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XY×YOSHIKI、日テレ「Premium Music 2023」でデビュー曲「Crazy Love」を初披露

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撮影:ニイミココロ

3月22日、XYが日テレ系音楽の祭典「Premium Music 2023」に出演。デビュー曲「Crazy Love」を YOSHIKIのピアノ演奏による「スペシャル映像」とともに、メンバーの生パフォーマンスを融合させ、前代未聞の試みで初披露した。

注目すべきトピックとしては、バンドグループのリーダーを務めるkyohey(Drs)を筆頭に、KAIRI(Gt)、FURUTATSU(Ba)、karma(Vo)、Gai(Vo)に加え、ダンスボーカルグループのJay(後町和輝)、HAYATO(丸尾隼)、RAIA(道木来明)、kice(キス)、KANJI(有薗莞爾)、P→★(ピースター)、Mitchy(西垣道隆)、Kosei(藤岡孝成)の13人のメンバー全員でステージに立つ点だ。両グループ内でメンバーが流動的に往来する”アメーバ・グループ”という特性を活かし、これまで 10人体制でパフォーマンスを行っていたが、遂にメンバー全員で新曲を披露する時が来た。

超個性派グループ”XY”(エックスワイ)。彼らはYOSHIKIプロデュースによるボーイズグループオーディション「YOSHIKI SUPERSTAR PROJECT X」から厳選され、紆余曲折を経て、バンドメンバーとダンスボーカルメンバーの計13人による異色のグループとして始動。結成してから最速で「第 36回マイナビ東京ガールズコレクション 2023 SPRING/SUMMER」「D.U.N.K. Showcase」とイベント出演が決定し、毎回こちらの度肝を抜くパフォーマンスで衆目を集め続けている。

結論から言えば、「バンド+ダンスグループ」の合体は耳目を奪う驚愕のパフォーマンスへと昇華されていた。しかも、今回はYOSHIKIピアノ演奏の「スペシャル映像」とXYの「生パフォーマンス」を融合させた画期的な試みで新曲を届けてくれた。常に予想を裏切り、斜め上を行くアイデアで話題を振りまくXY。彼らのベールに包まれた才能が、より一層露わになったライブであった。

ステージに総勢13人が並ぶと、この編成では初になる「Crazy Love」がスタート。Jayのボーカルは日進月歩と言える成長を刻みつけ、柔らかな広がりを備えた声色はさらなる強烈な光を放出。そこにYOSHIKIによるピアノ演奏が折り重なり、言葉を失うほど美しいケミストリーが生まれていた。それから大地を揺さぶるデジタル音に移ると、メンバーのダンスも激しさを増し、楽曲の温度を高めていく。また、Gaiの気勢溢れるラップ、Mitchyの華やかなダンス、P→★の唯一無二ともいえるエキセントリックなダンスなど、個性際立つメンバーそれぞれの輝きがグループ全体のポテンシャルを押し上げていた。

そしてバンド・サウンドが加わると、楽曲の景観はガラッと変わり、新たな次元に突き抜けたような高揚感に包まれた。幼少期から英才教育を受けていたFURUTATSUはベースからバイオリンに持ち替えて、ここで初披露。確かなテクニックで Jayの歌に寄り添い、極上のハーモニーを奏でる。さらに kyoheyのパワフルなドラムはもちろん、KAIRIは派手なギターフレーズを差し込んだりと、「Crazy Love」という楽曲自体が新たな扉をバンバン開け、進化していく様にゾクゾクせずにはいられなかった。ダンスとバンド、ピアノとバイオリン、未知の掛け算によりサウンドは極彩色に生まれ変わった。XYの恐るべき成長スピードを目の当たりにして、今後の活躍に期待せずにはいられない。

なお、メンバーはこれからのデビューに向けて、英語の発音やトレーニングなど含め、現在準備中とのこと。YOSHIKI は今回の番組のために急遽バンドのアレンジを放送当日のギリギリまで行ったようで、「自信があるから、こんな凄いスケジュールの中でも頑張ってる」と、自信をのぞかせた。

パフォーマンス終了時には、ファンの反応を見ると「歌声、ダンス、演奏から全部に熱い魂や気持ちが伝わってきて、最高すぎる!」「誰推しにするか、迷うほど個々が際立ってるXYのパフォーマンスに釘付け」「YOSHIKIの遺伝子がXYにも受け継がれて、感動!」「THE LAST ROCKSTARSみたいに世界で通用するようなバンドとして、底知れぬ可能性が見えた」「同じステージがない、まるで X JAPANのようなドラマティックさがある」「Jayの歌声に鳥肌が止まらない」「ベースからバイオリンにチェンジした FURUTATSUのパフォーマンスに驚愕!」など、熱狂的な感想がたくさん寄せられ、Twitterのトレンド入りを果たす程に大反響であった。

番組終了後、バンドとして初披露を終えたばかりのメンバー3人のコメントを紹介。

「ダンスメンバーから来るエネルギーをひしひしと感じたし、それに負けないようにバンドメンバーのかっこ良さも見せられた」(FURUTATSU)

「『ガールズコレクション』などにバンドメンバーは出れなかったので、今回はぶちかませて良かったです」(KAIRI)

「XYというグループにはいろんな人の思いが詰まっている。バンド単体でもドカン!と前に出れるようになりたいです。」(kyohey)

グループもアメーバならば、楽曲もアメーバのごとく形を変える。それがXYのやり方と言えるだろう。既成の枠組みに収まらず、その枠組みをぶっ壊して、前に突き進んでいくパフォーマンスに魅了されっぱなしであった。

文:荒金良介

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