春ねむり、ジャガー・ジョーンズとの共作シングル「ANGRY ANGRY」4/14配信リリース決定 新ビジュアル&ミュージックビデオティザー映像公開
春ねむりが新曲「ANGRY ANGRY」を4月14日に配信リリースする。今回のアナウンスに合わせて新しいアーティスト写真、ジャケット写真も公開された。
本作はオーストラリアのミュージシャン、ジャガー・ジョーンズとの共作となる。2人は2022年10月に行われた春ねむりの北米ツアーで共演し、そのままロサンゼルスにて今作の制作を開始した。
“家父長制に支配された社会に抑圧されているすべての人間のためにつくられた” という「ANGRY ANGRY」は、今年3月に出演した世界最大規模のフェス「SXSW」で一足早くパフォーマンスされ、世界中から集まったオーディエンスと著名なメディア関係者から称賛された。
そしてYouTubeでは4月14日のリリースに先駆けてミュージックビデオのティザー映像が公開。映像は二人が出会ったロサンゼルスで撮影が行われた。怒りと悲しみを内包した二人の表情からは、社会へ対する切実な願いが伝わってくる。
また、ティザーの公開と同時にミュージックビデオ本編のYouTubeプレミア公開も日本時間4月15日14:00に決定した。
春ねむりコメント
あらゆる人が、性別や人種、肉体や精神の状態に関わらず、差別や抑圧、暴力を受けずに生きていくことができる場所に、この世界がなってほしい。
そのために、いま現在この社会にある差別や暴力を可視化し、それを温存している社会の体制を打破していかなければならない。
女性というジェンダーに対する差別は未だ根強くこの世に蔓延り、彼女たちを狙ったヘイトクライムや性暴力が頻発している。
イエというものを家長たる父や長男が支配し、妻や娘はそれに従属するものである、とする仕組みが、この社会の構造を形づくる上でも適用されていて、
それが女性たちや少女たちをモノのようにまなざしたり、彼女たちに対する憎悪や嫌悪を醸成する土壌をつくりあげている。
間違いなくそれが、わたしたちを抑圧している原因そのものである。だからわたしたちは、この怒りや悲しみ、痛みのすべてを以て、社会へ変化を求めている。
ジャガー・ジョーンズ コメント(日本語訳)
春と私は常に女性と脆弱な立場に置かれた人々の平等と安全のために、私たちの音楽を通して大きな声をあげてきました。
私たちが集まって曲を書いたとき、私たちは安全であるべき公共の場で起きている女性の殺人と残虐行為について悲しみました。
怒りと悲しみを表現する曲を書きたかっただけでなく、沈黙させられた声を歌で増幅したかったのです。
ANGRY ANGRYは、社会(Society)と家父長制(Patriarchy)によって抑圧されている人々が、憎しみと暴力によって不必要に失われた命を思い出し、音楽の力で安全と変化を要求するための歌です。