初ライヴ
昨年、結成37年目にして新作アルバム「P.O.BOX 496」をリリース、東京・Billboard Live TOKYOでのワンマンライヴも開催したs-ken & hot bomboms。9月末にオリジナル・メンバーでキーボード担当の矢代恒彦氏が逝去し、活動休止中だったがs-kenは新たなユニットで動きだすことになった。
その発端はここ数年、s-kenが注目していた裏浅草、山谷、吉原、北千住、南千住界隈など東京イーストリバーサイド中心に新たなサロンが次々に生まれており、最新アルバムにもそのエリアについて歌った「風の吹くままリバーサイド」という楽曲を作詞作曲していることに関連している。
これまでの東京のニューカルチャーは原宿、青山、西麻布、渋谷、下北沢などウエストサイドを中心におこってきた。近未来、今度はイーストサイドからニューカルチャーが勃興してくると公言しているs-kenだが、新たに東上野の路地裏から廃工場をリノベーションした新たなサロン「YUKUIDO工房」が立ち上がってきたことを知って「s-ken & far east sessions」という新ユニットを結成し、ライヴを再開することを決断した。
新ユニットs-ken & far east sessionsのパーマネント・メンバーはhot bombomsから佐野篤(Ba、Perc、Celloなど)とヤヒロトモヒロ(Perc)。初ライヴの5月14日のステージは、ゲストも多彩、すでにイーストリバーサイドを活動拠点にしているEGO-WRAPPIN’の森雅樹や隅田川リバーサイドでソロパフォーマンスを展開しているスティールパンの第一人者、原田芳宏、そして長年s-kenがプロデューサーとして関わってきたシンガーソングライター、中山うり(Acc、Tp、Vo、Cho)などが参加することになった。
さらにs-kenがYUKUIDO 工房でライヴを再開する5月14日にあわせて、「moc graph」(価格800円+税)という本邦初のタブロイド判16ページのグラフ誌がHEGから発刊されることになった。記念すべき第1号ではs-kenのほか、音楽を中心した特集と東京イーストサイドで活躍するアーティストの特集が予定されている。
また、活動休止中のs-ken & hot bombomsだが、メンバー全員のパペット人形が登場するミュージックビデオが制作された。
昨年リリースの新作アルバム「P.O.BOX 496」から「メロンとリンゴにバナナ」というs-kenとしては異色の老若男女が歌えるポップな楽曲のミュージックビデオで、好評につき数年前からs-kenの楽曲で踊ってきたという美少女たちが共演している。監督はギタリストとしてだけでなく映像作家としてのキャリアをスタートさせている岡愛子、s-kenがプロデュースしてきたファンクバンドBimBamBoomのメンバーとして出会い、コラボレーションが実現した。
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