ビル・エヴァンス、65-69年にデンマーク各地を訪れた際の貴重な発掘ライヴ音源を発売
ジャズ・ピアニストとして今なお世界中で絶大な人気を誇るビル・エヴァンス(1929-1980)のお宝音源「ビル・エヴァンス/トレジャーズ~ソロ、トリオ&オーケストラ・フロム・デンマーク」が4月22日に発売される。
発売されるのは、エヴァンスが1965-69年にデンマーク各地を訪れた際に、ソロ、トリオ、そしてオーケストラと競演したライヴを収録した発掘音源。数曲を除き、ほとんどの収録曲がいままで一度も世に出たことがない初出音源である。
CD1の前半には、ビル・エヴァンスが好んで演奏したお馴染みのナンバーを多数収録。1961年にヴィレッジ・ヴァンガードで演奏した「ワルツ・フォー・デビイ」の再演や、地元のベーシスト、若き日のニールス・ペデルセンとの共演も注目。CD1の後半には、ビル・エヴァンスのトリオがデンマーク・ラジオ・ビッグ・バンドと競演した貴重な音源を収録。映画音楽のような重厚なオーケストラのイントロから始まり、途中からエヴァンスのピアノが絡む「ワルツ・フォー・デビイ」は最大の聴きどころとなっている。この「ワルツ・フォー・デビイ」はRepriseという形で今度はトリオの演奏を前面にバックにオーケストラが絡むという別アレンジ、別構成で収録されている。
CD2には1965年11月にコペンハーゲンに訪れた際のピアノ・ソロが6曲収められている。ジム・ホールとのデュオで有名な「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」のソロ演奏を聴くことができる。この曲のエヴァンスによるピアノ・ソロ演奏は初登場となる。また、トリオによる「枯葉」「星影のステラ」等の有名曲を聴くことができる。
豊富なカラー写真入りのブックレットには、未公開写真を収録。著名な作家でもあるジャーナリスト、エヴァンスの研究者マーク・マイヤーズによる洞察に満ちた充実の文章も掲載。また、ビル・エヴァンスにゆかりのある人物のインタビューなども収録されている。
日本仕様CDにはオリジナルブックレットを完全翻訳した32頁の日本語ブックレットが付属。素晴らしい状態で保管されていた放送音源マスターテープから伝説のマスタリング・エンジニア、バーニー・グランドマンがマスタリング。高音質な録音(オリジナルのMONO録音音源を24bit / ステレオでリマスタリング)にも注目だ。
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