東日本大震災復興プロジェクト「心に花を咲かせよう合唱団」、仙台にて約3年ぶりにコンサートを開催
2011年の東日本大震災を受けて、音楽を通じて復興支援の力になりたいという想いを持つ都内の音大生を中心に、作曲家 上田真樹の呼び掛けで同年12月に「心に花を咲かせよう合唱団」が結成された。2012年からスタートした「心に花を咲かせよう〜心の復興コンサート」は以降、毎年開催されてきたが、新型コロナウイルス感染症拡大により現地でのコンサートは中止を余儀なくされ、動画コンサートや東京での活動が続いていたが、3年ぶりとなる「心に花を咲かせよう合唱団 心の復興コンサート in仙台」が、3月25日東北大学百周年記念会館 川内萩ホールにて開催となり、約300人もの観客が集まった。
10年間続いたこのプロジェクトの火を絶やさないために何かできることはないかと、昨年より「東北の子どもたちとともに詩をつくり、曲をうたおう!」ということをテーマに、シンガーソングライターの新沢としひこと仙台市立南材木町小学校南の星合唱団の子どもたち、岩手県立盛岡第一高等学校音楽部の生徒等とオンラインで集まり、ともに今の想いを語り合い、詩についてディスカッションを重ね、そうして作り上げていった新曲「翼になれ」を、上田真樹により合唱編曲としてアレンジを施し、本コンサートで初めて披露された。
新沢としひこは「小学生から年配の方まで、幅広い年代まで百何十人と方と一緒に歌いました。コロナ禍を経て、みんなとこんな風に歌いたいという思いを込めて新曲『翼になれ』を作り上げました」と語った。本コンサートでも披露された楽曲は、発売当時ラジオや雑誌で取り上げられ話題となったアルバムに収録されている。
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