坂本龍一、オフィシャル楽譜サイトに「Tong Poo」と最新アルバム「12」から「20220302 – sarabande」が登場
坂本龍一のオフィシャル楽譜サイト「Ryuichi Sakamoto Official score store」に、本日新た「Tong Poo」と、最新アルバム「12」から「20220302 – sarabande」のピアノ楽譜が登場した。
「Tong Poo」は、1978年にリリースされたYMOの1stアルバム「イエロー・マジック・オーケストラ」に収録。往年のファンの中でも人気の高いこの楽曲は、2022年12月に世界にむけて配信された「Ryuichi Sakamoto:Playing the Piano 2022」でスローテンポのピアノ・ソロバージョンが初披露され、大反響を呼んだ。配信終了後はスコア化のリクエストを多数あり、要望に応え、坂本龍一がピアノ譜を用意した。
「20220302 – sarabande」は、1月17日発売した、坂本龍一最後のオリジナル・アルバム「12」に収録。「12」は坂本が闘病中に日記を書くように制作した音楽のスケッチの中から、12曲を選び1枚のアルバムにまとめた作品集で、各曲のタイトルは曲を制作した日付になっている。サラバンドはバロック時代の組曲に組み入れられた舞曲の一つで、スペインの舞曲。「三拍子のゆっくり優雅な踊りを想像してほしい」と、この楽曲だけは坂本が日付の後ろに「sarabande」と付記している。ピアノ譜としてはこれが初登場となる。
このオフィシャル楽譜サイトでは、生前に坂本龍一が推敲を重ね仕上げたオリジナルの最新版楽譜が、PDFのデジタルデータとプリント・オン・デマンドの2種類で販売している。
なお、プリント・オン・デマンド版は、注文ごとに蛇腹印刷で丁寧に仕上げ、長嶋りかこデザインのスコアケースに入れて届けられる。